【しまね女子ブログ】 あだちしほvol.6

 

太陽が出ている時間は
ぬるーい風も吹いてきました。

畑仕事をしていると

じわぁっと汗も出てきます。

春ですね

雪も溶けて緑が顔を出してきましたよ

さて
移住女子ブログも第6回(最終回)となりました。

見返してみると、、

【雲南市】のことしか書いてへんがな。

あくまでも「自分が体験したこと」をリアルに綴りたかったので
どうしても雲南市が中心になってしまいましたが、

【出雲市】【松江市】【安来市】【飯南町】【奥出雲町】

全てめちゃくちゃ良いところです。

写真は松江市美保関町

各地にお友達や知り合いの方がいるので
遊びに行くことも多々あります。

一括りに「東部」と言っても、
景色はかなり違って、それぞれに風情があって比べられないほど。

写真は出雲市大社町

 

土地の高低差で温度や天気は変わるし、
海側か山側かで食べ物も違ってきます。

なんとなく好きやなーと感じる場所に出会うためには、

思い切ってその土地に足を運んでみてください!!

写真は奥出雲町

 

✳︎

ところで皆さん

「移住」って…なんでしょうね…

ッおぉぉぉぉっと!
ここにきていきなり核心を突いてきやがりましたね。

…教えて!Google先生!!

 い‐じゅう〔‐ヂユウ〕【移住】 の解説
[名](スル)他の土地に移り住むこと。特に、開拓・商売などの目的で、海外に居住地  を変えること。「南アメリカへ―する」
(『デジタル大辞泉』小学館より)

現場(goo国語辞書)からは以上です!

だ、そうです。

”他の土地に移り住む”
、、引っ越しジャン。

そう、それはただの「引っ越し」です。
(This is a pen. そう、それはペンです。)みたいに

なんとなくですが
【移住】っていうと、ハードル高いイメージありませんか?

「わざわざ都会を出て暮らす人」みたいな。

“特に、開拓・商売などの目的で、海外に居住地を変えること。”
↓この説明が
”知らない地域に住むこと”(都会から田舎へ)

のイメージに繋がってるのかなー?とかも思います。

私は最初、自分が【移住者】と呼ばれることに
少し違和感を感じていました。

「移住」ってゆうか「引っ越す」だけやし。
(捻くれとんな)

島根県は
私のおばあちゃんの故郷でもあり、夫の実家がある所。

「島根に帰ってきた。」

の方がしっくりくるし。

毎年お墓参りに来てたし、親戚で集まる場所やし

【移住者】っていうキーワードに括られることが、
なんとなく、こそばかったです。

「なんか凄いことしやなアカンのかな?」
とか
「丁寧な暮らしを始めやなアカンのかな?」
とか。

しかし
今の自分が皆さんに一番伝えたいことは

【”移住者”はお得だ!】
ということです。

島根県だけじゃなく、地方は人口減少が大きな課題になっているので

「移住してくれる人」に対して、お得な制度がいっぱいあります。

Uターン、Iターン、Jターン、孫ターンなど、
なんでもかんでも
とりあえず【移住者】と括っちゃいます。

自分にとって「ただの引越し」が、補助金だったりお得な制度がついてくると
ラッキーですよね。

そういうわけで、
私も都合良く【移住者】と名乗ることにしました。

自分にお得な制度をフル活用させていただきましたが
移住したからといって、特別な生活をしているわけではありません。

ただ、ほのぼのと、のんびりと
やりたかったことをして
自然なままに生きています。

島根県だけじゃなく、地方は人口減少が大きな課題になっているので

「移住してくれる人」に対して、お得な制度がいっぱいあります。

Uターン、Iターン、Jターン、孫ターンなど、
なんでもかんでも
とりあえず【移住者】と括っちゃいます。

自分にとって「ただの引越し」が、補助金だったりお得な制度がついてくると
ラッキーですよね。

そういうわけで、
私も都合良く【移住者】と名乗ることにしました。

自分にお得な制度をフル活用させていただきましたが
移住したからといって、特別な生活をしているわけではありません。

ただ、ほのぼのと、のんびりと
やりたかったことをして
自然なままに生きています。

【移住者】という概念にあまりとらわれすぎず、
お得に活用してみてはいかがでしょうか。

✳︎

「移住」という言葉にビビり過ぎているそこのアナタ。

あだちしほのブログ前編をご覧いただき、
どうか超絶楽観的になってください。

”ただの引越し”と思えば

まーーーーーーーーーーあ
ビックリするほどなんとかなります。

「都会」と「田舎」の違いを知らずに移住しようとしているそこのアナタ。

【田舎 移住 デメリット】

って調べてみてください。(必ず)

田舎暮らしで苦労するところが
まぁまぁ出てきます。

…決してビビらせているわけではございませんよ?

