25年前、はじめて任された担当営業エリアが奈良県だった。当時と今を比べても町並みはそれほど変わっていない。都会へ通勤しながら、のんびり田舎暮らしも楽しみたいなら、奈良県移住は最適解かもしれない。何だか懐かしい奈良、今回は、奈良に思いを馳せつつ、奈良に移住した先輩にお話も伺った。
 

奈良県移住の基礎知識

東大寺大仏殿

奈良市:若草山からの東大寺大仏殿


奈良県の概要
奈良県には海がない。紀伊半島の真ん中に位置します。盆地部以外は険しい山々がそびえていて、南北での気温差が激しいです。歴史あり、自然あり、笑いのセンスありの素敵な県。
 
 
面積:3,690.94km2(全国8位)
人口:1,313,335人(2021年11月、全国29位)
隣接都道府県:三重県、京都府、大阪府、和歌山県
 
 
奈良県の移住支援金
東京圏から移住し、奈良県内で就業又は起業をしようとする方等に対し、移住支援金を支給
支給金額:2人以上の世帯の場合:100万円/世帯、単身世帯の場合:60万円/人
 
条件他詳細⇒奈良県の移住支援金(奈良県公式HP)
参考サイト⇒移住サイト「奈良に暮らす」
 
 

奈良県の街の住みここち&住みたい街ランキング2021

奈良市

奈良市の夜景


 
街の住みここち&住みたい街ランキングは大東建託が集計している。奈良県居住の20歳以上男女6,000名強の回答は、地方移住検討者にって、とても参考になる。今回、ランキング上位の生駒市については、移住者インタビューを行っているので参考になれば幸いです。
 
出典:街の住みここち&住みたい街ランキング2021
 

奈良県〜街の住みここちランキング

 
順位 昨年 自治体名 偏差値
1位 1位 王寺町 66.5
2位 2位 広陵町 60.8
3位 3位 生駒市 60.7
4位 4位 葛城市 60.3
5位 6位 奈良市 58.8
6位 7位 香芝市 58.4
7位 5位 橿原市 57.9
8位 12位 大和郡山市 53.0
9位 11位 斑鳩町 52.6
10位 13位 田原本町 52.4
 
 
北葛城郡王寺町
明治時代に奈良県で初めて鉄道が開通した県北西部に位置する町で、奈良と大阪を結ぶ交通の要衡として発展したため、大阪市や奈良市への交通利便性が良い街です。また、達磨寺など、聖徳太子ゆかりの町としても知られています。新興住宅地として開発が進み、駅周辺にはスーパー、病院、銀行などが一通り揃っているエリアです。
 
 
北葛城郡広陵町
奈良盆地の中西部に位置。箸尾駅を中心とした北部地域、地元の靴下産業が息づく西部地域、田園風景が広がる東部地域、閑静な住宅街が広がる真美ヶ丘地域に分かれています。広陵町は、かぐや姫の生まれ故郷と考えられています。
 
 
生駒市
大阪府と京都府に隣接しており、生駒駅から大阪難波駅まで約20分と交通利便性の良い町です。また、関西文化学術都市・高山サイエンスタウンがあり、文化学術研究や交流施設が整備されています。
 

奈良県〜住みたい街ランキング

 
順位 昨年 自治体名 得票率
1位 1位 奈良市 1.4%
2位 4位 生駒市 1.1%
3位 2位 橿原市 1.0%
4位 3位 王寺町 0.6%
5位 5位 香芝市 0.3%
 
 
奈良市
京都府に接した県の北端に位置し、県庁などの行政機関が集まる県の中心地。奈良時代に「平城京」が置かれた古都で、国の名勝「奈良公園」には「東大寺」や「薬師寺」、「興福寺」、「春日神社」など数多くの文化遺産が集まっています。 奈良公園の東にある「若草山」は、「新日本三大夜景」に選定されています。
 
 
橿原市
県のほぼ中央に位置し、奈良市に次ぐ第二の人口都市。奈良盆地の南部には大和三山(畝傍山、耳成山、香具山)がそびえ、観光地としても有名な橿原神宮もあり、歴史の趣が感じられる街です。JR桜井線と近鉄2路線が走っているほか、国道24号、165号、169号と道路網も発達しており、近畿一円の都市へのアクセスに優れたエリアです。
 

