東京からのテレワーク移住先を迷っているのであれば、秩父でええやんと思った。先日、秩父の移住相談員の方とお話していて、移住者が求めること、全部手に入りそうって思った。何度が秩父に行ったことがあるけど、いつも観光地として見ていた。移住先として秩父を見た時、気づかなかった、知らなかった良いところがたくさん出てきた。
 

いいなと思った3つの理由

秩父移住
出典:SPIRA

 
 
①東京からのアクセスの良さ

■電車
西武鉄道:西武秩父駅下車(池袋から特急で約80分)
秩父鉄道:和銅黒谷・大野原・秩父・御花畑・影森・浦山口・武州中川・武州日野・白久・三峰口 各最寄りの駅へ(熊谷から秩父まで約70分)

■自動車
関越自動車道:花園I.C.から国道140号を利用、秩父市内へ(花園ICから約35km)
関越自動車道:川越I.C.または鶴ヶ島I.C.から国道299号を利用、秩父市内へ
川越、入間から国道299号にて正丸トンネルを経て秩父市内へ(飯能から約40km)
山梨県側から国道140号雁坂トンネルを経て秩父市内へ

 
②移住者が多い

毎年100組以上は秩父市へ移住している。1エリアに移住者が固まっているとやっかいだけど、秩父市は広いのでいい感じに移住者が散らばっている。最近はテレワーク移住者が多く、中でもクリエイティブ関連の移住者が多いようだ。

 
③持続可能な地域
移住するならSDGsな意識高い系な町がいい。秩父市は持続可能な地域づくりをすすめる「環境立市」を推進中。低炭素社会・循環型社会・生物共生社会の構築など、具体的に活動している。豊かな自然や環境をしっかり未来につなげようとする町は素敵だ。

 

秩父市の基礎知識

人口:59,178人(2021年2月1日)
気候:内陸型気候。夏は過ごしやすい、冬は寒さが厳しい。
面積:577.8平方㎞(埼玉県で一番広い)

 
隣接する市町村:
埼玉県〜飯能市、比企郡ときがわ町、児玉郡神川町、秩父郡小鹿野町、皆野町、横瀬町、東秩父村
東京都〜西多摩郡奥多摩町
山梨県〜甲州市、山梨市、北都留郡丹波山村
長野県〜南佐久郡川上村
群馬県〜藤岡市、多野郡神流町、上野村

 
秩父周辺の観光レジャー:
三峯神社
秩父フルーツファーム
秩父神社
秩父温泉 満願の湯
長瀞岩畳
宝登山
和銅農園
長瀞川くだり
秩父ミューズパーク
ただかね農園
宝登山神社
宝登山ロープウェイ
けや木いちご園
道の駅 ちちぶ
内田農園
まるとみ農園(丸富農園)
いちごハウスAYA
聖神社
上の原農園 etc.

秩父市の3つの魅力

秩父市

①特性異なる4つのエリアを楽しめる
市街地エリア〜盆地の中央部。東京へのアクセスが良い。買い物や暮らし面の利便性がすこぶる高いエリア。
吉田エリア〜龍勢祭りが有名。春はいちご狩り、夏は蛍、秋はワイン、一年中自然の恵みを楽しめる。
大滝エリア〜非常に広いエリアでほぼ山林。パワースポットで有名な三峯神社がある。
荒川エリア〜春のしだれ桜と、春・秋のそばの花が有名。秩父の大自然を楽しめるエリア。

 
②地域や移住者とのつながり
筆者も秩父ファンクラブに入会しているが、移住者や移住検討者を大切にする街だと感じる。移住者の会も定期的に開催されているようで心強い。移住者の会と聞くと、定年移住された方ばかりの地域もあるが、秩父の場合は30代〜40代の方が多いということなので、その点も嬉しい。

 
③withコロナでより発展
秩父方面の観光客は、新型コロナ前の2020年まで5年連続で900万人台を超えていた。アニメの聖地、わらじカツなどのB級グルメ、パワースポットの三峯神社など、官民連携のPRも上手い。近場の旅行地としては最適な観光地。インバウンドに頼らずともこれからも発展すると思う。

 

秩父市をもっと知ろう!

