徳島県の西部、四国のほぼ真ん中に位置する東みよし町。人口およそ1万3000人。
町の南北には隣県へと続く山々が連なり、高速道路を1時間も走れば高松市・高知市・松山市に着きます。
そして町の真ん中を流れる清流吉野川は、広く雄大です。

天然記念物に指定されている加茂の大クスは、町のシンボル。

東みよし町には、「移住」と聞くとだれもがイメージする「いなかの風景」があります。
山・川・畑・田んぼに囲まれ、ちょっぴり不便も楽しみながら、ゆったり暮らしたい人には最高の場所です。
一方で日本中の「地方」が課題としている、交通の便の悪さや欲しいものがすぐ手に入らない不自由さ、そして少子化問題ももちろんあります。

そこで今回は、東みよし町の魅力を、「いまあるもの」と「これから生まれるもの」というふたつの視点でお届けします。

まずは、これまでも、そしてこれからも東みよし町の大きな魅力である自然!
子育て世代はもちろん、アウトドアが大好きな人にはたまらないスポットがたくさんあります。

身近に山・川の大自然

バーベキューやデイキャンプをするために、山奥まで車を走らせるイメージを持っている人もいるかもしれません。
東みよし町では「今日は暑いな、ほなちょっと川行こか」と子どもたちとワンちゃんを連れて、車で10分走ればお気に入りの川辺へ到着します。

もちろんアウトドア初心者にぴったりのキャンプ場もあるのでご安心くださいね。

徳島自動車道・吉野川スマートインターチェンジに位置する「美濃田の淵キャンプ村」は、アクセス抜群の立地。地域の人たちの理解・協力のなか、ログハウス、バンガロー、BBQ棟、フリーキャンプサイトなど気軽に楽しめる環境が揃っています。

コロナ禍で外出制限もある都会では「特別」なことが、ここで暮らす私たちにとっては、「日常の一コマ」なのです。
食材においても同じ。
畑で育てた季節野菜を食べたり、近所の人からとれたての野菜をいただくことも日常茶飯事です。
東みよし町の人たちにとって、住んでいる土地でとれた旬の素材を食卓に並べるということは、むかしから、日々の暮らしのなかの「ふつう」のこと。

そんな東みよし町の「むかしからある風景」が、いま世界から注目を集めています。

古くから守られてきた伝統が「世界農業遺産」に認定

県西部の〝にし阿波″と呼ばれる地域(美馬市・三好市・つるぎ町・東みよし町)で、400年以上にわたって守られてきた急傾斜地農耕システムや暮らし、そして伝統行事が評価され、平成30年3月9日に「にし阿波の傾斜地農耕システム」として世界農業遺産に認定されました。
新しい仕組みや取り組みが日々生まれる現代社会。
そのなかで地方の人々が守ってきた昔ながらの暮らしの在り方が改めて見直されてきています。
東みよし町には、日本の原風景とも言える山村景観、食文化、伝統行事など「世界が守りたいもの」「国の魅力の代表といえるもの」があるのです。

移住を機に農業をはじめたい、畑づくりをしてみたい、と思っている方は、ぜひ東みよし町の立地や気候の魅力もチェックしてみてくださいね。

【参考サイト】徳島県広報誌「OUR徳島バックナンバー平成30年9月号」より
https://www.pref.tokushima.lg.jp/kenseijoho/koho/kohoshi/5008062/5021328/

伝統農業のほかにも、林業や下駄づくりをはじめとした伝統産業も東みよし町の魅力のひとつです。
今後、高齢化がすすむ担い手と事業承継してくれる移住者のマッチングへの取り組みにも、町と地域で力を入れていく計画がすすんでいます。

全国の地方で、後継者不足と同じくらい深刻なのが少子化問題。

移住を考えるお母さんたちにとって、「少子化問題」「教育環境における都市部との格差」などに不安もあるのではないでしょうか。

子どもたちの「未来を生きる力」をそだてる仕組み

若い世代のお母さんたちからは「幼稚園から小学校卒業まで一学年1クラス。ずっと同じメンバーで過ごしてますよ」と少子化をリアルに感じる声も聞こえてきます。

一方で、全国に先駆けて「総務省フューチャースクール推進事業」に取り組んだ事例もあります。

このコロナ禍において、学校教育でのICT化促進への動きは加速しましたね。
ところが、東みよし町のいくつかの小中学校では、2012年にはすでにPCやタブレットを使った授業が実施されていました。
いちはやくICT支援員を地域の学校に招き入れ、生徒たちの授業はもちろん、先生方の教育環境の改善に力を
入れたのです。
【参考サイト】https://www.sky-school-ict.net/class/front/front14.html

新しい学習環境や仕組みづくりも、少人数だからこそ導入しやすい。
つまずいている子どもがいても細かいサポートができるという利点は地方ならでは、と言えます。

また公的機関以外にも、暮らす人たちが積極的に子どもたちの教育に関わり、町全体で子どもたちの「生きる力」を伸ばそうという活動もあります。

美味しいスイーツも、おしゃれなカフェも、学びの場も、新しい働き方も、自分たちでつくろう!

「田舎だから流行りのスイーツは食べられないよね、と諦めないでほしい。もし習わせたい習い事がないなら、自分たちで作ってもいい」と話すのは、自身も結婚を機に高知から移り住んだ藤田梢さんです。
地域の子育て環境を良くしたい、子育てに関わるお母さんを輝かせたいという思いで起業しました。
最近では、ネットリテラシーを学ぶ親子講座の開催や、子どものための動画編集教室、ゲームを通して経営力や人間力を学ぶ「マネージメントゲーム研修」など、自然とアクティブラーニングができる学びの場を企画・開催しています。

子どもたちが輝くにはお母さんが輝いてないと!と藤田さん。地域のお母さんたちが自分らしく働ける場所をつくり、そこは周辺地域から人を呼ぶ話題のカフェになっています。

自分の力を伸ばしたい人、地域づくりに関わりたい人大募集!

東みよし町では、「地域の困った」を「自分たちのために、未来の子どもたちのために」と、自分たちの力で解決しようと常に動き続ける移住者の先輩に出会えます。
応援してくれる地元の人たちもたくさんいます。

だからこんな移住をしたい人には、東みよし町が向いていると思います。

「自分にしかできないなにか、自分だからできるなにかに出会える移住」
「新しいプロジェクトにイチから関わり地域の人たちに喜ばれる移住」
「自分らしい楽しみと暮らしのために、新しいチャレンジに挑む移住」

こんな方もぜひお待ちしています!

・人と出会うこと、話すことが好き
・人と人をつなげることが好き
・新しいことにチャレンジしてみたい
・「課題」は「チャンス」だと思っている
・「生きる力」をはぐくむ子育てがしたい
・今は十分なスキルがないが、「自分にできること」を探している
・四国で自然豊かな田舎暮らしがしたい

あなたはいくつ当てはまりますか??


問い合わせ〒771-2501 徳島県三好郡東みよし町昼間3673−1
東みよし町 三好庁舎 産業課
0883-79-5339

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