地方移住の下見はオンライン相談も合わせると50箇所を超えました(Twitter@c7local)。四国の徳島も地方移住先として興味津々です。今回は徳島移住者の声も聞きながら、徳島移住のメリットをお伝えします。
 

徳島県への移住3つのメリット

徳島移住
 
地方移住して自然に囲まれるは徳島も言わずもがな。鳴門海峡、眉山、祖谷渓など世界に誇れる自然資源は豊富。今回、お伝えしたいのは、もっと実用的なメリット、便利とかお得とかのメリットをお伝えします。
 

県下全域「光ファイバー」


 
光ファイバー
移住すると何気にネット回線でもたつきます。東京だと当たり前のインフラであっても、まだまだ地方に行くと脆弱な部分があります。その点、徳島県は情報ネットワーク先進国。県下全域に「光ファイバー」が普及していて、 CATV網の世帯普及率は、9年連続で全国で1位です(令和2年3月時点)
 
また、積極的な情報通信関連産業を誘致しています。恵まれた情報インフラを活用するため、 コールセンターをはじめ通信関連企業が徳島に拠点を構えています。令和3年には26社34事業所が徳島に進出しています。ブロードバンド環境が県内の隅々まで整備されているので、古民家等が首都圏企業のサテライトオフィスとしても活用されています。
 
参考:徳島県企業誘致ガイド
 

ガソリンは四国一安い

徳島移住
 
ガソリンが安い!
徳島県はガソリンが四国で一番安い(全国平均でも10位)です。地方移住すると、車は自転車以上に活躍する大切な移動手段。なのでガソリンは安いに越したことはありません。
 
順位 都道府県 価格(先週比) 全国平均との差
1 和歌山県 161.0 2.0 -6.6
2 愛知県 162.3 -1.4 -5.3
3 青森県 163.1 -0.5 -4.5
4 岩手県 163.2 -1.1 -4.4
5 千葉県 163.2 -0.5 -4.4
6 三重県 163.2 0.2 -4.4
7 岡山県 163.7 -0.9 -3.9
8 宮城県 164.2 -0.8 -3.4
9 茨城県 164.7 -0.1 -2.9
10 徳島県 164.7 -0.5 -2.9
11 奈良県 165.2 -0.9 -2.4
 
出典:gogo.gsホームページ(2022年2月12日時点)
 
 
激安スーパーも多い!
特売好きな県民性が激安スーパーを呼び込んでいます。総合スーパーも食品スーパーも多い。スーパー天国の徳島なら、生活コストも削減できそう。
 
激安スーパー
ザ・ビッグ4店舗
ディオ・ラ・ムー3店舗
プロマート3店舗
業務スーパー2店舗
A・プライス1店舗
 
 
総合スーパー(GMS)
イオンタウン2店舗
イオン1店舗
イズミ・ゆめタウン1店舗
メガドンキホーテ1店舗
 
 
食品スーパー
キョーエイ(徳島)29店舗
マルナカ27店舗
スーパーセブン18店舗
ハローズ9店舗
デイリーマート7店舗
 
 

移住支援

 
移住支援金制度は、2019年度から国の地方創生施策としてスタートしています。2019年からは、テレワークで東京で仕事を継続しながらも支給されることになっています。徳島県の場合も、条件を満たせばもちろん移住支援金が支給されます。加えて、各自治体が移住促進関連の支援を積極的に行っているのが注目すべき点です。
 
 
移住支援金:100万円(単身世帯は60万円)
東京23区の在住者・通勤者が徳島県で就職、または起業する場合、引越等にかかる費用として支給されます。
詳しくは⇒わくわく徳島ライフ案内PDF
 
 
自治体が移住定住促進・子育て・教育・住環境・起業支援など、移住者支援に積極的です。
各自治体の移住支援は⇒住んでみて徳島でHP
 

徳島県の基礎知識

徳島県移住
徳島県について
自然と海の国。日本最後の清流と言われる四万十川、室戸岬・足摺岬・龍河洞・四国カルストなど多くの自然資源に恵まれている。また野菜ハウスの栽培が盛んで、ピーマン・なす・トマトなどの促成栽培が有名。温暖多湿で気候的には暮らしやすいが、台風が来ることも多い。
 
 
面積:4,146.80km2
人口:709,786人(2022年1月)
隣接都道府県:香川県、愛媛県、高知県
 
 
徳島県出身の芸能人
アンジェラ・アキ、米津玄師、哀川翔、今井ゆうぞう、大杉漣、松本竜助、尾崎 将司 etc.
 
