未経験で住宅営業に転職し、出産・育休を経ても成果を出し続け、現在は部長として活躍するサンクスホームの堀切沙弥香さん。
仕事と家庭の両立は決して簡単ではありません。それでも堀切さんが走り続けられる理由はどこにあるのか。転職の経緯や住宅営業のやりがい、子育てとの両立についてNativ.media編集部がお話を伺いました。

株式会社サンクスホームとは
三重県津市に本社を置き、三重・愛知エリアで注文住宅やリフォームを展開する地域密着型の工務店です。
設立30周年の節目にリブランディングを実施。新ミッション『くらしかた未来基準』のもと、
確かな技術で「誰もが誇れるくらしの未来」を切り拓いています。

「結婚を考えたとき、この働き方では難しいと思った」飲食業界から未経験の住宅営業へ

—— まずは堀切さんのこれまでのご経歴について教えてください。

堀切:私は高校を卒業後、アイスクリーム店とコーヒー店を経営している会社に入社し、約7年半、飲食業界に従事しました。入社1年でチーフになり、その後店長、エリアマネージャーとキャリアを重ねました。

—— 若いうちから活躍されて順風満帆なキャリアにも見えますが、いつから転職を考え始めたのですか?

堀切:転職する1年くらい前から、ヘッドハンティングの会社からお声をいただくようになりました。アイスクリーム店時代に、店長向けコンテストで初代グランプリを受賞したことがきっかけで、接客力を評価いただいたようです。

また、当時24歳で結婚を考えていた時期で、飲食業界での働き方に不安を感じていたことも転職活動をはじめたきっかけです。

—— 具体的にはどのような不安がありましたか?

堀切:飲食だとキャリアアップを目指すにもポジションが限られていますし、マネージャーになると、アルバイトの欠勤時には自分が穴埋めに入る必要があり、ほとんど休みが取れてませんでした。

また、当時は実家住まいでお金に困っているということもなかったのですが、給料も安かったです。結婚をするとなると、こうした環境を変えなければいけないと感じていました。

—— そこから、どのような経緯でサンクスホームに入社したのでしょう。

堀切:「他の業界であれば話を聞きます」とヘッドハンターに伝えていた中で、サンクスホームを紹介してもらいました。最初は家や不動産に特別興味があったわけではなく、「どんな仕事なのか、まずは話を聞いてみよう」という感覚でした。

ただ、たまたま前職で一緒に働いたことのある高校時代の後輩がサンクスホームで働いていたというご縁もあり、よく知っている方がいる心強さを感じて入社を決めました。

家の知識は後からでも身につく。未経験の堀切さんが磨いたのは「また会いたい」と思われる力

—— 未経験での入社にもかかわらず、最初の数か月で3棟、入社1年後には13棟を契約して主任に昇格されたそうですね。どのようにして成果を出していったのでしょうか。

堀切:最初は知識が全くなく、何が分からないのかも分からなかったです。用語一つ聞いても初めて聞くことばかりで、お客様からの質問にも「調べないと回答できない」という状態が続きました。

ただ、専門知識が不十分であっても、レスポンスの速さや丁寧なコミュニケーションで信頼関係を築くことはできます。お客様に「また会いたい」と思ってもらえるような関係づくりをとにかく意識していましたね。この点については、接客経験を活かせる部分がありました。

また、学生時代にバレーボール部で培った「今できることを精一杯やる」という姿勢も役に立っていると思います。知識が足りないなら数字に特化して「がむしゃらに数字を重ねていければ、経験も蓄積して後から知識もついてくるだろう」と自分を信じて突き進みました。

—— 堀切さんは営業において、どのようなコミュニケーションを大切にされていますか。

堀切:ガツガツと売り込むことはしていません。プライベートで家に来てもらってパーティーをしたり、SNSでつながって情報共有をさせてもらったりと、友達感覚でいてくださるお客様がたくさんいます。

私は、住宅営業に向いているのはヒアリング上手な人だと思っています。知識はYouTubeなどでも蓄えられますが、「それを誰から聞いて、誰から家を買いたいか、誰に信頼を置いて託せるか」という人間としての信頼関係を築くことが、成果を出す一番の近道です。

数千万円の買い物を任される責任とお客様の暮らしまで支えられるやりがい

——  改めて、サンクスホームでの営業の仕事内容について教えてください。

堀切:サンクスホームの営業は、土地探しから見積もり作成、資金計画、プランの提案まで、家づくりの初期段階から幅広く関わります。住宅ローンの相談や銀行での手続きにも同席し、家づくりに不安を抱えるお客様に寄り添いながら進めていきます。

——  銀行の手続きまで営業の方がサポートされるんですね。

堀切:住宅ローンは、お客様にとって人生の大きな決断です。お客様だけで手続きを進めるとなると、不安や心細さを感じる場面もあると思います。

ただ家を建てるだけではなく、その先の暮らしまで見据えて資金計画や生活イメージをご提案できることが、サンクスホームの強みだと感じています。

—— 住宅営業ならではの難しさや、やりがいを感じるのはどんなところですか。 

堀切:実際に働いてみて感じるのは、扱う金額の大きさです。飲食業界にいた頃は、何百円のアイスクリームやコーヒーを販売していましたが、住宅は数千万円単位のお買い物です。お客様の人生に深く関わる仕事だからこそ、責任の重みはまったく違うと感じます。

