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この記事では、11月9日から11月15日の間に配信された内容を元に、トピックを振り返っていきます。

カキ漁師を目指して。陸前高田に移住し就職した東京の大学生

— 秋も深まり、出歩くのによい季節になっていますね。各地の感染状況も落ち着いている今のうちに出かけてみようかなという気持ちも高まってきているようです。

久しぶりにお店でお酒を楽しんだ、という方も多いかもしれません。気の合う仲間との会食が少しずつできるようになるのは嬉しいことですね。我慢を強いられた2年間。会いたかった人に会える日々のうれしさを噛み締めたいなと思います。

— さて、今週はこちらの記事を見ていきましょう。

ニュース記事:復興への羅針盤 東京から移住 新人カキ漁師奮闘中/岩手・陸前高田市

— 東京の若者が大学卒業後 陸前高田市に移住し、一人前のカキ漁師を目指し修業中というニュース記事です。東京で開かれた漁業就業支援フェアでのマッチングを経て、就職&移住が叶ったのだそう。

なるほど。卒業後の就職先探しをしている中で、地方移住してカキ漁師を目指す選択をしたしたということなのですね。まだまだいわゆる「(企業への)就職活動」が一般的なところ、漁業就業支援フェアへ出向くのはかなり異端かもしれない。でも、この行動はかなり示唆に富んでいるように思います。漁業や農業、畜産や林業など、地方へ目を向ければ若者の人手の不足している活躍の場は各地にたくさんあるでしょう。この方のように、それに気づいて実際に行動に起こせる人はどれだけいるでしょうか。ちょっと視点を変える、視野を広げることで、可能性は無限に広がる。そのいい例だと思います。

— 後継者不足の中、次の担い手を探す方も多い昨今。卒業後の進路を考える若者とのマッチングがうまく行くことで、地方の抱える課題にも解決の糸口が見えてきそうですね。

「若者の生産者が増えたのが一番いい。若者がいるというのは港に活気あふれる」と語る地元の方。
「(震災で大切な)人を亡くされた人が多い。それでも前を向いて力強く歩んでいると日々感じている。何か自分がきっかけになって維持して発展していければ」という移住した若者。

このお互いの言葉、それぞれとても素敵ですよね。移住を受け入れる側、移住をする側どちらにとってもよい影響があり、よりよい関係の中で新しい動きが生まれる、そんな良い循環が日本各地で起きていくといいなと思います。

—大学卒業。就職活動は地方にも目を向け、移住して働き始める。そんなライフスタイルが大学生のチョイスの一つになり、スタンダードとなる日も、そう遠くないかもしれません。

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