みなさんこんにちは!えひめダイアリー編集部のナッパです。

毛布が欲しいくらいの涼しい日が多くなってきて、すっかり秋らしくなりましたね。愛媛では秋になると各地で「いもたき」という大人数での宴会が開かれます。里芋を炊いた郷土料理を囲んで団欒する文化です。ややこしいことに、その郷土料理の名前自体も「いもたき」なんです笑。宴会だけでなく給食や家庭でも秋の料理として親しまれています。

今回は、近所のおばあちゃんが「いもたき」の作り方を教えてくれたので、愛媛の母の味を習得すべく、頑張って自分で作ってみました!(料理修行中なので温かい目で見守ってください)

まずは食材集めから!おばあちゃんに「これを最後に鍋に入れるんで」と、「ツイモ」(ハスイモ)という茎の部分を食べる芋をいただきました。沖縄から導入されたため九州地方では「リュウキュウ」と呼ばれているみたいですね。関東地方では見たことはありません。

松野町の道の駅で他に必要な材料を全てゲットし向かった先は、目黒地区に新しくできたシェアキッチン「MEGURO TABLE」。住民のお姉さんはいつも私と仲良くしてくれている方なので、キッチンを使いたい時だけでなく、気分を変えて作業したいときに行ったり、近所のおばあちゃんとお茶しに行ったりしています。

キッチンに立ったら材料の下準備を開始!

まずは里芋の皮を剥いて…。めっちゃ剥きづらい笑。後から調べたのですが、茹でてからorレンジで温めてからだと簡単に皮が剥げるみたいですね!日々勉強だな〜。頑張って剥いてしまった里芋を塩水にさらしてから少し柔らかくなるまで湯通しします。「硬すぎるとダメだけど柔らかすぎると煮崩れするけんね」とおばあちゃんからの忠告を思い出したので、ここは慎重に。

といきたいところでしたが、私は調子に乗って効率化を目指しました。左から、里芋湯通し中、ゆで卵作り中、そして鶏肉を焼いている鍋です。3口コンロが使いこなせるのか不安になりながらも、隙間時間を利用してニンジンやちくわ、厚揚げ、宇和島名物のじゃこ天やツイモを切っていきます。

鶏肉の出汁がいもたきの美味しさの決め手になるとのこと。じっくり焼きます。

おばあちゃんが「ツガニがあったらツガニで出汁を取るんよ」と言っていました。サワガニの出汁、美味しそう。次に作るときはカニを獲るところからしなきゃ…笑。

鶏肉の鍋に湯通しした里芋やこんにゃく、ゆで卵、ニンジンなど味がしみにくい具材を合わせて、そこに具材がちょうど浸るくらいの水を入れます。大きい鍋を持っていなかった私は、煮込む鍋を2つに分けることを決意しました笑。1つはお姉さんにお裾分けです。

ニンジンが柔らかくなってきたら、ちくわやじゃこ天、厚揚げを入れ、醤油と砂糖で味付けをします。レシピを教えてくれたおばあちゃんは目分量で味付けしていたので、失敗する危険性を感じながら私も感覚で勝負。

先日行った鬼北町でのいもたき。そこで食べた味を思い出しながら甘く優しく味付けし、1時間ほどコトコト煮込みます。いもたきの宴会の様子やイベント情報はえひめダイアリーでも発信しているのでこちらからチェックしてくださいね。

食べる直前に、ツイモと私の大好きな「松山あげ」を投入。「松山あげ」はトロトロして美味しいので、愛媛に来てから鍋料理には必ず入れるようになりました。空港にも売っているので最近は茨城県の実家に帰るときは、お土産として購入しています!軽いのでお土産として最高なんです笑。できました!人生初の自分で作った「いもたき」です。ちょっと汁が少なくなっちゃったけど、それだけ具材に味が染み込んだってことにします笑

今までは、作ったものをお裾分けしていただいていた郷土料理。自分で作れるようになって、ここの土地に身も心も染まっているように感じました。入れる具材は地域や人によっても変わるみたいです。自分だけの究極の「いもたき」レシピを考案するのも面白そうだな〜と思います。

教えてくれたおばあちゃんやシェアキッチンのお姉さんに感謝して、愛媛の秋をいただきます!

最後にお知らせです。

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