 

徳島県住みここち比較(鳴門市・徳島市・三好市)

三好市

三好市:第二吉野川橋梁


 
鳴門市 | なるとし
渦潮に代表される豊かで美しい自然に恵まれています。町は、人と自然にやさしい都市環境づくりを進めるとともに、活力と魅力、文化の薫りあふれるまちづくりを目指しています。移住希望の方のために、お試し滞在助成制度として、市への移住を目的に住居や仕事探しなどを行う際の滞在費を助成しています。
 
 
徳島市 | とくしまし
徳島市は、吉野川の三角州に発達した県庁所在地。水の魅力を生かすとともに、阿波おどりなどの伝統文化を大切に守り育てながら、しあわせを実感できる満足度の高い町の実現に取り組んでいます。ふるさと納税の特典は、阿波牛、鱧、すだちなど約150品のほか、夏期限定(6月受付)で「阿波おどり観覧券チケット」も選択できます。
 
 
三好市 | みよしし
名勝地の大歩危、桃源郷と称される祖谷の原風景、かずら橋をはじめ、豊かな自然や文化遺産の宝庫。近年はウォータースポーツが盛んで、ラフティング世界選手権、ウェイクボード世界選手権が開催されています。
 
 
幼稚園・保育園:鳴門市/徳島市/三好市
公立保育所数:2ヶ所/23ヶ所/6ヶ所
0歳児保育を実施している公立保育所:2ヶ所/14ヶ所/6ヶ所
公立保育所定員数:140人/1795人/350人
公立保育所在籍児童数:41人/1609人/230人
私立保育所数:11ヶ所/23ヶ所/2ヶ所
0歳児保育を実施している私立保育所:11ヶ所/23ヶ所/2ヶ所
私立保育所定員数:665人/1860人/140人
私立保育所在籍児童数:571人/1823人/150人
保育所入所待機児童数:0人/12人/0人
0歳児の認可保育所月額保育料:57,000円/56,000円/46,500円
認定こども園数:3園/23園/3園
預かり保育実施園数-公立:11園/20園/-
預かり保育実施園数率-公立:91.7%/100.0%/-
預かり保育実施園数-私立:1園/4園/-
預かり保育実施園数率-私立:100.0%/100.0%/-
長期休業期間中の預かり保育実施園数-公立:11園/20園/-
長期休業期間中の預かり保育実施園数率-公立:91.7%/100.0%/-
長期休業期間中の預かり保育実施園数-私立:1園/4園/-
長期休業期間中の預かり保育実施園数率-私立:100.0%/100.0%/-
 
 
小学校・中学校:鳴門市/徳島市/三好市
公立小学校1学級当たりの平均生徒:16.4人/22.6人/8.7人
公立中学校1学級当たりの平均生徒:16.4人/22.6人/8.7人
 
 
公共料金・インフラ:鳴門市/徳島市/三好市
ガス料金(22m3使用した場合の月額):-/四国ガス株式会社7131円/-
水道料金(口径20mmで20m3の月額):鳴門市2574円/徳島市2447円/三好市3740円・三好市(落合 簡易水道)550円
下水道料金(20m3を使用した場合の月額):鳴門市4158円/徳島市2089円/三好市未整備円
下水道普及率:10.9%/30.7%
 
 
医療:鳴門市/徳島市/三好市
一般病院総数:5ヶ所/40ヶ所/4ヶ所
一般診療所総数:51ヶ所/285ヶ所/27ヶ所
小児科医師数:18人/114人/3人
小児人口10000人当たり:31.37人/36.89人/15.12人
産婦人科医師数:5人/47人/1人
15〜49歳女性人口1万人当たり:5.04人/9.62人/3.15人
介護保険料基準額(月額):6500円/6680円/6200円
 
 
人口などの統計情報:鳴門市/徳島市/三好市
総面積:135.66km2/191.39km2/721.42km2
世帯数:23234世帯/115015世帯/11311世帯
人口総数:56237人/252093人/24770人
年少人口率(15歳未満):10.20%/12.26%/8.01%
生産年齢人口率(15〜64歳):55.02%/58.36%/46.89%
高齢人口率(65歳以上):34.78%/29.39%/45.10%
転入者数:1554人/7871人/494人
転入率(人口1000人当たり):27.63人/31.22人/19.94人
転出者数:1788人/8015人/793人
転出率(人口1000人当たり):31.79人/31.79人/32.01人
参考データ:goo住宅・不動産>暮らしデータ
 

