地方創生の動きが本格化する中、大手企業の中にも「地方創生」をテーマにした新規事業を立ち上げたり、専門の部門を立ち上げる事例が増えてきました。一方、大手企業のキャリアを離れて、様々なテーマの地域事業を開拓するベンチャー企業やスタートアップも増えてきました。またそうした動きを取り込んで、地域の課題解決につなげようとする自治体も数多く見られます。
「人生100年時代」を想定した働き方や人生設計の必要性が叫ばれる中で、実際にその当事者たちの経験や戦略、考え方などから、「地域事業」の特性や参入するメリットや、長期化するキャリアパスの中で、”企業”と”個人”それぞれの立場での可能性を探る機会を提供したいと思います。

今回は、
①企業内で新しい地域事業開発に取り組んでいる事例
②キャリアパスの早期から地域をテーマにした起業した事例
③キャリアパスの中期から地域に入り込んで事業を立ち上げた事例
の3つのケースを実践中の3人にご登壇いただき、それぞれの立場から、その事業の目的と、自身のキャリア面での戦略や志向などをお話いただきます。

本セミナーの目的

  • 地域事業戦略の考え方や経験/ノウハウの共有と共創の場の創出
  • 日本各地で新たな地域事業が生み出される出会いやきっかけづくり

対象となる方

  • 大手企業で、「地域」「地方創生」をテーマににした事業開発を目指している方
  • 各自治体で、地域事業の育成や、起業促進、移住促進を担当されている方
  • 自ら新たに地域事業や地域商社を立ち上げようとされている方
  • いつか地方に移住してやりがいのある仕事につきたいと考えている方
  • など。

タイムテーブル

17:30 Open

18:00 ~18:10  1:開催の挨拶 主旨の説明
(10分) ネイティブ株式会社 代表取締役 倉重宜弘

18:10 ~18:40 2:「富士通の地域事業開発の経緯と意図」(仮)
(30分)富士通株式会社 社会基盤システム事業本部 事業戦略統括部 平泉新 氏

18:40 ~ 19:10 3:「消費者ではなく当事者を増やす。オーナー制度で都市と地方の食を繋ぐOWNERSの挑戦と戦略」
(30分)株式会社ukka 代表取締役 共同創業者 谷川佳 氏

19:10 ~19:30  Break20分 (飲み物とお菓子提供)

19:30 ~20:00 4:「ふるさと納税の本質と、地域事業創出への道」
(30分)株式会社ビッグゲート 代表取締役 大関将広 氏

20:00 ~ 20:10  ステージ準備

20:10 ~ 20:30 5:パネルディスカッション とQ&A
(20分)「企業と個人両面からの地域事業への取り組みの可能性」
ファシリテーター:倉重 パネリスト:平泉氏、谷川氏、大関氏

20:30- 21:00 名刺交換・フリーコミュニケーション

※セミナーのタイトル・登壇テーマは変更される可能性があります。

登壇者プロフィール

谷川 佳 (たにがわ けい)
株式会社 ukka 代表取締役 共同創業者

1987年大阪府岸和田市生まれ。関西大学法学部卒業後、PR会社にて地域ブランディング・企画事業に従事。その後、オーナー制度プラットフォーム「OWNERS(オーナーズ)」を構想し、サービス設計・営業・システム開発を行い、2015年12月、株式会社エル・エス・ピーにてサービスをローンチ。運営統括責任者としてサービス運営および企業とのアライアンスを推進。2017年9月に株式会社ukka を創業し、代表取締役に就任。

関連サイト:http://www.ukka.green/


大関 将広 (おおぜき まさひろ)
株式会社ビッグゲート 代表取締役

1996年日本大学理工学部卒業。同年、株式会社CSK(現SCSK株式会社)に入社、以降、SAPジャパン株式会社、株式会社シマンテックを経て、2011年4月(震災直後)に日本アイ・ビー・エム株式会社に入社。最大の被災地だった石巻市の鮮魚屋の二代目と出会い、石巻入り、日本アイ・ビー・エムとして石巻の復興事業を支援。石巻産業復興の施策としてふるさと納税に着目。地元利益最大化のために、石巻市+石巻観光協会という事業スキームで2014年9月からふるさと納税事業を開始、初年度(7か月)で約3.2億円の寄附実績を上げる。その後、地方を舞台にした事業に魅力を感じ、株式会社ビッグゲートを設立。地元に最大限の還元を行う石巻のモデルが地方の活性化につながると考え『地方創生型ふるさと納税』を提唱。支援自治体数は10を超え、現在も拡大中。

関連サイト:http://big-gate.co.jp/


平泉 新 (ひらいずみ しん)
富士通株式会社 社会基盤システム事業本部 事業戦略統括部

富士通株式会社 社会基盤システム事業本部 事業戦略統括部
2000年武蔵工業大学(現東京都市大学)工学部卒業。
同年、富士通SE子会社に入社。
新聞製作システムの開発を15年担当後、2015年から
DMP(Data Management Platform)の開発・保守を担当。
2017年から地方創生を軸にしたSoR(System of Record)と
SoE(System of Engagement)の統合を検討するチームを社内に立ち上げ、
地域事業などの新規事業のPoC(実証実験)を推進中。

関連サイト: http://www.fujitsu.com/


倉重 宜弘 (くらしげ よしひろ)
ネイティブ株式会社 代表取締役 

大手金融機関のシンクタンクを経て、2000年よりデジタルマーケティング専門会社、ネットイヤーグループに創業期から参画。 大手企業のデジタルマーケティングや、ブランディング戦略の立案、ウェブサイトやデジタルコンテンツの企画・プロデュースなどに数多く携わる。2010年同社内にて、企業との共同事業立ち上げを専業とする関連会社の立ち上げを担当。北海道、沖縄、瀬戸内、奄美大島などの、地域振興やブランディングを目的とした企画や、メディア事業を手掛る。 2016年3月にネイティブ株式会社を起業して独立。地域マーケティングと地域事業開発を中心に取り組んでいる。

関連サイト:https://nativ.media/