【しまね女子ブログ】 平野 宗香vol.4

海だ!山だ!遊ぶしかない!Uターンして、その自然の中で思いっきり遊んでいる人たちと出会って気付いた“遊び場”が島根にはたくさんありました。

ウォーミングアップ ◆プロローグ
地元を離れる前は、当たり前すぎる環境。それよりも「何もない」が勝っていた田舎。Uターンしてから知っていく地元に「有る」ものが、どれも新鮮に目に映るのです。
「人が作り出した遊び場」、「自然が作り出した遊び場」両方持ち合わしている島根を「どう楽しむのか」にフォーカスして過ごすと、どんどん面白い魅力が見えてきます。

それでは、島根県西部/石見(いわみ)地方の海と山へご案内いたします!どうぞ^^

海あそび編1 ◆ 渚の交番be
日本海がすぐ近くにある環境。荒波のイメージが強いようですが、日本でも綺麗な透明度の高い海だってこと、Uターンしてから気付きました。

この海を遊び場、そして学びの場として様々なマリン体験を提供している「渚の交番be」が2020年から浜田市にあります。
さぁ、一緒に遊びに行ってみましょう!

ここでは水上バイク、バナナボート、シュノーケリング…と魅力的なメニューがたくさんあり、どれにしようか迷います。
個人的にお気に入りがスタンドアップパドルボード!略してSUP(サップ)。
ボードの上に立ってパドルを使い、水上を楽しむウォータースポーツです。
海の状況によりますが、「海浜公園の洞窟探検」「瀬戸ヶ島のマリン大橋周遊」などが選べます。

浮き輪など何も付けずに海を泳ぐことができない私(照)←w
最初はドキドキしましたが、自転車に乗れるならできるよ!という友人の言葉を信じて、えいっ!と立ち上がったら立てました!!!
「ナニコレ楽しい!」その感動と楽しさで笑顔しか出てきません。
慣れたころにふと目線を上げると、いつもとは違う街が広がっていました。

渚の交番beの詳細はコチラをどうぞ^^
島根県浜田市瀬戸ヶ島町138-12 / 駐車場あり
(平野屋から車で約5分)

【田畑 卓郎(たばた たくろう)さん】

2019年12月松江市で開催された「生き方見本市」のゲストスピーカーをされていた田畑さん。参加者としてお話させていただいたことがキッカケで知り合いました。
渚のbeを拠点に、海の安全を守るライフセーバーを務め、子供たちを中心に遊びと学びを提供されている他、藻塩(もじお)「浜守の塩」などの商品にも携わっていらっしゃいます。

海あそび編2 ◆ Surfer‘s Kitchen TERA

地元の海水浴場がサーフィンやボディーボードの大会会場にもなるほど有名で、プロの方、代表選手の方が身近にいらっしゃるだなんてUターンしてから知りました。
個人的にボディーボードのプロの方からご指導いただき体験してみましたが、自分の体力のなさを痛感(笑)けれども、ご指導のお陰で2回ですが波に乗る感覚を体感出来て感激しました!
レンタルショップやサーフィンスクールなどもありますので、ご興味があれば体験してみてください。あの感覚は体感してみないとわからない感動!(サーフィン用の日焼け止めを入念に塗ることをおススメしますw)

さてさて、浜田市のサーフポイントのひとつ「国府海水浴場」。
ここは海底が遠浅になっている地形によって波が生み出されるビーチブレイクポイント。
このほど近くに、お気に入りスポットのひとつ「Surfer’s KitchenTERA」というダイニングキッチンがあります。

島根県では「バトウ」と呼ばれるマトウダイを揚げた「バトウフライ」が浜田のソウルフードのひとつにあるのですが、これがまた、あつあつサクサクふわふわの触感が楽しめる一品。そのメニューの他に美味しいお肉料理など店主の好きな物がその時々で楽しめる飲食店です。
ブログ2回目でご紹介したヨガインストラクター&タイ古式マッサージ師の牛尾みゆきさんにライブイベントがあるからと連れてきていただいたことがキッカケ。
店主の好きな「音楽、漫画、旅行、趣味」で店内が彩られており、その楽しい空間には素敵な人たちも集まるもの。
海で遊んで、ここでお腹を満たしながら、サーフィン情報なども交換し、もしかしたら仲間と出会えたりと見逃せないスポットです。