徳島県の移住体験者インタビュー切り取り

徳島移住
先輩移住者が移住前も移住後も強い味方。先輩移住者の声に耳を傾けよう。

【徳島県徳島市│移住者インタビュー】古きよき日本が残っている場所
  
徳島は仕事でも遊びでも横のつながりがあるのが財産だと思います。自然と情報が入ってくるようになりますね。何かやりたいなとなった時に「それだったらあの人よね」という感じでどんどんつながっていく。この間いちご狩りに参加させていただいたと思います。(この取材の少し前に移住者交流会でいちご狩りが行われました。)あの翌日,学生がたくさん来る就活合同説明会があったのですが,そこで(いちご狩りで一緒になったやはり移住者の)藤重さんに会いました。近いですね。東京や埼玉で,たとえば山で会いましたといっても翌日や1週間以内に会う確率はとても低いですし,会ってもおそらくわかりません。徳島だとすぐに出会えます。

知っている人が近くにいるということはとても安心できます。他県で頻発しているような変な犯罪も徳島では聞かないです。最初,親が一切関与しないで小学生があんな長い距離を登校するということが信じられませんでした。『ひとりでよく歩かせるな』と思ったのですが,移住して2年ちょっと経った今では受け入れられています。徳島では可能なことなのですね。町がみんなで見守ってくれている感じがありますね。わたしの娘も学校へひとりで歩かせています。古き良き日本が残っている場所だと思います。

引用:住んでみんで徳島で>移住者インタビュー;岡本さん

 

【徳島県三好市│移住者インタビュー】移住検討者へのメッセージ
 
徳島県と一言で言っても、その中にはさまざまな個性を持った地域があります。三好市だけでも、新しいものが好きで地名に「マチ」や「サラダ」とつけてしまう池田、アイディア自慢で活発な大歩危、落ち着いた雰囲気の祖谷など、土地によって住んでいる人たちの気性や文化は千差万別です。まずは足を運んで自分に合った場所を見つけてほしいと思います。その中で三好市を気に入ってくれたら、いろいろな活動で一緒に毎日を楽しんでいくことができるでしょう。

引用:住んでみんで徳島で>移住者インタビュー;元木さん

 

【徳島県徳島市│移住者インタビュー】山の生活は向いていない
 
実は大阪から徳島へ戻ってきた当初は上勝町へ移住したんです。そこで薬草やハーブ類を栽培する仕事をしていました。変な言い方になりますけれど、徳島市はやっぱり都会なんですよ(笑)。移住を考えている方には分かって頂けると思うのですが、当時の私は「移住先は田舎であればあるほどいい」という風に考えていて…。

でも、約8ヶ月間、暮らしてみて分かったのは、今の自分は山奥で生活がしたいわけではないという事実でした。(笑)。それで徳島市にもどり、祖父母が住んでいた古民家を活用しながら活動していこうと思ったんです。

引用:住んでみんで徳島で>移住者インタビュー;河崎さん

 
 
【42道府県どこが良い?】その他のエリア↓



 

筆者の地方移住の進捗

会社がリモートワークを推進していることもあり、移住へのハードルはかなり下がった。とは言え、娘の教育環境のことなども考えると、完全移住は少し先になりそう。なので第一ステップとして週末移住あるいは週中移住の二拠点居住を検討中。思春期まっさかりの娘にとってパパ不在は願ったり叶ったりかも(笑)

サラリーマンをしながら地域活性化事業(空きスペース活用、シェアハウスetc.)をやってみようかと思っています。地方でお役立ちできる事業が作れたら本望。なので色んな人にお話を聞くようにしています。地方移住&起業で人生を楽しくしていきます。今のところの移住候補地は以下の通りです。都内からアクセスの良いところを探しています。

・山梨県(都留市、大月市、上野原市) ・神奈川県小田原市
・茨城県(結城市、土浦市)など

筆者公式ブログ⇒地方移住とテレワークで人生めちゃ楽しいやん!
NATIV.mediaにて執筆中⇒移住先探しダイアリー

【著者】旅行会社にて地域交流事業に従事。1972年生まれ大阪市出身。関西大学経済学部経済学科卒業。エネルギーを軸とした地域財源作り、地域プロモーション、人材育成、地域ブランディングなど、様々な「地域☓ビジネスソリューション」を経験。全国の名旅館・ホテルを300施設以上を訪問し地域の課題解決に取り組んでいる。この先1〜2年で地方移住を検討中、地方移住ブログにて移住先の下見情報や補助金情報などを公開中⇒「地方移住とテレワークで人生めちゃ楽しいやん!」にて公開中。Twitterはフォロワー数3000人。