自然豊かな田舎で暮らしたい、でも自分に合った仕事があるだろうか?
徳島県の県西部・東みよし町では、そんな不安から「移住」を迷っている方のために、「働き方」と「暮らし方」を同時に知ることができる視察ツアーを提案しています。
※「視察ツアー」の詳細は下部の問い合わせリンクURLにてご案内しています。

今回ご紹介するのは、「田舎をもっとカラフルに!」という理念を掲げて、わくわくできるお出かけを応援している株式会社みかもです。

町のお出かけを支えるエネルギーサポートの拠点となっているガソリンスタンド。「地域に、ワクワクする場所や存在がないといけない。若い子たちが帰ってきたいな、そこへ行きたいなと感じられるように」と金村さん。

 

東みよし町(旧みかも町)で生まれ育った代表取締役の金村盟(はじめ)さん。高校を卒業後大阪や海外での生活を経て、25歳のときにUターンしました。
ふたりのお子さまを育てる金村さんは、「都会に比べたら刺激は少ないけど、子どもが育てやすい地域ですよ。なによりコスパがいいですわ!」と笑います。
「食料は安いし、家賃も数万円で一軒家とかいくらでもある。田舎だから川もあるし山もあるでしょ。でもインターあるからどこでも行きやすいし便利でしょ。めっちゃ田舎じゃない、中途半端な田舎だから困らんのですよ」と東みよし町の暮らしやすさに太鼓判を押してくれました。

お出かけ応援活動で田舎をもっとカラフルに

そんな金村さんが運営する株式会社みかもの企業理念は「田舎をもっとカラフルに!」。
この理念を実現するために、「お出かけ支援事業」に携わってくれる人を、いま募集しています。

株式会社みかもで展開している事業は、ガソリンスタンド事業部、桐下駄製造販売「みかも木履」、みかも喫茶、カーコーティング専門店「SOUP」、クルマ買取専門店「エムネット」。
けれど、働く人たちに「ガソリンスタンドで働いている」とか「コーティングの仕事をしている」とか「カフェの店員だ」と思ってほしくない、というのが金村さんの思いです。

運営している「みかも喫茶」では、地元の伝統工芸品である桐下駄を販売している。

「私たちの仕事は、地域のお出かけを応援すること。ガソリン入れないとお出かけできないでしょ。お出かけする車をピカピカにしたいでしょ。お出かけする先にお店がいるでしょ。下駄履いてお出かけするでしょ(笑)」と金村さん。すべての仕事の先には「地域とそのお出かけ先を応援する」という思いが詰まっています。

 

コロナ禍で地域のお出かけをどう盛り上げるか

お出かけ事業というと、コロナ禍では下降気味に感じるかもしれませんが、カーコーティング専門店「SOUP」の店長をしている久田学さんからは意外なお話しが聞けました。
「コロナの影響はほとんどなく、むしろバイクブームでバイクのコーティング依頼が増えました」。予想外の好反応に、現在バイクユーザーへのアプローチを拡大しようと模索しているそうです。

2020年1月末にオープンしたカーコーティング専門店「SOUP」。地方では移動手段のほとんどが自動車。そして車が趣味という人も多く、ベンツのゲレンデGクラスやGTRニスモなど珍しい車のコーティング依頼もあるそう。

働き始めたころは目の前の数字に追われていた久田さん。しかし、会社の人材育成を通して考え方は変わりました。「コロナ前までは、年に1~2回は大阪で営業スキルを学んだり、マネジメント研修に出ていました。まだまだですが、相手に共感して真意を引き出していくコーチングの力ももっと付けていきたいですね」嬉しそうに話します。

専門店を立ち上げるにあたり、コーティング溶剤の業者さんにベンチマーク(指標)を学びに行った。「コロナがなければタイの会社に勉強に行く予定でした」と残念がる。

こうした企業内の人材育成には、金村さんの「地域への恩返し」という熱い思いが詰まっています。

地域への思いが、「働く人」への思いに

「父親が9歳のときに亡くなったんです。それからは母がひとりで、家業をしながら自分たちを育ててくれました」。

Uターンして家業を手伝いはじめた当時、金村さんはガソリンスタンドという仕事がとてもいやだったそうです。値段が変動するガソリン、どこで入れても中身は同じ。当時はお客さんから「わざわざここで入れてやんじょる」と言われているような気持ちだったと言います。

