みなさんこんにちは!
一般社団法人 全国道の駅支援機構 です。
本記事は、過去セミナーにご参加頂いた皆様当機構理事のメンバーと名刺交換をさせて頂いた皆様にご挨拶と今後の道の駅に関する情報提供のためにお送りしたメールマガジンより転載しております。

今回のテーマは、ズバリ! なぜ、赤字の道の駅が多いのか!?です。

赤字の道の駅とは

私達は多くの地域の道の駅を回っています。
その中では、うまくいっている道の駅もそうでない道の駅もあるのですが、やはりうまくいっていない道の駅の方が多いように感じます。
ここまで道の駅が市民権を得ているにも関わらず、うまくいっていない=赤字の道の駅が多いのはどうしてでしょうか。
そもそも赤字の道の駅、というのは、、、稼いでいる収益<道の駅の維持に係る支出という道の駅を指します。
では、なぜ道の駅の維持に係る支出が大きくなるのか?
それは、実力以上の規模をもち、、、

1.水光熱費が高い
2.人件費が高い
3.維持管理費が高い(これは多くの場合、指定管理料で充当されますが、、)

という原因があります。

うまくいかないのは初期設定に問題あり!?

今運営を担当している企業に問題があるのか? もちろん、それも原因としてはありえます。ただそれよりも多いのが、、、、そもそもの見込み設定の問題です。
例えば、売上がたつ見込みがないのに巨大な施設をつくれば、人件費、光熱費もかかり、どうやってコストダウンしようが赤字運営は避けられません。
このように実は、赤字道の駅はそうした見込み違いの結果、運営に負担を課しているものが多いのではないかと考えています。つまり、初期設定で売り上げに見込み違いをしてしまったから、適正規模にならず、無理して運営するから赤字になる、、、という構図が多いのです。

対処方法はないのか??

こうした状況の道の駅に、対処方法はないのでしょうか?
最近、私達のところにいただくご相談には、「毎年指定管理料を3000万、4000万はらっているのでどうにかしてほしい、、」という依頼も多くなっています。(※実は、超巨大道の駅でないかぎり、指定管理料3000万まはほとんどいきません。)その多くは、当初の見込み違いで赤字になってしまい、どうにか指定管理料で補填しているという場合は多いわけです。
そして、その多くは第一世代(1990年~1995年)第二世代(1995年~2000年)当りのものが多く、リニューアルの時期を迎えています。

閉鎖してしまう、、、と策もありえます。しかし道の駅が地域拠点であることは間違いはないのでそれはおススメしません。
できれば、リニューアルを機に適正規模、そして適正団体の管理に切り替えることをおススメします。
その時に必要なのが、適正規模の算出方法です。適正規模の算出には、マーケティングでいうところの3Cの法則を使ってください。

すなわち、、、Cunstomer市場の視点市場規模はどのくらいあるのか? Competitor競合の視点競争相手はいるのか? どのくらいの力か? Company自社の力、地域の力はどの程度か? 市場を開拓できる、もしくは競合に対抗できる力はあるのか? という視点です。

特に、自らの扱う品目の市場を総務省家計調査年報や商圏人口、入込観光客数から算出するという方法はぜひ取っていただきたいです。もし、わからなければ、機構に相談いただければ、算出方法など詳しくお伝えできるので、ぜひ次回のセミナーなどにご参加ください。
いずれにせよ、道の駅は地域の重要拠点。これからも大事に育てていただければと思います。

◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇

発行元
一般社団法人 全国道の駅支援機構
https://www.rs-rc.jp/

お問合せは以下よりお願いいたします。
https://www.rs-rc.jp/お問い合わせ/

文責:機構の各理事 プロフィールはこちら
https://www.rs-rc.jp/メンバー紹介/
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