東京からのテレワーク移住を検討しているなら那須もおすすめ。衣食住+アクセス、二拠点移住、子育て移住、すべてがハイスペック。タレントの紗栄子さんも那須移住したということで、話題性も上がっています。本記事では栃木県の那須が移住先として選ばれる理由を整理していきます。
 

那須移住の基礎知識

那須町

八幡崎のつつじ


那須って?
栃木県北東部の那珂川上流のエリアを一般的に那須と言います。
那須郡域としては、那須町、那珂川町、大田原市、矢板市、那須塩原市、さくら市、那須烏山市。
 
 
那須エリアの気候
夏の山間部(塩原・板室)は涼しくて避暑地として最適な気候(高原型)、ただし夏の降水量は多く雷雨の注意も必要。冬の積雪は多くない。栃木県全体として言えることですが、自然災害は少なく、日照時間が長く過ごしやすい。
 
 
那須の主なレジャー施設は?
観光レジャー施設が300〜400施設ほどあります。映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地となった北温泉やアウトレット、おしゃれなレストランもたくさん。と言ってもコロナ前から観光客は、それ程多いわけでもなく、楽しみたいアクティビティを、ゆったりと楽しめます。

 
那須どうぶつ王国
那須サファリパーク
元湯 鹿の湯
アジアンオールドバザール
那須の森の空中アスレチック『NOZARU』
鹿の湯
ホテルエピナール那須
道の駅 那須高原 友愛の森
那須高原南ヶ丘牧場
殺生石
那須ステンドグラス美術館
那須テディベア・ミュージアム
那須ワールドモンキーパーク
CANDLEHOUSE ChouChou
ホテル サンバレー那須 アクア・ヴィーナス
那須高原
大野りんご園
小さな緑のインテリア 苔屋
マウントジーンズ那須
那須ガーデンアウトレット
NASU FARM VILLAGE(紗栄子さんが経営) etc.
 

那須が選ばれる理由〜東京からわずか70分

新幹線なすの
 
東京からのアクセス
●東北新幹線(なすの・やまびこ)を利用
東京→大宮→小山→宇都宮→那須塩原(約70分)
*那須湯本温泉までは、那須塩原駅からバスで約50分
 
(知っ得情報)
那須塩原市〜新幹線定期券購入補助事業(令和5年3月31日まで)
*最大で月1万円を補助
詳しくは⇒新幹線定期券購入補助ご案内チラシ(PDF)
 
●高速バスを利用
バスタ新宿→那須温泉(約3時間半)
 
●車を利用
仙台宮城IC→那須IC→那須温泉(約2時間半)
川口JCT→那須IC→那須温泉(約2時間)
 

那須が選ばれる理由〜移住支援金が最大100万円

移住支援金
 
移住支援金制度
東京23区に在住または通勤する方が、東京圏外へ移住し、起業や就業等を行う方に、都道府県・市町村が共同で交付金を支給する事業。
 
支援額:最大100万円(単身の場合は最大60万円)

対象者:移住直前の10年間で通算5年以上かつ直近1年以上、東京23区内に在住又は東京圏(条件不利地域を除く)から東京23区へ通勤していた物。

移住先:東京圏外又は東京圏のうち条件不利地域の市町村に移住。
1 地域の中小企業などへの就業
2 テレワークにより移住前の業務を継続
3 地域で社会的企業などを実施
 
詳しくは⇒地方創生移住支援事業の概要
 

那須が選ばれる理由〜子育てしやすい環境

子育て支援
 
栃木県は待機児童がゼロ(2021年4月時)とニュースになっていました。那須エリアでも、十分な認定こども園があるようなので子育ても安心。こども医療費助成制度も手厚いようです。
 
 
主な子育て支援
 
那須町
子育て短期支援事業(ショートステイ)
ファミリーサポートセンター利用料助成事業
ペアレント・プログラム
子育て支援センター
那須町ファミリーサポートセンター
わくわくキッズルーム
子育て相談支援
子育て支援ヘルパー派遣事業
赤ちゃんの駅 etc.
 
