vol.4:「ぶっちゃけ、富良野の暮らしってどうなの?」に迫る
目次
1. はじめに
お久しぶりです。富良野地域おこし協力隊のオカダです。
気づけば山の雪がなくなり、桜が散り、緑が目に優しい時期となりました。
旬のアスパラも本当に美味しいです。
さて、今回のテーマは『富良野のリアルな生活』となります。
「これまでもでは?」という疑問もさもありなん、今回はもっと深掘ります。
地方での生活ってもっと具体的にどんな感じ?を味わっていただけると幸いです。
あくまで私個人の感想なので、参考程度にお読みください!

富良野市にある東山地区老節布から見る景色。ロケーション抜群!
2.【生活】不便そうで実は便利?富良野、住んでみたらこんな感じ!
「地方暮らしって不便じゃない?」とよく耳にしますが、実際のところ、不便というより“使い方が違う”だけなんじゃないかなと感じます。
都会には都会の、地方には地方の良さがあるので、自分の生活に合った暮らし方をいかにできるかがポイントなのでは?と思ったり。
まずは気になる生活費について書いていきます。
昨今の物価高で、スーパーでの買い物は正直あまり大差ないように感じます。
卵は300円くらいするし米5㎏は4,000円くらいします(※2025年5月現在)。
ですが!富良野には農園がたくさんあるので、野菜を直売しているところがたくさんあります。
スーパーよりもお手頃な価格で新鮮で立派な野菜を買えるのは、地方ならではかも?
農家さんが身近なので、ご近所付き合いで野菜や果物をいただくことも珍しくないという方が周りにも多いです。
▼直売所のある農園はこちらをご参考ください!
※営業日や営業時間は変更になることがあります。訪問前に、各農園の公式情報をご確認ください。
※ここで紹介した以外にも、直売所は多数あります。
富良野市は山に囲まれている盆地なので、冬は寒く、夏は暑い土地です。
特に冬は本当に寒いです!前の冬も、最低気温が-20度くらいになった時があるほど。
そのため、暖房をガッツリつけるので、冬は暖房代がしっかりかかります。
(北海道民がガッツリ暖房の効いた部屋で半袖短パンになってアイスを食べるような県民性(道民性?)なのも関係しているかも)
ですがその分、空気が澄んで星が綺麗ですし、山が近くて雪質も素晴らしいのでウィンタースポーツを存分に楽しめる環境にあります。
「地方の生活って車は必須?」と気になる方もいらっしゃるかと思います。
結論から言うとあった方が便利です。
市内バスもありますが、やはり車があった方が生活の行動の幅が広がります。
ですが富良野はコンパクトな街なので、生活圏がぎゅっとしていて移動自体はラクです!
「運転に自信が無い…」という方でも大丈夫!
富良野自動車学校ではペーパードライバー講習も受け付けています。
「それでもやっぱり移動は公共交通機関の方が落ち着くかも…」という方もご安心ください!
富良野には、AIオンデマンド交通「ふらのり」という公共交通サービスがあります。
「ふらのり」とは、事前登録制のAIオンデマンド交通です。
スマホや電話で予約すると、AIが最適なルートを計算し、乗り合いで送迎!
通院や買い物など、市民の移動を支える新しい公共交通です。
▼詳しくはこちら!
「休日は何して過ごすの?」という声もあるかと思います。
そこは「自分が何を楽しむか」によるのが正直なところ。
自然の中で遊ぶのが好きなら天国。街遊び派なら物足りなさを感じるかもしれません。
美味しいお店はたくさんあります。作業ができるカフェもあります。
ですが、映画館などの娯楽施設がなく、チェーン店も少ないので、「最新の映画が観たい!」「新発売のメニューが気になる」という時は、旭川などの近くの市まで行く必要があります(※富良野から旭川までは車で1時間ほど)。
書店や服屋さんも数が少ないので、私の場合はインターネットで注文したり、帰省のタイミングで買ったりすることもあります。
街遊びが好きな方にはやはり少し不便なのかもしれません。
しかし個人的には、日常的な買い物で不便することはあまりないように思います。
3.【仕事】求人は意外と豊富?富良野での働き方あれこれ
「富良野って仕事あるの?」という疑問は、かなり気になるところかと思います。
あります!むしろ、「どこも人が足りない」というのが実情。
富良野では、どの業種からも「人手が欲しい!」という話をよく耳にします。
特に、観光シーズン(夏のラベンダー・冬のウィンタースポーツ)は更に需要が高まります。
その時期は国内外から観光客が集まるので、観光業、運転業、飲食、農業、宿泊施設などを主軸に人手が足りなくなってしまいます。
インバウンド対応のため、外国人スタッフの雇用も増えてきています。
「 どこで仕事探せるの?」と思ったそこのあなた!
富良野市が運営するしごと情報サイト「フラノジョブスタイル」で地域密着型の仕事情報をチェックできます!
富良野市には、条件を満たした方に新規就業移住支援金の交付もあります。
「富良野市に転入し、フラノジョブスタイルに掲載されている“地場”の企業に就業すること」も条件のひとつになります。
▼詳しくはこちらをご覧ください!
4. 【人間関係】富良野の人付き合いって濃いの?富良野でのリアルな距離感
地方のコミュニティは、やはり都会とは少し違った特徴があります。
しかし、富良野は移住で来られる方も多いので、「なじめないかも…」という不安はあまり感じなくて大丈夫です。
私自身も協力隊として地域の方と接する機会が多いのですが、皆さんとてもフレンドリーで温かく迎えてくださいます。
地元の方との距離は「適度に近い」という印象です。
たとえば、お店で飲んでいると、「どこから来たの?」「何の仕事してるの?」と声をかけてもらえることもしばしば。
気さくで人懐っこい方が多く、仕事を通じて知り合いの知り合いがどんどんつながっていくような、そんな“広がり”があります。
北海道全体に言えることかもしれませんが、「地元ルール」や「暗黙の了解」的なものはほとんどありません。
いわゆる“村社会”的なプレッシャーは感じにくく、移住者にとってはとてもありがたい文化だと感じています。
方言もきつくなく、言葉の壁を感じることもありません。
一方で、富良野には大学がないこともあり、若い世代の人口は少なめです。
「どうやって友達をつくればいいんだろう…?」と不安になることもあるかもしれませんが、個人的には“地域のコミュニティに入ってみる”のがおすすめです。
趣味のサークルや地域の活動などには、年代を問わずいろんな方が参加しています。
富良野のコミュニティはコンパクトだからこそ、ちょっとしたきっかけで自分の興味ある場につながるチャンスがあります。
私も、今所属している趣味のスポーツコミュニティには、仕事で知り合った方のつながりがきっかけで入りました。
5. 富良野への移住に興味を持った方は
「富良野に移住してみたい!」「移住に興味が出た」「まずはワーケーションで移住体験してみたくなった!」という方は、まずは下の画像をクリック!
▼こちらもご参考ください
6. おわりに
いかがだったでしょうか?
富良野は、過ごしてみるととても居心地の良いところだなと日々感じます。
気になることがあれば、ぜひ一度、富良野に足を運んでみてください。
実際に見る・感じることで、暮らしのイメージがぐっと広がるはずです!
もし「なんとなく気になるな」と思ったら、それが最初の一歩かもしれません。
富良野でお待ちしています!