塩尻市では、塩尻市関係人口創出事業(委託先:NPO法人MEGURU)として、市内で地域課題に向き合う課題当事者(テーマオーナー)と地域外のプロフェッショナル人材が協働で持続的な地域課題解決に取り組んでいます。この度、課題解決に取り組む4つのテーマにおいて、課題解決に伴走する「副業人材」の募集を開始いたしました。

塩尻市は、関係人口以前から都市圏の人材との協働を実現

 塩尻市では、まだ「関係人口」という言葉が一般的に知られるようになる以前から、都市部で働く優秀な人材と協働で地域課題を解決する試みを開始、試行錯誤を重ねながら実証を行ってきました。それらの取組みが、現在の塩尻市ならではの関係人口創出事業に結び付いています。

<2016年「MICHIKARA 地方創生協働リーダーシッププログラム」>

 MICHIKARAは、市が実際に抱えている地域課題を、首都圏の民間企業の若手人材と協働で解決する官民協働プログラムを全国に先駆けて開始。このプロジェクトを通じて、多様な人材が官民・市内外の垣根を超えて協働・共創するノウハウが蓄積されたとともに、今までに無い画期的な取り組みの実証実験の場として他の自治体にも広く認知されるようになりました。

<2019年 地域外のプロフェッショナル人材と塩尻市のシビックイノベーターが協働で地域の課題解決に取り組む『iXハイクラス副業』を実施>

 パーソルキャリア株式会社(東京都千代田区)と提携し、地域外のプロフェッショナル人材と塩尻市のシビックイノベーター(事業課題やアイデアを持ち寄り、自ら未来をつくろうとする人たち)が協働で地域の課題解決に取り組む『iXハイクラス副業』を実施しました。3ヶ月間・副業限定・フルリモート(稼働月4日以内で50,000~100,000円の報酬)でマーケティングと人事のスペシャリストである特任CMOと特任CHROの2名のポジションを募集したところ、首都圏を中心に103名の応募があり、大きな反響を呼びました。

<2020年 「MEGURUプロジェクト」発足。オンラインサロン「塩尻CxO Lab」を立ち上げ、関係人口のプラットフォームを構築>

 2020年には、課題感を持つ当事者(市民)とプロフェッショナル人材がともに課題を顕在化する「仕様書」を作成し、顕在化された課題を副業人材との共創で解決していくという、これまでのプロジェクトを通じて培ってきた独自のノウハウを用いた取組みを「MEGURUプロジェクト」として構築しました。この取組みは、総務省の「関係人口創出・拡大モデル事業」で全国25の採択団体の一つに選ばれました。
 さらに、オンラインサロン「塩尻CxOLab」を立ち上げ、塩尻に関わりたい人たちと継続的につながるプラットフォームづくりにも取り組んでいます。
塩尻CxO Lab:https://shiojiricxolab.onexxxx.com/

 2021年度には「関係人口」の創出を市の中期戦略の重点項目に位置づけ、『2023年までに副業等により課題解決事業に関わった関係人口数45人』(現在までの実績値 9人/年)というKPIを設定。市外のターゲット層に対してのプロモーション、及び、地域とのコーディネートを担う関係人口創出コーディネーターを地域おこし協力隊として新たに採用し、市の政策として本腰を入れて関係人口創出事業に取り組むこととなりました。

募集テーマ

下記4つのテーマで募集します。募集詳細は各テーマの仕様書をご覧ください。仕様書には、課題当事者(テーマオーナー)の想いや目指したい未来、今回のプロジェクトに期待することが詳細に記載されています。

(1)持続可能なアーティストインレジデンス事業の構築

アーティストが地域に滞在しながら制作活動やリサーチ活動を行うアーティストインレジデンスによって生まれるアートには、地域の人にとっては当たり前となっている日常や光景に気づきや変化をもたらす可能性があります。

その気づきや変化こそ、これまで塩尻の歴史の中で重ねられてきた小さなイノベーションが起きた当時に、人々が受けた感覚に近いものがあるのではないでしょうか。塩尻アーティストインレジデンスは、、塩尻をそうした感覚が頻発したり、共有できる地域にするために、アーティストインレジデンスを続けていきたいと考えています。

募集職種:アートディレクター(企画運営・インタビュー等)
仕様書:https://drive.google.com/file/d/1aSvV8cnRp7ZQHtzXdJ8xgZCHNoyOehsG/view?usp=sharing
募集者:岩佐 岳仙(塩尻アーティストインレジデンス実行委員会)

