「暖かい環境で、柑橘を育てながら暮らしたい」。でも、「生活がやっていけるか?」「ノウハウがわからない」「安心して子育てできる環境だろうか?」。そんなご夫婦(パートナー)を後押しする伴走型の新しい地域おこし協力隊の形。令和9年度は1組を募集します。
薩摩の歴史と豊かな食文化が息づく いちき串木野市
鹿児島県いちき串木野市は、県の北西部に位置し、東シナ海の美しい水平線と緑豊かな山々に囲まれた「海と山が育む食の宝庫」です。日本三大砂丘の一つである吹上浜の北端に位置し、自然豊かな環境でありながら、生活に必要な施設がコンパクトに集まった利便性の高い街でもあります。また、かつて薩摩藩の留学生(薩摩スチューデント)が英国へ旅立った歴史を持ち、「英語のまちづくり」やスポーツ振興にも力を入れている活気ある地域です。

新幹線駅から約15分、JR駅が市内に3駅、高速道路インターが2カ所と交通アクセスは便利です
特産品には、日本有数の船籍数を誇る「まぐろ」や、発祥の地として知られる「さつまあげ」、独自の乾杯条例もある「本格焼酎」、温暖な気候で育つサワーポメロなどの「柑橘類」があります。特にまぐろ漁やさつまあげ、豊富な「新鮮な魚介類(アジ・イワシ・タイなど)」が有名で、街の食文化を深く支えています。

さつまあげ(左上)、本格焼酎(下)、まぐろ(右上)
また、市内には魅力的なスポットやイベントも多く、東シナ海や吹上浜、紅葉やハイキングで人気の冠岳、羽島よいやんせ市場や中央公園のマルシェ、さらには伝統の「さのさ踊り」や「焼酎の会」などは特に人気があります。

綺麗な青が映える東シナ海
未経験から柑橘農家へ。基礎から学ベる独立就農プログラム!
「地方で、自分達らしい生き方をつくりたい」。そんなご夫婦(パートナー)に、いちき串木野市では、柑橘就農に向けたシトラススクール研修センターを新たに開設しております。生福・照島・大里にある市研修農場・認定農業者園地等において3年間柑橘栽培の技術・知識・経営の基礎を学び、廃園が見込まれる園地継承をマッチングしながら研修修了後、継承園地・新規園地で独立就農を目指します。
<研修作目>
・施設果樹(大将季)
・露地果樹(サワーポメロ・極早生みかん・ポンカン・梅)
・露地野菜(バレイショ・甘藷等)

サワーポメロ
※「いちき串木野市シトラススクール研修センター」は新規就農者育成総合対策(経営開始資金等)の研修機関に認定されており、修了後は認定新規就農者として独立就農することができます、
活動の全体概要

独立後の収入の目安


露地果樹栽培(極早生温州みかんなど)

施設果樹栽培 ※大将季(左) 農業ドローン資格取得研修(右)
シトラススクール研修(3年間のステップアップ)
▼1年目 基礎習得
市施設や指導農業士の園地で、柑橘栽培の基礎を学びます。まずは道具の使い方や、季節ごとの作業(剪定・摘果など)を身につけます。

▼2年目 実践とマッチング
1年目の業務に加え、実際に継承する見込みの園地での実習を開始します。地域の農家さんとのつながりを深め、具体的な経営イメージを固めます。

▼3年目 独立準備
自らの経営計画を策定し、独立に向けた具体的な準備(苗木の植栽や資材の調達など)を行います。

卒業後のキャリア
協力隊期間終了後は、マッチングした園地や新規園地で独立就農します。独立後も市の果樹専門員や指導農業士がサポートを継続します。また、ジュース加工・乾燥加工設備が充実した農産加工センターを活用して6次産業化への挑戦も可能です。 独立時に地域おこし協力隊起業支援補助金(100万円)及び国の経営開始資金(年間165万円×3年間)の補助金が利用できます。
※6次産業とは?
1次産業である農作物の生産だけでなく、加工(2次産業)、流通・販売(3次産業)へ取り組み、製造・加工や卸・小売・観光などの産業へ挑戦し、新しい商品や付加価値を生み出すことで、農山村地域の活性化につなげていこうとすること。
経験豊富な指導農家と地域の仲間が独立まで伴走します
市役所農政課のスタッフをはじめ、熟練の指導農業士や営農指導員があなたの師匠となります。また、実際に他県から移住して柑橘栽培を始めた先輩農家や地域おこし協力隊OBのメンタースタッフも、心強い仲間としてあなたを支えます。
地域おこし協力隊OBスタッフ(サポーターズ鹿児島)
地域おこし協力隊OBで運営しているサポーターズ鹿児島スタッフが地域おこし協力隊での経験を活かしてアドバイスや相談ができる体制があります。仕事や生活面も含めてサポートいたします。
note(サポーターズ鹿児島)
https://note.com/okosapo
先輩就農者の声① 木之下 拓駿さん
9年間の教員生活を経て、いちき串木野市へUターンし、柑橘農家として就農しました。現在は、祖父の代から続く果樹園で、みかんやサワーポメロなどを栽培しています。「剪定は一本一本の樹と向き合い、日当たりや翌年の実つきを考えながら判断する、一番難しい仕事です」と話す木之下さん。日々試行錯誤を重ねながら技術を磨いています。一方で、スーパーへ納品した際に「美味しかったよ」と直接声をかけてもらえることが何よりのやりがいだそうです。また、子育て支援が充実しており、自然と利便性のバランスも良く、地域の人との温かなつながりを実感できることも、このまちの魅力だと語ります。「特に子育て世代には、自信を持って勧めたいまちです」と笑顔で話してくれました。
インタビュー記事はこちら
https://nativ.media/106918/

