将来的に地方移住や多拠点生活を考えているけど、まずはいろんな地域のことを知りたい、体験したい。移住する前に関係を作っておきたい。
クラウドファンディングから実際の体験まで、地域と関わりを持ちたい人向けのサービスを4つご紹介します。
この記事の目次
移住前に「体験」を通じて接点を持つ
地方移住を考えるきっかけは人それぞれです。海や山の近くに住みたいといった理想の暮らしから逆算することもあれば、たまたま旅行や仕事で行った場所が気に入ったというケースもあります。
農山漁村に滞在し農漁業体験を楽しみ、地域の人々との交流を図る「グリーンツーリズム」という観光用語があります。
今回紹介するサービスの中にはこれに近いものもありますが、単なる観光ではなく移住前の下見として利用することもできます。
「移住を考えているが、ホテル滞在だと地域の人と関わるのは難しい」「一度家族で行って子供にもその地域のことを知ってもらいたい」という時にも体験型のサービスは便利です。
CAMPFIRE | クラウドファンディング
■概要
誰でも挑戦できる安心のクラウドファンディング
・支援者はプロジェクトへ支援することで、モノや体験などのリターンを得ることができる。
・自分が応援して実現したプロジェクトに愛着がわく。
・体験型のリターンを選択すれば、実際に足を運んでプロジェクトの成果を見ることができる。
■運営会社
株式会社CAMPFIRE
■公式サイト
⇒クラウドファンディング – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
SMOUT(スマウト) | 地域への移住と関係人口のマッチング
■概要
地域から声がかかる移住スカウトサービス
・「興味ある」というボタンを押すと、利用者のプロフィールを見た地域関係者(例えば地方自治体や地元の事業者など)からスカウトメッセージが届く。
・中小企業から自治体まで、参加している団体が幅広い。
■運営会社
面白法人カヤック
■公式サイト
⇒地域への移住と関係人口のマッチング SMOUT(スマウト)
TABICA | 好きで繋がる体験シェアサービス
■概要
自分の好きなことを体験としてシェアできるサービス
・必要な資格はなく、誰もが無料で登録・掲載できるため、個人の登録者も多い。
・子供向け体験、料理教室、オンラインツアーなどライトな体験も多い。
・体験を通じたゲストとの交流を大切にする。
・すべての体験に保険が適用される。
■運営会社
株式会社ガイアックス
■公式サイト
⇒TABICA この体験が、旅になる。
STAY JAPAN | 個性的な宿泊施設・体験が見つかる予約サイト
■概要
民泊・農泊・貸別荘・コテージ・古民家・城泊・宿坊など個性的な宿泊施設が見つかる予約サイト
・野菜作り、果物収穫、牧場で動物のお世話など様々な体験が充実
・一棟貸し、古民家、コテージなどが多く、家族や友達と気兼ねなく宿泊&体験を両方楽しめる
・民泊もあるのでホストやゲストとの交流も楽しめる
■運営会社
株式会社百戦錬磨
■公式サイト
⇒知らない日本に、泊まってみよう。新しい宿泊体験を提供する STAY JAPAN
おわりに
時代の変化に伴い、消費者の動向はモノ消費からコト消費に移りつつあると言われて久しくなりました。コト消費とは、モノの所有では得られない体験や経験に価値を見出す消費傾向をいいます。
今回紹介したような体験型サービスは、コト消費の時代に地域を知る入り口としてこれからも利用されるのではないでしょうか。
いつかは移住したいな、まずは足を運んでみようかな、という人はライトな体験をしてみると意外な発見があるかもしれません。
小山 志織
和歌山県出身のフリーライター。「住むように旅をする」をモットーに、2020年7月〜12月まで九州を旅しながら執筆活動を続ける。noteで自身のワーケーション記やエッセイを綴っている。
Twitter:https://twitter.com/shiori_koyama
note:https://note.com/shiori_koyama