池田において刻みたばこ製造業の発展に寄与した真鍋家の屋敷と蔵3棟を改修した『真鍋屋(MINDE)』。

それまで『まちかど資料館』として親しまれていた場所が、地域交流拠点施設として生まれ変わったのは2018年のこと。築100年を超える母屋・離れ・蔵のそれぞれが井戸のある小さな中庭を囲んでいる。

リノベーションの設計は地元である三好市出身の建築家が担当。どの建物も構造自体は変わっていないが、基礎や柱は各所に補強を入れたほか、風雨にさらされ続けた屋根瓦や壁を一新している。施設内には『移住支援窓口』や交流スペース『MINDEキッチン』など、地域の魅力を伝える機能を用意。古民家を活用した複合型施設としては徳島県内でも最大規模を誇る。


▲『MINDEキッチン』で店長を務める大掛達也さんも移住者の一人。

活用のポイント!

長い歴史のある建物の雰囲気を生かすため、梁や柱などは傷んでいる部分のみを取り除き、新たな木材を継ぎ足すなどして補強した。

地域交流拠点施設「真鍋屋(MINDE)」

三好市池田町マチ2226-3-1
電話:080-1993-2000
営業時間:11:00~18:00(L.O.17:00)
定休日:火曜
駐車場:8台
http://minde.jp/