先日、滋賀県に住む方とお話をしていた時のこと。
お話の中でその方の「思い出」をのぞいてみたら、滋賀が恋しくなりました。
このページをのぞいてくださった皆さまにも、滋賀にまつわる「誰かの思い出」をおすそ分けさせてください。

今回の思い出のおすそ分けは、前回お話しいただいた森陽介さんからのご紹介で、滋賀県愛知郡愛荘町で地域おこし協力隊として活動する綿谷駒太郎(わたたに・こまたろう)さんと、奥さまの栞奈(かんな)さんからです。

前回のおすそ分けエピソードはこちら▼
https://smout.jp/plans/10020

■NCL愛荘 地域コーディネーター 綿谷駒太郎さん
大阪府松原市出身。大学では社会教育を専攻。卒業後、大阪府の社会教育施設で勤務。その後、自由学校として文科省から認可を受けた『(学校法人)きのくに 子どもの村学園』で小学校教諭として勤務。実家はファミリーホームを運営しており、私立学校と里親家庭の両側面から子どもを見てきた。2022年4月から地域おこし協力隊制度を活用し、Next Commons Labの一員として、愛荘町に起業家を誘致・新たなビジネスの創生に注力。その傍ら、学校教育以外の多様な教育の場づくりを行なっている。えふえむ草津・FMはしもとラジオパーソナリティ。お笑い好きが高じて、毎年M-1グランプリにも出場している。

綿谷さんご夫妻の「思い出の○○」

🎤 早速ですが、綿谷さんご夫妻の「思い出の○○」を教えてください。

■琵琶湖の真上で思い出の夫婦喧嘩■
🙋‍♂️駒太郎さん:僕たちの思い出の○○は、琵琶湖の真上でした夫婦喧嘩です…(笑)。役場の職員さんにお誘いいただきカヤックをしに行ったのですが、遠出した疲れが出ていたり次の予定が迫っていたこともあり、僕たち夫婦の間に少しピリピリした空気が流れていたんです。それで早く帰ろう思い、急いでカヤックを漕いだら奥さんの帽子がビューンと飛んでいってしまいまして…。琵琶湖の上で冷戦が始まりました。
🙋‍♀️栞奈さん:ちょっと話が違います!(笑)実は彼、疲れて後半にカヤックを漕がなくなったんです!なので私が漕いでいたんですが、すごい向かい風でカヤックは全く前に進まないし大変だったんです。それなのに、彼は私の後ろでのんきに歌を歌っていて、あの時はすべてに腹が立ちました(笑)。その後、無口になった私に気付いた彼が焦ってカヤックを漕ぎ始めたのですが、そしたらその勢いで私の帽子が飛んでいってしまって…。愕然としましたね。

🎤 心中お察しします…(笑)最終的にはどうなったんですか?

🙋‍♀️栞奈さん:彼が一生懸命帽子を取り戻してくれたので、仲直りしました(笑)。
🙋‍♂️駒太郎さん:カヤックは小回りが利かないので大変でした。これはもう飛び込むしかない!と思いましたが、無事帽子を取り戻せてよかったです…!

■思い出の「風のマルシェ」■
🙋‍♀️栞奈さん:愛荘町にある箕川製材所が開催している「風のマルシェ」に参加したことがとてもいい思い出です。「夫婦で何かやってみない?」と声をかけていただいたことがきっかけで参加したのですが、夫はジンジャエールを、私はハワイのドーナツ「マラサダ」をつくることになったんです。
🙋‍♂️駒太郎さん:愛荘町は生姜の産地なので、ジンジャエールをつくったら面白いんじゃないかと思いました。また、妻は映画の影響でマラサダを作りたいといい、チャレンジしてみよう!となったんです。マルシェまではほぼ毎日試作品をつくっていたので、冷凍庫はマラサダだらけでしたね。試作品を食べすぎて体重も増加しました…(笑)。おかげさまでジンジャエールもマラサダも大好評でした。

カヤックを楽しむ喧嘩前の綿谷さんご夫妻

カヤックを楽しむ喧嘩前の綿谷さんご夫妻

夫婦で出店した風のマルシェの様子

夫婦で出店した風のマルシェの様子