「紙」に、みなさんはどんなイメージを持っているでしょうか。
本はKindleで読んでいる、会社の資料は印刷せずにパソコン画面で見るという人が増えているかもしれません。
その一方で、プラスチックストローを廃止し紙ストローに切り替えたり、パッケージを紙素材にするなど、「紙」に注目しシフトしている企業が増加しているのも事実です。

今回ご紹介する株式会社中村両栄舎印刷所は、昔ながらの紙への印刷技術を活かしながら、新しく「印刷加工」や「印刷受注の窓口づくり」に力を入れたいと考えています。※職場見学と町巡りが同時にできる視察ツアーをご案内しています。

※「視察ツアー」の詳細は下部の問い合わせリンクURLにてご案内しています。

 

工場では、伝票帳票やパンフレット、自治体や学校関係の広報誌や配布物が印刷されています。

 

プログラミングの技術を活かして新規開拓に向けたプロジェクトをやってみたい、印刷技術や加工の知識を活かして新商品を手がけてみたい、そんな人にぴったりの会社です。

本社のほか、徳島県三好市三野町と香川県三豊市に工場があります。営業所を徳島市内・大阪・東京の三か所に設置し、印刷加工の注文を受けています。

 

明治22年の創業から132年、受注からデータ作成・製造・配送まで

明治22年東みよし町の隣にある、池田町で創業した中村両栄舎。
池田町の市街地にあった本社工場が、ここ東みよし町足代に移転したのは30年ほど前のことです。

工場を案内してくれた代表取締役社長中村亨典さん。すぐそばにある足代小学校が社会科見学に来ることもあります。

 

「伝票帳票の印刷が多いんですよ。時代が変わっても紙のビジネスフォームの需要はあります。銀行や保険会社、介護記録用紙など、一枚ものから複写ものまで、紙への信頼が大きい業種や企業が多くあります。

とはいえ、デジタル庁が発足してペーパーレス化は益々進むでしょう。時代の変化を捉えて私たちも変わっていかなくてはいけません」。

 

印刷機にかけるための版を制作する製版部です。

印刷加工のためデータが組み上げられていきます。

 

時代の流れがつくる「紙」へのニーズ、加工知識や経験を持つ人材獲得に向けて

ペーパーレス化が推進される一方で、プラスチック材を紙に置き換えていこうという動きは世界的に高まってきています。

案内してくれた部屋には、有名な関東のお土産菓子のロゴが印刷されたロール紙や、お茶のパッケージになるロール紙のサンプルが置かれていました。
「手土産の袋もプラスチックから紙の袋に変わってきています。チョコレートやパンなど食品の袋も、外側を紙素材にして、品質が維持できる特殊なフィルムと貼り合わせたものが増えてきてるんですよ」。

 

ロール紙も在庫管理し、必要なときに必要なだけを使用します。

2011年には日本ではまだ珍しい水性フレキソ印刷機を導入。これまでの有機溶剤を使う油性インキではなく、人にも環境にもやさしい水性フレキソ印刷で新しい製品づくりにチャレンジしています。

 

顧客獲得のホームページと手軽に印刷オーダーできる窓口を作ってくれる人が欲しい!

「これから『紙』への印刷は確実に少なくなっていきます。10年後、20年後には分からない。そこにどう対応していくか、というのがこれからの顧客獲得につながっていきます」。

そこでこれから本格的に乗り出そうとしているのが、新しい印刷オーダー窓口の開設です。

「実はいま、お客様がもっと手軽に印刷物のご注文が出来る仕組みづくりをしたいと思っています。たとえば、クリアファイルやメモ帳や封筒への印刷を、お客様が直接中村両栄舎にオーダーできる窓口をつくったり、そのためのホームページを立ち上げたり、受注ソフトを組み上げてくれる人材を探しています」。会社としてやりたいことを明確にしている中村社長。

「自社の技術をダイレクトに受注につなげることで、事業拡大はもちろん、よりスピード感をもってお客様のもとに製品を届けたい」と、個人や企業が気軽に印刷注文できる仕組みを自社でつくれる人材を求めています。

 

わたしたちは、印刷を通してお客様に「快適」を届けます

お客様が製品を使いやすいように届けるところまでが印刷の仕事。
紙の種類や厚さも様々で、そのあとの加工や使われ方もひとつ一つ異なります。
お客様がどうやって使いたいか、何に使いたいかを考えたり、環境に配慮していくことも欠かせません。
実際に工場でオペレーション業務に携わっている人たちにもお話を伺ってみました。

 

「印刷って紙にインクつけるだけだし、最初は簡単に誰でもできると思ってました。でもやればやるほど奥が深いと感じています。手にした企業の方が使いやすいようにプロ意識を持って続けていきたいです」と勤続25年の田村優さん(44歳)。

 

「前職も印刷業でした。働き始めて3年目で、この現場は2年目です。教えてもらいながら色合いをチェックしたり、商品がちゃんと納められるか確認しています」と杉本真也さん(50歳)。

 

創業から132年、地域やお客様の信頼され続けているのは、ていねいに実直に、「印刷現場」を支える人たちがいるからなんですね。

 

東みよし町の暮らしと仕事が一度に見える視察ツアーに参加してみよう

平均年齢が40代半ばという中村両栄舎。
「自治体や学校関連の受注も多く、年末から年度末にかけてが繁忙期。6月の田植えから8月9月の稲刈りの時期はどちらかというと閑散期。そのあたりも地域の暮らしと仕事の流れが合ってるのかな。
大阪や東京から仕事で来た人はみんないいとこですねって言ってくれます。
東みよし町は、仕事があれば、生活するのには最高です」。
そんな中村両栄舎の仕事風景、気になる方は、ぜひ視察ツアーにお申込みくださいね。

 

 

★「視察ツアー詳細・申込」は、下記ボタンからご案内いたします。

※エアトラベル徳島「徳島県東みよし町視察ツアー」申込ページに遷移します。


◆募集職種
①パソコンオペレーター及び、印刷物の仕上げ・包装・オペレーター
②プログラマー
③オペレーター(経験者)

◆仕事内容
①パソコンオペレーター及び、印刷物の仕上げ・包装・オペレーター
製品の梱包や運び出しなどの手作業、機械を使ってのオペレーション業務など
②プログラマー
製品の印刷受注ができるホームページづくりやシステムの構築などの新規事業
③オペレーター(経験者)
加工技術に関する知識を活かした業務拡大

◆勤務地
徳島県三好郡東みよし町足代380-1

◆勤務形態
正社員

◆福利厚生
各種保険あり、会社カレンダーによる休日


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