(2) 木曽平沢の日々別荘を中心とした滞在型コンテンツ開発

テーマオーナー自身が木曽平沢で1年過ごしてみて、木曽平沢はここで営まれている日々の暮らしにとても価値があるのではないかと思っています。東日本大震災が起きたことや新型コロナウイルスの蔓延を受けて、人々の暮らし方や働き方における価値観は大きく変わりつつあると思います。

そういった方が自身の理想とする暮らし方を見つけるひとつの手段となり、この場所が暮らしを見つめ直す場所であったり、おばあちゃんの家のような定期的に帰って来れる場所となればと考えています。おだやかな日々の中で漆器のことや地方で暮らすこと、空き家問題やコミュニティの策構築などに徐々に関心が移っていき、この地が好きだから何かできることはないか。そう考え行動する人が増えたら、そんな未来を想像しています。

募集職種:コンテンツ企画/マーケティング・広告宣伝
仕様書:https://drive.google.com/file/d/1QJswR-TSjYELWgk6YlV38lV4-Hna8JOy/view?usp=sharing
募集者:近藤 沙紀(日々別荘 家守・しおじり街元気カンパニー)

(3)塩尻市観光センター売店 リバイバルプロジェクト

本プロジェクトは、観光協会の売店をリバイバルするという全く新しい取組であり、多くの方に塩尻のモノ・コトを発信し、その中枢基幹として新たな売店像を実現していくものです。大枠のコンセプトはあるが、塩尻のポテン

シャルをフルに発揮するためには、まだまだブラッシュアップが必要であると考えており、参加いただくにあたり、店舗運営の観点も踏まえ、単なる売店ではなく地域の発展を共に目指し、共に議論し、共に考えて伴走いただきたいと思います。

募集職種:観光客と地元の方が共存できる観光センター売店の運営アドバイザー
仕様書:https://drive.google.com/file/d/1f_fZ5QGuPIPRs0dd1LfmMo_UJP-ov2cQ/view?usp=sharing
募集者:一般社団法人塩尻市観光協会

(4)ごちゃ混ぜ感満載の塩尻の「いま」を可視化!ファンベースな関係人口創出プロジェクト

テーマオーナーも、新たなチャレンジを求めて数カ月前に都市部から塩尻に移り住んできた人間です。実際に暮らしてみて発見した塩尻の魅力は、豊かな自然、美味しい野菜や果物、ワインや漆器などの特産品に加えて、そこに住む”人”の多様さ、面白さです。塩尻には地域や社会の課題解決に情熱を持ったメンバーが集まり、互いに刺激し合える場があり、そこから様々な取組みが生まれています。塩尻に興味をもってくれた人が課題解決を通じて地域に深く関わる関係人口となり、一過性の関わりではなく継続的な関係を維持し、さらにその関係人口を通じて新たな関わりが生まれていく好循環が実現する仕組みをつくっていきたいと考えています。

募集職種:Webメディアプロデューサー/ファンベース構築プランナーク
仕様書:https://drive.google.com/file/d/1s2JFT_gefdjJJuOIB_iYtZ-V4WPUshDa/view?usp=sharing
募集者:上田 直子(塩尻市地域おこし協力隊)

募集要項

1.募集期間
  令和3年9月20日(月)まで
2.募集条件
 (1)雇用形態 業務委託(3ヶ月間~)
 (2)報酬   月給30,000円〜50,000円
    ※詳細はミッションの内容と関われる頻度や経験を考慮し、相談の上決定
 (3)勤務地  基本的にはリモートワークでの勤務を想定
    ※業務により直接現地へ足へ運んでいただく可能性もございます。
3.申し込み方法
 下記日本仕事百貨の募集ページからお申し込みください。
 URL:https://shigoto100.com/2021/09/meguru.html

令和2年度は県内で唯一、総務省「関係人口創出・拡大事業」のモデル事業に採択

「関係人口」とは、移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わるひととされ、こうした地域外の人材が地域づくりの担い手となることが期待されています。

総務省では「関係人口創出・拡大事業」のモデル事業に採択された地方公共団体を「モデル団体」と呼び、「関係人口」の創出に向けた事業は、地域外の人材が地域と継続的に係る中で、協働事業や地域活性化に取り組む地方公共団体を支援するものであり、令和2年度は全国25団体が採択され、県内では唯一本市が採択されました。
※詳細は塩尻市ホームページをご覧ください。
https://www.city.shiojiri.lg.jp/soshiki/kikakuseisaku/kanminrenkeisuishin/kankei.html