秩父市

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■秩父市オンライン移住相談
1回あたり30分〜1時間程度で移住相談が可能。
開催場所:オンライン開催。WEB会議システム「Zoom」を使用します
参加費:無料(通信費は各自負担)
申込方法:相談希望日の3日前までに申込み

秩父市オンライン移住相談の詳細

 
■秩父ファンクラブ
仲間と一緒に楽しみながら絆を深め、新しい秩父コミュニティーを一緒に創っていきましょう!というコンセプトで始動。ファンクラブでは秩父の地域性を活かした体験型イベントや個々でも楽しめるようなプロジェクトを企画。
会員は専用のコミュニケーションツール『Slack』を利用してコミュニケーション。秩父が大好きな方、秩父への移住や多拠点居住を考えている方などが参加。

 

秩父市の嬉しい移住者支援

秩父移住者支援

■無料のお試し居住
秩父市内での生活を実際に体験してみたい、滞在しながら移住に必要な住まいや仕事の情報を収集したいという方向けに「お試し居住住宅」が用意されている。

名称:秩父杉の家「絆」
所在地:秩父市野坂町2-12-30
利用対象者:条件あり
利用料:無料(飲食費は利用者負担)
利用期間:1回あたり3〜7日(NG期間あり)
利用人数:1回あたり2~4人
備品等:電子レンジ/調理器具/炊飯器/食器類/冷蔵庫/寝具/掃除機/ドライヤー/自転車/無料Wi-Fi
※洗濯機なし、最寄りにコインランドリーあり
持参物:タオル、歯磨きセット、寝間着、洗顔料その他必要な消耗品

 
■軽自動車購入費助成金
助成金額:消費税を除く車両本体購入費(車両本体価格からの値引きがある場合は値引き後の額)の1/2に相当する額(千円未満は切捨て)とし、30万円を限度に支給。
対象者:年齢、購入前後条件、移住条件などあり。

 
■空き家リフォーム等工事費助成金
助成金額:対象外経費(土地購入・造成費、広告・看板設置費、機械購入費等)および消費税を除いたリフォーム工事費の1/2に相当する額(千円未満は切捨て)。ただし、50万円(世帯主またはその配偶者が40歳未満の場合は60万円)に18歳未満の同一世帯員1人につき10万円を加算した額が限度。
対象者:空き家バンク登録物件ほか諸条件あり

詳細については⇒秩父市の支援制度を確認

 

筆者の地方移住の進捗

会社がリモートワークを推進していることもあり、移住へのハードルはかなり下がった。とは言え、大学までは都内で学びたいという娘の要望があるため、完全移住は少し先になりそう。なので第一ステップとして週末移住あるいは週中移住を検討中。家族としては、私が単身移住することで、ひと部屋自由に使えることになるし、思春期まっさかりの娘にとってパパ不在は願ったり叶ったりらしい(笑)

サラリーマンをしながらレンタルスペース事業を地方でやってみようかと、最近思っています。地方でお役立ちできる事業が作れたら本望。なので色んな人にお話を聞くようにしています。地方移住&起業で人生を楽しくしていきます。今のところの移住候補地は以下の通りです。都内からアクセスの良いところを探しています。

・山梨県(都留市、大月市、上野原市) ・神奈川県小田原市
・茨城県(結城市、土浦市)など

【著者】旅行会社にて地域交流事業に従事。1972年生まれ大阪市出身。関西大学経済学部経済学科卒業。エネルギーを軸とした地域財源作り、地域プロモーション、人材育成、地域ブランディングなど、様々な「地域☓ビジネスソリューション」を経験。全国の名旅館・ホテルを300施設以上を訪問し地域の課題解決に取り組んでいる。この先1〜2年で地方移住を検討中、地方移住ブログにて移住先の下見情報や補助金情報などを公開中⇒「地方移住してテレワークで働けば、人生めちゃ楽しいやん!と思う。」にて公開中。Twitterはフォロワー数3000人。