そんなとき、経営者の学びの場や人との出会いから「何のために仕事をしているのか?」と自分を振り返り、そこから地域のことを考えるようになりました。
「地域の人に支えられてきたから自分たちは生活ができている。だから母も私たちを育てることができたんだと気づいたんです。ひとりで会社をやってるつもりになっていたけど、社員さんがいてくれることに感謝しないといけないと思いました」。

「生活のため、お金のために仕事をしているのではない、と気付かされました」。50周年を迎え、地域に貢献するための雇用や人材育成に対する思いはより強くなった。

 

国道192号から南へ進んだ住宅街の中にある平屋作りのお店。

2021年には「お出かけ先」となるみかも喫茶をオープンさせました。
天気の良い日は、テラス席やドッグランで愛犬と一緒の「おでかけ」も楽しめます。
東みよし町内で「世界農業遺産」に認定された田口農園(東みよし町)から、産地直送の素材を仕入れて彩豊かなメニューを展開しています。
「徳島大学から誕生したコオロギパウダーをつかったアイスクリームもあるのでぜひ試してみてくださいね」と金村さん。
そこかしこに地域とのつながりが見えるのも、株式会社みかもの特徴です。

このときの週替わりランチは、レッドオニオンのカルボナーラ(手前)。 新メニューの焼きリゾットサラダのランチは「はだか麦玄米」と世界農業遺産の新鮮野菜がたっぷりでヘルシーな一品(奥)。

 

2021年に創業50周年を迎えた株式会社みかも。
名刺には「わくわくお出かけ応援団」と書かれています。

レンタカーの貸し出しのお手伝いは「おでかけサポーター」
ガソリンスタンドや灯油配達のサービスは「エネルギーサポーター」
ドッグランの併設されたカフェのスタッフは「お出かけ盛り上げサポーター」

ここで働く人は「みんなのワクワクした気持ちやお出かけを応援するサポーター集団」なのです。

視察ツアーに参加して、東みよし町の「仕事と暮らし」を相談しよう

「ガソリンスタンドは暑い寒いもあるし、大変なこともあります。どの事業も繁忙期がありますが、人材育成のための投資は惜しみません!応援します」とチャンスをつかんで欲しいと話す金村さん。

「移住してすぐは家探しも大変だろうし、寮もあるんで相談してくださいね」

え!?寮あるんですか!?

「2Kだったかな~2DKだったかな~、二人ぐらいならいけますよね。相談してください。ほかにも移住して来られる方には不安なことも多いはず。町が取り組む移住者の方同士のネットワークづくりや、情報をキャッチしやすい仕組みづくりを、どんどん応援していきたいと考えています」

 

株式会社みかもの企業理念「田舎をもっとカラフルに!」や、お出かけ応援団のお仕事、東みよし町の暮らしに興味を持たれた方は、ぜひ視察ツアーにお申込みください。

 

 

★「視察ツアー詳細・申込」は、下記ボタンからご案内いたします。

※エアトラベル徳島「徳島県東みよし町視察ツアー」申込ページに遷移します。


◆募集条件
高校以上、未経験者歓迎、普通自動車運転免許必須(AT限定可)、整備技術経験者歓迎

◆仕事内容
ガソリン給油から洗車や自動車整備まで、安心・安全・快適な地域のカーライフをサポートするお仕事です

◆勤務地
徳島県三好郡東みよし町加茂5562-1

◆勤務形態
正社員・パート(シフト制勤務)

◆福利厚生
雇用保険,労災保険,健康保険,厚生年金あり、年二回賞与、夏季休暇

「SOUP」は、金村さんの趣味の一つサーフィン用語で、波が崩れた後にできる白い泡のこと。大きな波程スープも大きくなるのだ。

 


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