笠岡諸島の人口は、ここ数年の間で減少傾向が顕著になってきています。
無人島化が目前となっている現状、これらの島々には離島存続のために熱い想いを持って島に移住、通いで活動をしている方々がいます。
こういった方々や島出身の若者たちが本土からの通い(一番近い島は本土から約5分)で漁業や飲食・宿泊業、教育事業等で少しずつ島をを盛り上げています。

ある御高齢の漁師さんは、後継者がいれば船を譲ってもよいといわれています。
「人生をかけて漁をしてきた船を自分が死んで朽ちさせたくない。
3年間修業をして是非とも自分の船を活かして欲しい、自分の体が動くうちに後継者を育てたい」といわれています。
そこで、前述した島にかかわる若者たちと、島の未来について考えてくださる方が日本のどこかにいらっしゃるのではないかと思い、まずはこの素敵な島々を見ていただきたいと思い今回企画しました。

ありのままの自分でいられる島々を知ってほしい

私は京都から11年前に移住し、二年前まで笠岡市役所の観光コーディネーターを務め、ディープに笠岡の島々とかかわるようになりました。
現在は、船会社に所属し笠岡市の委託管理を受けて笠岡諸島交流センターの管理と島の活性化のお手伝いをする「島の寄合所」を立ち上げました。

島そのものや暮らす方々の魅力、島を盛り上げようとする熱く人としてシンプルに生きる人たちにたくさんのことを教えられ、この魅力あふれる笠岡諸島の島々を未来永劫残していくお手伝いをしたいと思い、まだまだ知名度の低いこの島々にまずは一度訪れてほしいと思い企画しました。

島にかかわる若者が少しずつ増えてきています
島にかかわる若者が少しずつ増えてきています
私の大好きな熱く純粋な漁師さん
私の大好きな熱く純粋な漁師さん