福岡県への移住や就職に興味のある方向けに、地域や仕事場に訪れ、
「くらし」と「しごと」を体験いただく企画が「福岡くらしごと体験」です。

利用者が希望する事業者のもとで「しごと」を体験しながら、
周辺地域の先輩移住者や地域住民の方との交流を通じて「くらし」の体験を行い、
移住後の生活をイメージすることができます。体験費は無料です。その“体験先”をご紹介します。

 

うなぎの寝床・UNAラボラトリーズ


住所 :[うなぎの寝床]福岡県八女市本町267 [UNAラボラトリーズ]福岡県福岡市中央区薬院3-12-22-302/事業内容:[うなぎの寝床]小売(ショップ運営)、地域プロダクトの発掘、オリジナル商品の開発および卸売、地域文化振興に関するコンサルティング等
[UNAラボラトリーズ]宿泊施設運営、クラフト&アート体験ツアーの企画運営、トラベルマガジンの発行等

 

日本茶のブランド「八女茶」の産地として知られる八女市は、豊かな自然環境に恵まれた全国有数の農芸都市。手すき和紙・仏壇・提灯などの多種多様な伝統工芸が現代にまで受け継がれている手工芸の町でもあります。

「市の中心部は、ほどよく住みやすい町でありながら、少し足を延ばせば山々が広がり、仕事を通じて様々な手工芸の作り手さんとの出会いもある。私にとってはバラエティに富んだ飽きない場所です」

そう語るのは、「うなぎの寝床」のリサーチャー(広報企画)渡邊令さん。筑後地域の面白い町と隣接している点も魅力だと話します。

白壁土蔵の町並みが美しい八女福島地区の伝統的な町屋を拠点に、地域の作り手によるプロダクトを販売する「うなぎの寝床」は、一見すると手工芸品を扱うアンテナショップのように感じるかもしれません。

しかし、仕事の本質は潜在化している地域文化を改めてリサーチし、現代社会においての経済的・社会的な活用方法を見出すことです。そのために地域文化を解釈し直し、利益が循環する仕組みを構築しています。

2019年には地域のイノベーションを創出するリ・パブリック社と共同でトラベル・デザイン・ファーム「UNAラボラトリーズ」を設立。地域文化を軸にビジネスの幅を広げ、地方創生という文脈で注目を集めている企業です。

モノ(商品)を売るということだけでは解決できない地域文化の課題に取り組む「うなぎの寝床」。その真髄をぜひこの体験で感じてください。

 

うなぎの寝床

 

今回体験できる内容


「うなぎの寝床では、“モノ(商品)”を通じて地域文化を伝えていく一方、UNAラボラトリーズでは、地域の文化や作り手に直接触れる“コト(体験)”を事業化しています」と渡邊さん。作り手が担いきれない流通、伝達、アーカイブなどの役割を「うなぎの寝床」が補っているのです。

まずは、各店舗と手仕事を体感できる宿での職場体験を通して、地域文化商社が目指す経済循環の仕組みを理解してください。その上で、リサーチャーとして実際に作り手の元を訪れ、地域文化を担っている方々との対話を試みます。

渡邊さんは「誰でも手に入れることができるような表層的な情報ではなく、作り手さん自身が持っている情報、その地域が持ってる情報、さらには過去の記憶も含めて一次情報にアクセスすることに努めている」と言います。

集めた情報が「複合的に点と点でつながって、他にはない価値あるストーリーになる。それを発掘するのが私たちの役割」だからです。

現代の暮らしに合わせて地域文化を再編集し、その背景にあるストーリーを魅力的に伝える方法を学びましょう。その努力が、作り手にも使い手にも豊かさを与え、持続的な循環が生まれることを感じてほしいです。

 

うなぎの寝床

しごと・くらしの特徴


「私たちの仕事は、今世の中にはない価値を作るということだと考えています。ヒットしたMONPEをはじめオリジナル商品はありますが、基本的には商品を作ってるわけではありません。生み出す価値は“情報”でしかないんです」

その意味では、プロダクトもツーリズムも同じだと渡邊さんは言います。今は、日本の伝統文化の価値を海外にどう伝えていくかということも模索中だそうです。

「作り手の思いをどう伝えたら商品の価値を理解してもらえるか、魅力を高められるかを考え抜く必要があるので、思考することが好きな人には向いている」と渡邊さん。だからこそ、地域文化に価値を“加える”のではなく、素材の良さを“引き出す”仕事ができるのでしょう。

それは「うなぎの寝床」が地域文化の継承と“収束”を事業目的として掲げていることにも関係するのかもしれません。作り手が「自分たちの稼業はここで閉じよう」と決めたならその意思を尊重するという想いの“収束”です。

「うなぎの寝床」は、地域文化を伝統的なスタイルのまま残すことだけが正解ではないと考えています。地域の課題は、画一的な方法論では解決できません。収束した文化をデータベースとして残していくことも大事な役割の一つです。

個々の作り手に寄り添い、まさにうなぎのようにニョロニョロと地域文化の隙間を埋め、一つの魅力的な風景を作っている「うなぎの寝床」。この変幻自在なスタイルを楽しめる人なら、きっと充実した時間が過ごせるに違いありません。

 

スケジュール


1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.「うなぎの寝床」の仕事の説明
・店舗および倉庫の見学
3.「うなぎの寝床」の職場体験
・店舗および倉庫での業務のお手伝い
※実際の仕事状況によって変更があります。

2日目(9:00~17:00)
1.「UNAラボラトリーズ」の仕事の説明
2.「UNAラボラトリーズ」の職場体験
・宿泊施設「Craft Inn 手 [té]」の業務のお手伝い
※実際の仕事状況によって変更があります。

3日目(9:00~15:00)
1.リサーチャー(広報企画)体験
・作り手のものづくり現場を視察
・視察報告、商品価値を高めるためのプラン作成
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答
※実際の仕事状況によって変更があります。

 

補足事項


最少催行人数:1名
宿泊場所 :近隣宿泊施設
集合場所:株式会社うなぎの寝床

 

体験経費


参加費:無料
宿泊費:5,000円/泊まで補助あり
食費:自己負担
交通費(自宅~集合場所):自己負担

 

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