ジビエ流通サイト”Forema Pro”に見る、日本の山間部の未来にITができること
日本の山里がシカやイノシシなどの野生動物によって荒らされている。農作物の獣害などとよばれる問題だ。地元も決して手をこまねいているわけではなく、狩猟による数の減少を目指している。 だが狩猟後に処理を行って生み出される食肉、つまりジビエは従来、仕入れや購入が決して簡単ではなかった。生産地と消費者をつなぐ仕組みが構築されておらず、情報の非対称性があったのだ。そのため、売るに売れない野生動物はただ「駆除」する対象になってしまい、結果としていまや全国で1年間に80万頭もの野生動物が食材にされることなしに、廃棄されている。 [...]