生駒市の先輩移住者へ直撃インタビュー

 
奈良の風景

生駒市移住の基礎知識

 
面積:53.15km2
人口:115,877人(2021年11月)
隣接自治体:奈良市、大和郡山市、生駒郡平群町、斑鳩町、京都府:京田辺市、相楽郡精華町、大阪府:枚方市、大東市、東大阪市、四條畷市、交野市
 
 
生駒市の移住支援金
東京圏から生駒市への移住・定住の促進や、市内中小企業等の人手不足解消のため
奈良県と共同で「移住支援金交付事業」を実施
 
支給金額:2人以上の世帯の場合:100万円/世帯、単身世帯の場合:60万円/人
 
条件他詳細⇒生駒市の移住支援金
 

直撃インタビュー(回答者50代男性)

 
奈良移住のきっかけ、理由は?
生まれ育った福岡市から就職を機に関西へ。結婚を機に、大阪市内から家内の両親が住む奈良県へ転居しました。
 
 
奈良の良いところは?
生駒市に住んでいます。人口12万人弱。緑が多く子育てに最適です。最寄駅まで5〜6分の便利なマンション住まいですが、夏は駅までの道すがら玉虫を見ることもあります。ヒグラシという蝉が朝夕に鳴いたり、近くにフクロウが住み着いたこともありました。生まれ育った福岡市や、移り住んだ大阪市では体験しなかったことです。昆虫も野鳥もたくさん住んでいます。
 
 
移住後のデメリットがあれば?
生駒市のはずれ、平群町寄りに住んでいます。自動車が必需品です。最寄りのコンビニまで車がないと行けません。毎年春に小学校ではプリント配布され注意喚起されるのが「身の回りの危険について」です。具体的には、マムシ、ムカデ、スズメバチなど。マムシの血清は4駅向こうの病院に行かねば入手できません。自宅マンション近くの林にはイノシシ捕獲檻を設置していますし、サルを見た人も怖がっています。県北部の生駒市ですらこうですから、県南部は自然も不便もなおさらだと思います。
 
 
移住検討者へひと言 etc.
近鉄沿線であれば、都市部にも行きやすく快適だと思います。鉄道から遠い場所での暮らしはクルマ移動が基本となりますので加齢老後のことも想定しておく必要があります。全国的に金融機関の統廃合が進むなど、都市インフラがシュリンクしていく時代ですので、移住するなら心づもりが要りますね。(全国的にコンパクトシティ化しており、都市インフラが整備されている範囲が縮小する傾向に)
 
 
(追記)筆者からの一言
生駒市は、都会と田舎がバランス良く調和されています。大阪人からすると、とても洗練された町のイメージ。大阪から近いので、ぜひ足を運んで見て下さい。
 
 
 
【42道府県どこが良い?】その他のエリア↓



 

筆者の地方移住の進捗

会社がリモートワークを推進していることもあり、移住へのハードルはかなり下がった。とは言え、娘の教育環境のことなども考えると、完全移住は少し先になりそう。なので第一ステップとして週末移住あるいは週中移住の二拠点居住を検討中。思春期まっさかりの娘にとってパパ不在は願ったり叶ったりかも(笑)

サラリーマンをしながら地域活性化事業(空きスペース活用、シェアハウスetc.)をやってみようかと思っています。地方でお役立ちできる事業が作れたら本望。なので色んな人にお話を聞くようにしています。地方移住&起業で人生を楽しくしていきます。今のところの移住候補地は以下の通りです。都内からアクセスの良いところを探しています。

・山梨県(都留市、大月市、上野原市) ・神奈川県小田原市
・茨城県(結城市、土浦市)など

筆者公式ブログ⇒地方移住とテレワークで人生めちゃ楽しいやん!
NATIV.mediaにて執筆中⇒移住先探しダイアリー

【著者】旅行会社にて地域交流事業に従事。1972年生まれ大阪市出身。関西大学経済学部経済学科卒業。エネルギーを軸とした地域財源作り、地域プロモーション、人材育成、地域ブランディングなど、様々な「地域☓ビジネスソリューション」を経験。全国の名旅館・ホテルを300施設以上を訪問し地域の課題解決に取り組んでいる。この先1〜2年で地方移住を検討中、地方移住ブログにて移住先の下見情報や補助金情報などを公開中⇒「地方移住とテレワークで人生めちゃ楽しいやん!」にて公開中。Twitterはフォロワー数3000人。