Surfer’s Kitchen TERAの詳細はコチラをどうぞ^^
島根県浜田市国分町2205-33 / 駐車場あり
(平野屋から車で約15分)

【寺本 浩一(てらもと こういち)さん】

店主且つサーフィン島根代表選手でもある寺本さんは店名のように「テラさん」と皆さんから親しまれています。楽しいことが好きなテラさんは時折、音楽ライブイベントを店内やビーチなどにて開催したり、黄色いキッチンカーでマルシャなどに出店されたり、公民館企画で子どもたちへイカ飯作りを指導したりと活動されています。
実は、テラさんのインスタライブ活動に勇気と後押しをいただき、私も少しですが2020年はインスタライブで活動することができました。

海あそび編 番外編 ◆釣り
荒波のイメージがある日本海では光物、青物と呼ばれる魚やイカ、カレイなどがよく釣れます。すぐ近くに様々な釣りスポットがあるので、釣りをされている人が堤防に並んでいる姿は日常風景。大物がかかった時には周りのみんなで喜ぶ一体感があるのだとか。また、運が良ければ遊覧船に乗り、釣りもできたりと、釣り好きには最高の土地になります。田舎で人が集まる場所は限られていますが、人が集まる釣り場は知り合いを増やすポイントになるのかもしれません。

山あそび編1 ◆ バギー(TB-RESORT MITO)

海のすぐ近くに山があり、両方が楽しめる環境が特徴の島根。お次は山の遊び場へ行ってみましょう!

案内人の「レッツ、ちゃれんじ(/・ω・)/」とややテンション高めの音頭!?で凸凹道をバギーという四輪バイクで走れる体験施設が、2021年島根県益田市美都にオープンし、野山を疾走する爽快感を伝えています。
自動車教習所で原付バイク経験をしてこなかった私は、バイクとは無縁人生でした。けれども島根でドライブしているとバイクツーリングをしている人たちをよく見かけるようになり、楽しそうだなとは思っていました(バイクの後ろに乗るのが密かな憧れというのはココだけのお話w)。

そんな矢先にSNSでふと目にしたのは友人たちが楽しそうにバギーに乗っている姿!
免許が無くても大丈夫で、山道をブイブイ言わせながら!?走らせることができる。しかも、バギー体験ができる場所は日本でも少ないのにこんな近くにあるなんて…これは行くしかないでしょっと友人を誘って行きました。

結果、ハマる楽しさですよ!初めての乗り物に乗れる高揚感の中、信号など気にせずスピードを出してデコボコ感を車体と共に感じる爽快感!そして停車するときは遠慮なくバーンと前の車体にぶつかってもOKという普段できない体験も面白い。初心者でも丁寧に教えていただけ乗れますし、リピーターさんはコースの奥地や過激なコースが用意されているのだとか。

「難しそう」「私にできるのかな」と思ったそこのあなた!大丈夫だから…
「レッツ、ちゃれんじ(/・ω・)/」

TB-RESORT MITOの詳細はコチラをどうぞ^^
島根県益田市美都町仙道556-6
(平野屋から車で約1時間/駐車場あり)

【草野 剛之 (くさの たかゆき)さん】

コースを進むと目の前に竹林が現れ、休憩のため一度停車。まるで京都だなぁと思ったと同時に案内人の草野さんが「まるで京都のようでしょう。京都に前住んでて…」と。

まさか同じ京都からのUターン者と遭遇で驚きました。その流れでお話を聞くと、草野さんは京都の会社で部長まで上り詰めた人物でしたが、「子供たちが巣立ったら、自分の好きなことをしようと思って脱サラして山を切り開いて、今に至るんです。」と話してくださいました。

