• 地方移住の準備、何をしたらいいの?
  • お試し移住って何?
  • お試し移住の良いところって何?


これから移住相談を考えている方の疑問に答えます。  

✓この記事で分かること

  • お試し移住の制度
  • お試し移住を活用するメリット
  • お試し移住によって得られる効果

 

✓本記事を書いた人 こんにちは!

東京から淡路島へ移住した、地域ブロガーのこばだんなです。

現在は、地域おこし協力隊として古民家のリノベーションをしたり、過疎集落の地図インフラを構築したりしています。

また、地方移住や移住後の働き方を発信するメディアを運営しています。



地方移住は、移住して終わりではなく、移住先での暮らしはその後も続いていきます。

一番大切なことは、移住した後の生活が無理なく続けられ、より良い暮らしが実現できることですよね。

本記事では、地方移住をするなら使っておきたいお試し移住のメリットについて解説します。  

【本記事のポイント】 

  1. お試し移住とは、移住を検討している方向けに地方自治体が期間を定めて住まいを提供してくれるなど、移住を推進する取り組みの1つ
  2. お試し移住のメリットは「体験値として情報が得られる」「現地の人を紹介してもらえる」「地域の人に認知してもらえる」
  3. お試し移住を活用すれば、移住後も地域に馴染みやすくなるので、長期的にみてもメリットがある。

 

地方移住するならお試し移住を活用しよう!オススメする理由

これから地方移住を検討していく方は、お試し移住を活用しましょう。

お試し移住をすると、インターネット上からは得られない深い地域情報が手に入ります。

移住は短期的に見ればただの引っ越しですが、あなたやあなたの家族の暮らす場所、付き合う人間関係、働く場所など、それまでの暮らしが一変する方もいます。

移住した後、環境がガラリと変わればあなたの日常が変わります。

その積み重ねによって価値観やスタンスは変わり、その先の人生を変えると言っても過言ではないでしょう。



そんな大きな決断をする時には、判断材料となる確かな地域情報が必要です。

現在は自治体の発信する地域情報やSNSの発達によって、以前よりも地域の情報は集めやすい時代になってきました。



しかし、忘れてはならないのは、その情報は「発信者のフィルターを通して発信されている情報」ということです。

同じ環境や事象に直面しても、感じ方や受け取り方は人それぞれです。


インターネット上で知り得る情報を「あなたも同じように感じるか」は、実際に自分の感覚で確かめなければわかりません。

地方移住の場合は、これが暮らしに顕著に反映します。


現地に訪れて地域の状況を確認し「これなら移住できそうだ」という答え合わせを自分でしていく必要があります。

実際に地域で一定期間暮らすお試し移住は、自分の感覚との答え合わせをするために、もっとも効果的な手段です。


お試し移住とは?堅実な地方移住のための方法

お試し移住とは、地方移住を検討している方に向けて、一部の地方自治体が期間を定めて暮らせる住まいを提供するなど、移住を推進する取り組みの1つです。


お試し移住では、自治体によって異なりますが

  • 0円~月5万円程度の費用
  • 数日~数か月滞在可能

このような物件を、お試し移住住宅として用意してくれるところがあります。


自治体のホームページや移住推進業務を委託されている法人が運営しているWEBサイトから、詳細を確認することができます。

WEBサイトでは、内観の様子や費用など、利用するために必要な情報が掲載されています。

気になっている地域があれば、「○○(地域名)+お試し移住」と検索して調べてみましょう。

 

お試し移住のメリット

お試し移住のメリットは以下3つあります。

  1. 移住先の環境を体験できる
  2. 現地の人を紹介してもらえる
  3. 現地の人に移住希望者と認知してもらえる

 

お試し移住のメリット1.移住先の環境を体験できる

お試し移住では、実際に数日~数か月移住先の暮らしを体験できるので、その地域の環境(生活環境・気候・雰囲気)などを体験することができます。

これは実際に移住した後の暮らしをイメージするために、非常に効果的です。

例えば、冬の寒さや雪かきの大変さなど、見聞きしたことはあるが実際には体験したいことがないことはたくさんあります。

実際に雪かきの重労働さや厳寒期の寒さを体験することによって、移住後の持続可能な暮らしにつながるか、自分の肌感覚で判断できるようになります。

このように、地方移住を決断するために必要な「移住後の暮らしをイメージする情報」が、自身の体験として集められることが、お試し移住のメリットの1つです。

 

お試し移住のメリット2.現地の人を紹介してもらえる

自治体を通してお試し移住を活用すると、自治体担当者や関係者から、地域の人を紹介してもらえます。

すると、紹介してもらった人を通して、さらに深い地域情報が得られやすくなります。


わたしも移住先を検討している時には、自治体の担当者から先輩移住者を紹介してもらったり、わたしと同じ属性(子連れ移住、東京からの移住者、エンジニア出身)の方を紹介してもらったりしたので、非常に有益な情報を得ることができました。

特に、同じ子連れ移住の方の仕事や生活費、子育て支援状況などは、実際に移住した人でなければ分からないことですので、現地の人を紹介してもらえるメリットは思いのほか大きいものでした。

お試し移住のメリット3.現地の人に移住希望者と認知してもらえる

お試し移住制度を活用して地域に訪れると、あなたは「移住希望者」として現地の人に認知されます。

そうすると、自然と移住時に役立つ情報やご縁が集まってくる場合があります。

どういった移住希望者が訪れてきたのか、お試し移住の物件に入居しているのか、地域の人の関心は高いものです。

地域内の人的なネットワークは非常に早いため、

  • 「仕事を探している」
  • 「家を探している」

このようなことを話していると、仕事の募集の話を教えてくれたり、空き家情報を教えてくれたりします。

もちろん、移住を希望している方の人柄や信頼度によっては情報が下りて来ない場合もあります。
(当たり前ですがタイミングにもよります。)


インターネット越しに、一方的に情報を検索しているだけでは、地域側から情報はやってきません。

お試し移住を通じて現地の人に認知をされれば、情報が集まりやすい状況を作ることができます。

 

お試し移住を活用すると得られる効果

お試し移住を活用すると、移住前から地域と接点を持つことができます。

地域との接点が持てると、移住後に知り合いがいる状態になり、さらに人を紹介してもらったり、地域コミュニティに参加するきっかけをもらえたりします。

移住後にゼロから知り合いを作って人脈を広げていくのは、意外と難しいことも多いです。

移住時点で地域コミュニティへの参加のきっかけをつかんでおくことで、スムーズに地域に馴染むことができるでしょう。

 

【まとめ】お試し移住の3つのメリット

【本記事のポイント】 

  1. お試し移住とは、移住を検討している方向けに地方自治体が期間を定めて住まいを提供してくれるなど、移住を推進する取り組みの1つ
  2. お試し移住のメリットは「体験値として情報が得られる」「現地の人を紹介してもらえる」「地域の人に認知してもらえる」
  3. お試し移住を活用すれば、移住後も地域に馴染みやすくなるので、長期的にみてもメリットがある



最後までご覧いただきましてありがとうございました。 地方移住を検討されている方の参考になれば幸いです。  



 本記事のライターは、Nativ.mediaの地域ブロガーとしてチャンネルを開設しているこばだんな ( @iju_kobayashike ) です。  

地方移住や地域おこし協力隊、移住後の働き方について発信するメディア「移住後の働き方戦略室」を運営しています。 

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