先輩就農者の声② 生野 慎次さん
約20年間、営業職として働いた後、42歳でUターンし、柑橘農家として新たな一歩を踏み出しました。子どもの頃は「絶対に継がない」と思っていた農業でしたが、父の姿を見て家業を継ぐ決意を固め、農業大学校で2年間基礎から学びました。「農業の知識だけでなく、一生の仲間にも出会えました」と振り返ります。現在は、みかんやポンカン、大将季、サワーポメロなどを栽培しながら、JA青年部や地域活動にも積極的に参加。将来は観光農園を開き、お客様から「おいしい」の声を直接聞ける農業を目指しています。「県や市、JA、地域の農家が支えてくれるので、安心して挑戦できます。まずは一度、いちき串木野市に来てみてください」と、これから就農を目指す方へ温かいメッセージを送っています。
インタビュー記事はこちら
https://nativ.media/106868/

まずは2泊3日から!お試し就農・移住体験プログラムに参加しませんか?
今回の地域おこし協力隊募集では2泊3日のお試し就農・移住体験が可能です。まずは街の雰囲気を感じ、実際に農作業を体験することから始めてください。
お試し就農・移住体験プログラム概要
■2泊3日お試し体験スケジュール
お試し体験は、3回のうちいずれかに応募していただきます。参加後に希望者は地域おこし協力隊の本選考に進むことも可能です。※往復の交通費及び宿泊費は参加者負担。
詳細な募集要項・選考スケジュールにもご興味のある方はお問い合わせいただけましたらご案内いたします。
| 日程 | 項目 | 場所 | 備考 |
| 令和8年7月17日(金) ~10月2日(金) | 募集期間(お試し体験 書類提出) | ||
| ① 8月8日(土)~10日(月) ② 9月19日(土)~21日(月) ③ 10月10日(土)~12日(月) | お試し体験 | 市役所及び受入れ農家 | 2泊3日 ※①~③のいずれかの日程にご応募ください |
■ 定員
各2組程度
■プログラム内容
1日目:土曜日の午後から開始
座学で市の概要・研修制度の概要を説明。
2日目:午前中は生活利便施設など生活環境の視察、午後はインターン研修先の農園訪問
夜は先輩移住者や研修先を交えた交流会。
3日目:午前中の市内視察で終了
■募集対象者
<必須>
・夫婦またはパートナー(恋人・事実婚を含む)の2名1組で応募できる方
・農業に強い興味があり、独立新規就農を目指し、地域おこし協力隊活動期間終了後、いちき串木野市に定住する意欲がある方。
・生活の拠点を現在住んでいる3大都市圏と政令指定都市又は地方都市(条件不利地域は除く)からいちき串木野市に住民票を異動することができる方
・令和9年4月1日で20歳以上40歳以下
※理由として、3年後の独立就農時に認定新規就農者として45歳以下である要件があるためです。
※研修地までの旅費及び滞在費は本人負担となります。
<こんな方歓迎します!>
・「夫婦で協力して、一から事業を立ち上げたい」という意欲のある方
・自然豊かな環境で、土に触れながら丁寧な暮らしをしたい方
・地域の農家さんや住民の方々と、積極的にコミュニケーションを取れる方
・未経験でも、新しい技術や知識を吸収することを楽しめる方
・地域住民と積極的にコミュニケーションを図ることができる方
・心身とも健康で、かつ、地域の活性化に意欲があり、地域との交流に積極的である方
お試し就農・移住体験 募集の流れ
募集・参加申し込み:メールまたは郵送
お試し体験: 2泊3日のお試し地域おこし協力隊で地域のことや研修制度の概要を知る。
お問い合わせ
〒899-2101
鹿児島県いちき串木野市湊町1丁目1番地
いちき串木野市 農政課農林係(担当:小村)
TEL: 0996-21-5121
FAX: 0996-36-3092
※地域おこし協力隊の詳細な募集要項・選考スケジュールにご興味のある方もお気軽にお問い合わせください。