また、家づくりは営業だけで完結する仕事ではありません。設計や工務など、さまざまな担当者と連携しながら進めていくため、お客様のご要望や想いを正確に伝えることがとても大切です。自分の伝え方ひとつで認識のズレが生まれてしまう可能性もあるので、コミュニケーションには常に細心の注意を払っています。

その分やりがいを感じるのは、「家だけでなく、その先の生活までプロデュースできる」ところです。私自身もサンクスホームで家を建てた施主であり、子どもを持つ母親でもあります。だからこそ、実際の暮らしを想像しながら、「こういうものがあったら便利ですよ」「こうしておくと子育てしやすいですよ」と、自分の経験も踏まえてご提案できる。その点は、自分に合っていると感じます。

転職してからは、収入面でも飲食業界時代と比べて大きく変わりました。自分自身の生活が豊かになった実感もありますし、その経験があるからこそ、お客様にも家を建てた先の暮らしまで見据えた提案をしていきたいと思っています。

復帰後も成果を伸ばし、部長へ。子育てと仕事を両立するために大切にしていること

—— ここからは「ママ営業」としてのお話も伺っていきます。ご出産前後のキャリアの推移についても教えてください。

堀切:子どもが生まれたのは2020年で、そこから約2年間お休みをいただき、2022年に復帰しました。復帰した年も13棟の契約を上げて係長になり、昨年は課長として15棟を契約しました。さらに今期は3月末で18棟という実績です。ありがたいことに、今年に入ってからは部長という役職も任せていただけるようになりました。

——  出産を経ても変わらず成果を出し続けているのはすごいですね。育休から復帰して、一番苦労したことは何ですか。

堀切:時間の工面ですね。どうしても平日の残業が難しいため、限られた時間の中で仕事と家庭の時間をどう両立していくかは、今も試行錯誤しているところです。

仕事の日は帰宅後に、育児と家事を終えたら、そのまま寝落ちしてしまう日も多いです。動画を見ようかなと思うこともあるのですが、なかなか時間はとれません。すべてを完璧に叶えることは難しいので、今は自分の時間よりも、子どもとの時間や仕事で成果を出すことを優先しています。

——  自分の時間を確保するのは難しそうですね。それでも走り続けられるのは、どのような思いがあるのでしょう。

堀切:根底にあるのは「私が決めた道だから、迷わずに走り続ける」というシンプルな覚悟です。一生懸命やれば必ず報われると思っているので、子どもと美味しいものを食べたり旅行に行けたりすることを活力にして、自分が決めた道を全うしようと思っています。

子連れ出勤も受け入れる職場。頑張りが報われる環境で、次は育成の仕組みづくりへ

—— 仕事と子育てを両立する上で、会社からの支えを感じることはありますか?

堀切:サンクスホームは、子どもに対しての理解がすごくある会社だと感じています。たとえば土日に仕事がある際、夫も母も手が離せず子どもを預けられないことがあります。そういう時に子連れで出勤することもあるんです。

でも、それに対して何か言われることはありません。むしろ、社員のみんなが自然に面倒を見たり、声をかけたりしてくれます。子どもも社員のことを友達だと思っているくらいです。

—— 温かいお人柄の方が多いんですね。

堀切:会社全体としても、裏表がない人が多いところが魅力だと思います。私に対しても、お客様に対しても、家族に対しても、みんな変わらないテンションで接してくれるんです。

プライベートでも一緒に遊んだり、家に遊びに来たりするような関係性もあって、「アットホームで人間の良さがある」会社だなと感じます。ありのままの自分でいられるので、余計なストレスを感じずに仕事に集中できています。

—— そんな環境の中で、今後はどのようなキャリアを描いていきたいですか?
堀切:今はプレイヤーとして走りながら管理や教育も行っています。将来的には教育にもっと重きを置いて、新しく入ったメンバーが継続的に成果を出せるような仕組みを整えたいと考えています。

私自身、未経験からこの仕事を始めて、周りに支えてもらいながらここまで来ました。だからこそ、自分の経験をもとに、未経験の方でも花を咲かせることができるような組織を作っていきたいです。

—— 最後に、サンクスホームへの入社を検討されている方へメッセージをお願いします。

堀切:私は、「仕事に対しての気持ちが強い人と一緒に働きたい」と思っています。最初は知識がなくても構いません。

私自身も、その方に負けないくらい頑張りますし、やる気を引き出すのが自分の役割だと思っています。自分を信じて突き進めるガッツのある方と、ぜひ一緒にこの会社を盛り上げていきたいです。

—— 子育てと住宅営業の両立は、決して簡単なことではありません。それでもサンクスホームには、堀切さんのように家族を大切にしながらキャリアを重ね、挑戦を続ける社員がいます。仕事にも家庭にも本気で向き合いたい人にとって、堀切さんの歩みは一つのロールモデルになるはずです。 

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