地方移住先を検討する上で参考になるのが「住みたい田舎ベストランキング」。 移住者の受け入れ体制、移住者の歓迎度、コロナ渦でのリモート施策などについて自治体が回答している。ランキングは、「村」「町」「小さな市」「大きな市」ごとに集計し、結果は「総合」「若者世代」「子育て世代」「シニア世代」ごとに発表。人気ランキングとは違い、地方移住促進に取り組む自治体の熱量がそのままランキングに反映されている。

大分県豊後高田市が「住みたい田舎ベストランキング」で4冠を達成

■住みたい田舎ベストランキングについて
「田舎暮らしの本(宝島社)」が全国の自治体に毎年独自アンケートで調査。
第9回はコロナ渦での対応を含めた全272項目で調査を実施し645の市町村から回答を得ている。

 
■2021年第9回「住みたい田舎ベストランキング」結果〜小さい市(人口10万人未満)

<総合部門>
1位 大分県豊後高田市★ *3年連続1位
2位 大分県日田市
3位 大分県臼杵市

 
<若者世代が住みたい田舎部門>
1位 大分県豊後高田市★
2位 島根県雲南市
3位 大分県宇佐市

 
<子育て世代が住みたい田舎部門>
1位 大分県豊後高田市★
2位 大分県宇佐市
3位 島根県雲南市

 
<シニア世代が住みたい田舎部門>
1位 大分県豊後高田市★
2位 大分県臼杵市
3位 大分県国東市

 
豊後高田市は、第1回で「1位」を獲得、その後も9年連続でベスト3位内を達成中(全国唯一)
 

大分県豊後高田市って?

豊後高田市
ナミヤ雑貨店の奇蹟
出典:豊後高田市(上)、REAL SOUND映画部(下)

 
豊後高田市は、東野圭吾さん原作の映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」のロケ地。映画の雰囲気そのままの懐かしい「昭和の町」。昭和の不便さもあるけど、高度成長期真っ只中の昭和の活気も息づく町。

 
位置:大分県北部(国東半島の付け根部分)
人口:約22,000人
気候:温暖で過ごしやすい瀬戸内式気候

 
アクセス:
<飛行機を利用する場合>
東京(羽田)→大分(ANA・JAL・ソラシドエア)【約1時間30分】
東京(成田)→大分(Jetstar)【約1時間35分】
大阪(伊丹)→大分(ANA・JAL・IBEX)【約1時間】
名古屋(中部)→大分(ANA・IBEX)【約1時間】

<JRを利用する場合>
博多駅より 鹿児島本線・日豊本線→宇佐駅【約1時間35分(特急利用)】
小倉駅より 日豊本線→宇佐駅【約50分(特急利用)】
大分駅より 日豊本線→宇佐駅【約40分(特急利用)】
 

大分県豊後高田市の魅力〜子育て支援

豊後高田市 子育て支援
出典:豊後高田市定住パンフレット

 
全国トップレベルの子育て支援を実施中!

■平成31年から実施している子育て支援
1.市内保育園の保育料の完全無料化
2.市内公立幼稚園の授業料の完全無料化
3.市内幼稚園・市内保育園ともに0歳~5歳児の給食費の完全無料化
4.子育て応援誕生祝い金で最大100万円を支給

 
■令和2年4月から実施している支援
1.妊産婦医療費無料
2.市内保育園が行う「保育士等の処遇改善」を独自支援
3.不活性ポリオ・三種混合ワクチンの接種費用の助成
4.花っこルーム香々地で新たに「一時預かり」
5.新たな子育て支援のワンストップ窓口を開設
 

大分県豊後高田市の魅力〜移住支援制度

豊後高田市 定住支援
出典:豊後高田市定住パンフレット

 
■定住・住まい関連の支援(一部紹介)

・女子ターン奨励金〜10万円
・新婚生活応援金〜1組10万円
・新婚さん応援住宅ハピネスステージ〜3DK/家賃4万円
・子育て世代いらっしゃい引越し応援金〜上限10万円
・子育て世代ステップファミリー応援金〜20万円
・ウェルカム未来の高田っ子応援金〜10万円
・孫ターン奨励金〜10万円
・愛ターンお婿さん奨励金〜10万円
・子育て支援住宅「エミール城台」〜2LDK/家賃4.8万円
・定住促進子育て応援住宅「住まいるハウス」〜3LDK/家賃4.8万円
・夢まち分譲地への太陽光発電システム設置奨励金〜10万円
・空き家バンク仲介手数料助成金〜上限5万円
・空き家FIY奨励金〜上限10万円 etc.

 
詳細は以下をご確認ください。
ぶんごたかだ定住ガイドブック
 

大分県豊後高田市をGoogleストリートビューしよう

豊後高田市の人気スポットが高画質のストリートビューになって公開されています。Googleストリートビューを利用すれば、歩くように360°を見回しながらその町をオンラインで下見することが可能。
粟嶋公園
昭和の町
粟嶋社
参照:⇒Googleマップストリートビュー(上:粟嶋公園、中:昭和の町、下:粟嶋社)

ぶんごたかだGoogleストリートビュー
 

筆者の地方移住の進捗

会社がリモートワークを推進していることもあり、移住へのハードルはかなり下がった。とは言え、大学までは都内で学びたいという娘の要望があるため、完全移住は少し先になりそう。なので第一ステップとして週末移住あるいは週中移住を検討中。家族としては、私が単身移住することで、ひと部屋自由に使えることになるし、思春期まっさかりの娘にとってパパ不在は願ったり叶ったりらしい(笑)

今のところ、移住第一ステップとして都内アクセスが良いテレワーク移住を検討

・山梨県(都留市、大月市、甲州市)
・茨城県(結城市、那珂市、土浦市)など
 

【著者】旅行会社にて地域交流事業に従事。1972年大阪市出身。関西大学経済学部経済学科卒業。エネルギーを軸とした地域財源作り、地域プロモーション、人材育成、地域ブランディングなど、様々な「地域☓ビジネスソリューション」を経験。全国の名旅館・ホテルを300施設以上を訪問し地域の課題解決に取り組んでいる。この先1〜2年で地方移住を検討中、地方移住ブログにて移住先の下見情報や補助金情報などを公開中⇒「地方移住してテレワークで働けば、人生めちゃ楽しいやん!と思う。」にて公開中。Twitterはフォロワー数2500人。