この違いは「知っておいて欲しい」だけです。

ある程度、マイナスなイメージを膨らませてると

あれっ?
思ってたよりええんちゃうか…???

といったような錯覚でなんとかなったりします。

そんな冗談もさておき
ある程度、心置きは確かに必要かと思います。

でももし、
移住先が自分に合わなかったら、

可能ならば
もっかい移住するのもひとつの手だと思います。

あんまり気張りすぎないことがポイントです。

✳︎

移住して、自分変わったなーと思うところは

「小さな変化」に気づけるようになったことです。

…引越し当初
なんせ暇なので、毎日始まるぶらり旅。

例えば
ある日は桜並木。

桜の木に囲われ、まるで別空間にいるような
歩いてるだけで気持ちいい散歩道。

隣には斐伊川が静かに流れ、
まだまだ若い黄緑の柔らかな葉っぱたちがふわふわと風に揺られて

耳をすまさなくても聞こえてくる鳥のさえずり、、

あーーーーー

心地良い。

「おはようございまぁぁぁす!!!!」

ヘルメットを被って自転車を漕ぐ少年少女に元気に挨拶される。

……うち?(キョロキョロ)

今、私にゆーた??????

(ハッッ!)
しまった!不意打ちすぎて返事でけへんかった!!!!!

あの時挨拶してくれた少年少女、ごめん!

挨拶することが当たり前って、簡単そうですごいですよね。
安心するし、ほっこりする。

そんな街並み。

また別の日は、山を登ってみる。

坂道の途中、お家が並んでいる所を抜けて
ちょっとした山道へ冒険。
(山は結構誰かの所有地だったりするので、あまりズカズカ入れないですが。)

あ、この花かわいい

木の実落ちてるーキノコはえてるー
食べられるんやろか

大阪のコンクリートの端にもよう生えてたこの草、そういや何て名前なんやろ

わ!こんなとこにミントいっぱいおるやん!

などと、ひとりでもなかなか楽しめる。

どこにフラッと行っても、こんな出会いばかり。

同じ一日の中でも、
時間によって光の入り方がかわって、違う色に見えたり

風の強さや温度でその瞬間の香りが変わり、

鳴く虫や鳥が変われば
聞こえてくる音も違う。

思わず大きく深呼吸。

刻一刻とすぎる変化を感じないともったいない気がして、

自分が感じられる全ての神経を最大限に開放して歩く。

こういう季節の主張、
大阪にもあったんやろうなぁ

とふと考える。

当たり前に思っていた周りの草木や動物たちの生命力や

春夏秋冬だけじゃない、
もっと細かく移り変わる季節の変化。

大阪にもきっとあった。

やけど、
自分に余裕がなくて感じられへんかったんやなぁと、

少しの後悔と、

少しの発見を楽しめるようになった自分の変化に
喜びを感じました。

大阪では、仕事だけがやりがいと思い込んでいたけど

ちょっと顔を上げてみたら、こんなに世界が広がってる。
時間はゆっくり過ぎても良い。

移住したことで、
自分の中で大事にしたかったことに気付けた気がします。

以上

移住して二年が経つ私が
雲南市で体験したアレコレを、
6回にわたってブログに綴らせていただきました。

最後はテーマがまとまらず、
徒然なるままにバァーっと進めてしまいましたが

三年目の目標は、季節の手仕事をすること。
私の移住物語はまだまだ続きます。

移住に興味をもたれている皆さんの
「素敵な移住物語」が始まりますように。

* … * … * … * Profile * …* … * … * … * …* … * … * … * … * …

【名前】あだちしほ
【移住市町村】雲南市
【UターンorIターン】Iターン
【移住前の居住地】大阪府
【年代】30代
【お仕事】猪解体、畑、宿主、レストラン、菓子製造(湯村の町のピンチヒッター)
【好きなこと】猫
【Love shimaneとしてひと言】
大きく深呼吸できる場所。美味しいことも、楽しいことも、嬉しいこともいっぱい見つけられる場所です。なんたって人が良い。