いつもの取材企画ではなかなかない、お酒を酌み交わしながらでこそ出てくる本音トークが見所の連載「居酒屋INC」。今回集まったのは、他県から仙台へと移り住んだ5名。職業も年齢も異なるけれど、「仙台への移住経験者」という共通点のあるこの5名。移住を決意した瞬間は? 首都圏と仙台の違いは? などなど、あらゆる視点からみた様々な答えが集まりました。

写真上段左から、よしえさん、鮫島さん、菅原さん、福井さん、下段左からShukoさん

 

鮫島さん:東京都出身、2019年7月に仙台へ移住。東京の制作会社に勤務した後、独立。現在はウェブデザインの会社を経営する傍ら、地域ブログ『クラシバ』を運営。

よしえさん:仙台市出身、東京では教育業界に従事。2019年に夫の鮫島さんと一緒に移住。現在は鮫島さんが経営する会社の社員として勤務する一方、アーティスト「Yoshie Moriuchi」としても活動する。

菅家さん:福島県出身。高校卒業後に仙台市へ、その後上京しウェブ制作会社にて勤務。2019年3月にUターン移住。

福井さん:仙台市出身。大学進学時に上京し、卒業後にUターン就職で住友商事東北株式会社(仙台市)へ。現在は株式会社未来企画代表取締役として高齢者向け施設「アンダンチ」を運営。

Shukoさん:仙台市出身、大学卒業後に上京し就職。2018年春頃、結婚を機に移住。現在はウェブ系のフリーランスとして活躍。

 

昨今の事情を鑑み、今回は居酒屋INC初のオンライントーク!それぞれの自宅でおいしいお酒を楽しんでいただきつつ、仙台への移住についてあれこれと語り合います。

 

移住しようと思ったきっかけは?

――仙台への移住を意識したきっかけは?

鮫島さん:東京に住んでいる時から犬を飼っていて、もう少し広い所に住みたいと常々考えていたんです。そんな時に妻が妊娠しまして。子育てのしやすさを考えて、妻の実家がある仙台に移住してきました。

菅家さん:僕も子育てがきっかけですね。妻も宮城県出身なので、ゆくゆくは戻りたいねという話をしていて。タイミングとして、子どもが小学校に入る前にはと考えていました。結果的に移住に踏み切ったのが2019年の3月だったというだけで、準備はずいぶん前からしていたんです。

 

――菅家さん夫妻はどちらも宮城県出身だったのですね。Shukoさんはいかがですか?

Shukoさん:うちもそうです。夫はずっと宮城に住んでいたので、私が東京から戻ってきたという感じですね。

移住後の住まいはどうする?情報収集や決め手について

――移住後の住居の決め手は?

よしえさんと鮫島さん


鮫島さん
:フリーランスなので自宅が職場になりますから、書斎が持てることを最優先にしました。あとは犬を飼っているので、庭付きのマンションがあればいいなと。

よしえさん:結果的に、東京に住んでいた時と同じ家賃で部屋の広さは3倍の物件に出会えたので、東京と比較すると良い条件の家が多いと思います。ただ、思ったよりペット可の賃貸物件が少なくて、探すのに苦労しました。

 

――どうやって見つけたのでしょう。

よしえさん:不動産屋さんが親身になって相談に乗ってくれて。結果的に、そこのおすすめで決めました。

鮫島さん:ネットやSNSも見ましたが、あまりめぼしい情報は見つけられなかったですね。連休を使って仙台に来て、不動産屋のアドバイスを聞きながら実際に物件を見て回って決めました。

 

――なるほど。他の方はどのような経緯で今のお住まいに?

菅家さん:ウチの場合は注文住宅を建てようと思っていて、仙台へのアクセスが良い名取市か多賀城市で探していました。
小学校が近いか、周りに住宅は多いか、ファミリー層が多く住んでいるかなども考えましたね。

Shukoさん:うちは名取です。私の実家と夫の実家の間にあって、仙台へのアクセスが良い場所。且つ複数路線使えるのが決め手になりました。

 

――福井さんは10年以上仙台にお住まいということですが、ずっと同じ場所に住んでいるんですか?

福井さん:いえ、元々は仙台駅の東口付近のマンションに住んでいました。結婚して2人目の子どもが生まれる時に家を建てました。
マンションの時は子どもの足音がうるさいと言われたこともあったので、そういう面でのストレスは軽くなりましたね。