京都の「HOSTEL NINIROOM」で見つける、新しい移住のあり方

新型コロナウイルスの感染拡大から約一年半。リモートワークの一般化やフリーランス人口の増加など、ライフスタイルの多様化が益々進むにつれ、地方移住を検討する人が増えています。

移住者にとって縁もゆかりもない地方への移住は見えない不安が付き物。住居を構えるエリアは実際にはどんなエリアなのか、近所付き合いはどうなのか、困ったときに頼れる知り合いがおらず不安、などの心配はインターネットで解決するにも限界があります。何かしらのコミュニティに属するために、まずはシェアハウスへ一時的に入居することも一般的ですが、いきなり他人との共同生活はハードルが高い人も多いのでは。

そんな中、今注目されているのが「地域コミュニティを持ったゲストハウスへの仮移住」です。

京都 岡崎エリアにある宿泊施設 HOSTEL NINIROOMでは、昨年8月より、1週間・1ヶ月単位で利用できる、長期滞在プランの提供を開始。紹介や口コミで徐々に利用者が増え、約10ヶ月を経過し、長期滞在者の利用泊数は前年比3.6倍と、大きく伸長しました。※6泊以上の滞在を「長期滞在」と定義

(短期滞在者を含む宿泊利用者全体の予約件数の総計が前年度比38%と下がっているにも関わらず、長期滞在の予約件数は前年度比171%、利用泊数は363%と大きく伸長。)

◆「京都に住む友達の部屋」で過ごす、仮移住生活

プランの利用者の中には「いつか京都に住んでみたかった」という仮移住者や、京都移住の第一ステップとしてホステルでの暮らしを選ぶ人も。他人と完全な共同生活となるシェアハウスでの生活に比べ、ゲスト同士、またはゲストとスタッフという一定の距離を保てることで、お互いが心地よい関係性を築くことができるのが特長です。また昨年からのコロナ禍で比較的安価に長期滞在プランを提供している簡易宿所も多く、気軽に数ヶ月の移住体験を実現できるという利点も。

HOSTEL NINIROOMは、開業当初から「京都に住む友達の部屋」のコンセプトのもと、地域に根差した「まちの拠点」として運営をし続けてきた簡易宿所。宿泊者とご近所さんがほど良い距離で入り混じる1階カフェ/ラウンジに加え、周辺のおすすめスポットを紹介する「ご近所お散歩帳」や、「住む人」と「訪れる人」2つの視点で周辺エリアをインタビューする京都ご近所メディア「おとなりさんと、よそさん」なども、何気ない京都の日常を知ってもらうための取り組みです。そんな地域との密な関わりが「仮移住」の住まいとして選ばれている理由のひとつ。

シェアハウスとひとり暮らしの間のような、ゲストハウスでの仮移住。暮らしの中で生まれる地域コミュニティとの繋がりや落ち着いた岡崎エリアの自然や文化に触れながら、「京都の日常」を味わう住まい方が実現されています。新しい移住のあり方として、また、時代に合った宿泊施設の活用法として、ご参照いただければ幸いです。

​◆「仮移住」実施者の声
京都ご近所メディア 「おとなりさんとよそさん」インタビュー記事より|#17 インキュベーション マネージャー | 宇都宮 里実さん
http://otoyoso.jp/yososan/utsunomiyasatomi/

◆NINIROOM マンスリー/ウィークリープラン

プラン詳細はこちら https://niniroom.jp/recruit/share-house/

<HOSTEL NINIROOM>
2017年12月開業。「京都に住む友達の部屋」をコンセプトに、姉妹で運営するデザインホステル。鴨川にほど近い岡崎のエリアで長らく使われなくなっていた築40年の印刷会社オフィス兼倉庫ビルをリノベーションし、宿泊施設として再生。「住む人」と「訪れる人」両方の立場から宿のあり方を考え、地域にひらけた”まちの拠点”づくりに取り組む。地域で活動する個人や事業者と連携した企画や、所属する町内会の地蔵盆開催など、誰でも気軽に参加できるイベントを年間通して開催。

■令和元年度 京都らしい宿泊施設表彰 受賞

公式サイト:https://niniroom.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/hostel_niniroom/

<お問い合わせ先>
担当:行岡 恭子(ゆきおか きょうこ)
メール:kyoko.yukioka@niniroom.jp
電話:075-761-2556