陽気な姿の裏にはただならぬ努力と涙が隠されており、なんだか後半のコースはまた有り難い思いと共に「レッツ、チャレンジ~」と一緒になって楽しみました。

「楽しいには、人の努力が土台にある」ということを改めて認識しました。
また行きたいな~

山あそび編2 ◆ 茶摘み(扇原茶園)
島根県にも茶畑が松江、出雲、浜田、津和野と点在しています。茶道の歴史でも重要人物である島根県の東部をまとめていた大名茶人・松平 不昧(まつだいら ふまい)さんの影響もあり、茶所のイメージが強く、急須でお茶を飲む文化も色濃く残っています。

その影響もあるのか、西部のお茶文化や茶畑のイメージって影が薄い…実際、私もUターンしてから地元に茶畑があることを知り、本当に地元のコトを知らなかったと反省。けれども、茶畑があることを知ったときは正直嬉しかったですね。

浜田市の奨励で茶の栽培に繰り返し取り組まれ、1965年から「扇原茶園(せんばらちゃえん)」として茶畑が確立されました。
栽培・加工のみにとどまらず、春から秋にかけてお茶畑体験と称する茶摘みやお茶をつかった料理体験も開催されています。茶葉を練りこんだピザやバームクーヘンなどを山の中で作って食べる味は格別ですよね。

 

お茶に親しむ工夫も盛りだくさんで、予約制のカフェ「Tea drops」もあり、これがまた料理もお菓子も美味しいこと!
茶畑をのんびり眺めながらお茶を味わい過ごすひと時はおススメです。
また、自然と触れる学びとして地元の幼稚園児向けの体験も受け入れています。
私も子供の頃、そんな体験してみたかったなぁと羨ましい気持ちになっているので、今年はしてみたいと思っています!

扇原茶園の詳細はコチラをどうぞ^^
島根県浜田市田橋町149 / 駐車場あり
(平野屋から車で約20分)

【佐々木 貴裕(ささき たかひろ)さん】


上記で紹介した寺本さんがキッカケで扇原茶園の社長・佐々木さんと知り合いました。そして2021年1月に扇原茶園にてお正月音楽イベント(餅つき、羽子板、抹茶体験、ライブ、飲食出店)を一緒にさせていただくご縁もあり、お陰で楽しい1年の幕開けでした。佐々木さんは浜田市の商工会議所青年部の会長をも務め、浜田市の商工業者の方々と共に地域を盛り上げるため、活動されていらっしゃいます。

山あそび編 番外編◆
キャンプ場、スキー場も車を走らせると程なく行ける環境。車社会なので、みんなでキャンプをしてお酒を飲んで、泊まって帰るという楽しみ方もあるようです。
また、川もあるのでカヌー体験や鮎釣り、滝巡り、ハイキングなどもできそうで、これからの楽しみも尽きないなと感じている今日この頃です。

クールダウン ◆ エピローグ
今回はなんやら「しまね男子」な回になりましたね。女性もイキイキしていますが、男性陣の活動も見逃せない石見地方です。
次回は、人から人へ紡がれた魅力あふれる「伝統」を紹介します!
引き続き、窓から景色を眺めるように見ていってくださったら幸いです。

* … * … * …  * …* … * … Profile* … * …* … * … * … * … * …

【ペンネーム】平野 宗香(ひらの そうこう)
【移住市町村】浜田市
【UターンorIターン】Uターン
【移住前の居住地】京都府
【年代】30代
【お仕事】お茶・茶道具(有)平野屋(江戸寛政年間創業)
茶に関する商品開発、茶調合、茶・茶道具販売、体験イベント
出張講座、茶道教室、出店等
【好きなこと】何か(和菓子、料理、もの)を作ること
美味しいものを食べること、「楽しい」を探すこと
【Love shimaneとしてひと言】
広い空と海を見渡しながら夕日を長く楽しめる贅沢。大人になってより一層楽しめる場所、島根。海と山の両方の素敵な素材も最高だけど、それを活かしている島根の人・場所とこれからもっと出会っていきたい!