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この記事では、6月14日から6月20日の間に配信された内容を元に、トピックを振り返っていきます。

愛媛県への移住者が過去最多に。2000人超

— 今年はあまり梅雨らしさを感じないまま夏になるのかなと思ったら、遅い梅雨入りが発表されました。

今年は早いと言われていたのに、晴天が続いていて、ここに来て梅雨らしくなってきましたね。夏が好きなので、早く明けてほしいですね。

今週はこのニュースから触れたいと思います。

ニュース記事: 愛媛への移住者2000人超 過去最多に

地方移住人気ランキングでも人気の愛媛県への2020年度の移住者数が2000人を超え、過去最高の2460人という結果だったようです。

若者に人気の移住先である西条市が引っ張っているのかと思い市町村別を見てみると、松山市が最も多く726人、次いで今治市が685人、西条市が240人という結果になっているようですね。

— なにか傾向があったりするのでしょうか。

きちんと調べてみなければいけないですが、これらの地域は本州へのアクセスが比較的近いというのはポイントなのかなと思いました。先週触れましたが、ある程度都市圏へのアクセスが良好というのが、外せない条件になっているのではと思いますね。

いずれにしても、2000人というのはすごい数字です。地方移住促進に対して、オンラインイベントや、ウェブページをはじめ、いろいろな取り組みをされているので、それらが効いているのだと思います。今後、愛媛県を成功事例として、他地域でもより活発な活動が行われるのではないでしょうか。

田舎暮らしで理想の暮らしを実現

— 続いてはこちらです。移住クリップでも人気のジャンルである移住者インタビューですね。

ニュース記事: <空き家で始める田舎暮らし>(上)楽園/通勤と無縁 自宅で温泉

やはり実際に移住をされた方の声は貴重ですね。必ずしも全員が同じような暮らしを実現できたりするわけではないですが、地方移住でどのような暮らしが実現する可能性があるのかということを知るのは、大きく参考になることだと思います。

— イメージしているだけではわからないですよね。よりリアルな話が聞けたりすると良さそうです。

よくあるのが、実際に暮らすと虫がたくさん出るといか、田舎にいけば行くほど、想像してなかったことというのが起こる気がしますね。だからこそ、先週触れたお試し移住なども有効ですし、実際に移住された方にお話を聞くのも効果的です。

地方移住への関心の高まりに合わせて、このようなインタビューや、取材した記事なども増えているので、気になるものはサラッとでも目を通して、自分の中のイメージのストックを増やしておくのが良いと思います。

— なるほど、イメージのストックを増やすって良いですね。この人はこう言っていたな、あの人はこういうことを実践したんだなという感じですね。

そうです。地方移住は誰しもが経験していないし、多くの方が初めての試みになると思います。だからこそ、想像だけに頼るのも危ないし、かといって、全ての課題が事前にわかって解決できるわけではないので、いろいろな事例から、対応できる力をつけておくのが良いと思うんですよ。

子どもの教育のための移住

— 最後にこちらの記事です。子どもの教育のために移住という話題で、子どもひとりひとりに合った教育環境を実現するために地方移住という事例があるということを教えてくれます。

ニュース記事: 子どもの教育のために地方移住 「普通の小学校にはない」親たちが感じた魅力

子育てをより良い環境でおこないたいということで地方移住を検討する方はいましたが、ここにきてその流れが加速しているともいえそうです。

親がリモートワークになり、地方移住を考えたときに、どこに移住するかを考えた際に、子どもためという軸が考えやすくなったというのがあるのではないかと思いますね。

— なるほど。いろいろな判断軸で地方移住を考えやすくなったということですか。

そうですね。そういう意味でも、従来と同じような地方移住促進ではなく、それぞれのニーズにあった、複合的な見せ方をするなど、地方移住促進のあり方も変化が必要に思いますね。

コロナ禍で地方移住検討層が増加したことで、これまで可視化されていなかったニーズというのがわかるようになってきたので、そこに対してどれだけ早くアプローチできるかが受け入れる側のポイントだと思いますし、移住したい側は、自分たちが理想とするのはどのような地方移住のかたちなのかを具体的にして検討していくのが良いと思います。