 
那須塩原市
子育て支援ごみ袋配布
子育て応援券事業
とちぎ笑顔つぎつぎカード
那須塩原市子ども・子育て会議
那須塩原市発達支援システム
那須塩原市ひとり親家庭等のためのサポート
那須塩原市メール配信サービス「ひとり親支援情報」
移動式赤ちゃんの駅
子ども食堂 etc.
 

那須が選ばれる理由〜ナスコンバレー始動

ナスコンバレー

出典:一般社団法人ナスコンバレー協議会HP


 
「リビングラボ」としてのナスコンバレー
シリコンバレーに人が集まるように、那須町を中心としたナスコンバレーにも未来を描く人が集まりつつある。21世紀型社会に求められるソリューション(エコシステム、サービス、製品)の共創・実証実験・社会実装の場。社会・社会人・市民を中心に、未来社会の現実解となるソリューションを共創していく国内最大規模のリビングラボ。
 
一般社団法人ナスコンバレー協議会
 

那須移住のまとめ

那須町

筆者撮影:那須町


那須には10回以上行っています。夏場は牧場近くだと、ぷーんと牛さんの臭いがするのですが、それも慣れれば問題ありません。冬場も山間部でなければ雪も少ないため東京と何ら変わりません。大自然あり、温泉あり、リゾート施設あり、スキー場ありと、田舎暮らしを楽しむ上では最高の環境が整っています。
 
 
那須移住に向いている人
・東京からのテレワーク移住を検討している人
・田舎で充実した子育てライフを送りたい人
・大自然でのアクティビティを楽しみたい人
・軽井沢的な雰囲気も少しは欲しいなと思う人 etc.
 
 
那須移住時の留意点ほか
・住みたい家を見つかるかがネック。ネット上の物件だと那須の不動産は破格値、物件数も多いように見える。ただ、別荘物件だったり、リフォームが必要だったり、インフラが整っていなかったりと。
・車は必須。路線バスはありますが、使い勝手が悪いです。何をするにも、どこに行くにも、車(冬場はスタッドレスタイヤ装着要)は必要です。
 
 
関連記事:東京での会社員生活を続けながら栃木県那須町に移住した岩下さんの、地域と人を元気にするあたらしい場所づくり
 

筆者の地方移住の進捗

会社がリモートワークを推進していることもあり、移住へのハードルはかなり下がった。とは言え、娘の教育環境のことなども考えると、完全移住は少し先になりそう。なので第一ステップとして週末移住あるいは週中移住の二拠点居住を検討中。思春期まっさかりの娘にとってパパ不在は願ったり叶ったりかも(笑)

サラリーマンをしながら地域活性化事業(空きスペース活用、シェアハウスetc.)をやってみようかと思っています。地方でお役立ちできる事業が作れたら本望。なので色んな人にお話を聞くようにしています。地方移住&起業で人生を楽しくしていきます。今のところの移住候補地は以下の通りです。都内からアクセスの良いところを探しています。

・山梨県(都留市、大月市、上野原市) ・神奈川県小田原市
・茨城県(結城市、土浦市)など
 
NATIV.mediaにて執筆中⇒移住先探しダイアリー
 

【著者】旅行会社にて地域交流事業に従事。1972年生まれ大阪市出身。関西大学経済学部経済学科卒業。エネルギーを軸とした地域財源作り、地域プロモーション、人材育成、地域ブランディングなど、様々な「地域☓ビジネスソリューション」を経験。全国の名旅館・ホテルを300施設以上を訪問し地域の課題解決に取り組んでいる。この先1〜2年で地方移住を検討中、地方移住ブログにて移住先の下見情報や補助金情報などを公開中⇒「地方移住してテレワークで働けば、人生めちゃ楽しいやん!と思う。」にて公開中。Twitterはフォロワー数3000人。