関わる人すべてのミライをひらくきっかけを創造する事を目指す SAWAMURA(本社:滋賀県高島市)は、新入社員研修の一環として、本社周辺の歴史と文化を学ぶワークショップを、2022年5月24日(火)に実施しました。

研修では大溝地区のフィールドワークを行い、当地域に移住した方を交えた座談会を設け、地域の魅力に触れる場を設けました。

日 時 2022年5月24日(火)9時~13時
場 所 滋賀県高島市勝野(旧大溝地区)
内 容 旧大溝地区のフィールドワーク、改修工事を 行った酒造見学、移住者との座談会

自社のブランドミッションを理解し、地元高島で体現する人財を育成する

SAWAMURAでは、担当業務の専門知識を伸ばすだけでなく、ミッションを理解・自分ごと化するための「きっかけ創造ゼミ」という研修を行っています。今回は、入社1年目の社員を対象に、地元企業である当社と地元との関わりや地域で企業が活動する意義について、実際に街に飛び出して学びました。

きっかけ創造ゼミ テーマ「ゆたかさへのきっかけ」

■旧大溝地区のまちづくりの歴史を学ぶフィールドワーク
地域の活性化を目的に活動する「大溝の水辺景観まちづくり協議会」のガイドの方と、本社周辺のまちあるきを実施。旧大溝地区は、古くから都のあった奈良や京都への交通の拠点として発展。城下町の町割り整備によってつくられた生活水路や武家屋敷が今もあり、当時のまちづくりの名残を発見することができました。

■江戸時代から続く酒造を受け継ぐ、SAWAMURAの施工現場を見学
1751年に創業し、地酒をつくり続ける福井弥平商店を見学。江戸時代から続く、店舗や酒造の建築を受け継ぐため、当社で営繕工事を担当しています。
10年近くこの現場を担当する当社の施工管理より、意匠や構造を活かした修繕の工夫を聞きました。

■地域で活躍する移住者の声を聴く
築100年以上の旧商家を改修し、店舗を呼び込んだ商店街「びれっじ」。その地でシェアキッチン「白湖」を営む移住者のお話を聞きました。「高島を盛り上げる一員になりたい」という想いで、市役所の担当者や移住者の方との交流を図るなど、まちづくりへの挑戦を知る事ができました。参加した新入社員も、「会社としてだけでなく、個人としてもこの街に貢献していきたい」と意気込みをあらわにしました。

人口減少の進む高島市、2065年には総人口が現在の半数以下に

2020年の高島市の人口調査によると、今後急速に人口減少が進み、2065年には現在の半数以下の2万1千人が見込まれています。20代の転出超過が問題視されており、近年では東京圏への転出だけでなく、大津市をはじめ県内、京阪神への転出傾向の割合が高くなっています。この傾向が続く事が予想されており、少子高齢化が加速化することも懸念されています。

これらの打開策として、高島市においても、移住支援や安定した雇用の創出を強化する戦略を策定しています。

■ 会社概要
滋賀・京都・福井エリアを中心に、新築注文住宅・リノベーションからオフィス・店舗・工場・公共施設の建築・土木にいたるまで、ワンストップで課題を解決する1950年創業の総合建設会社です。
SAWAMURAマルシェをはじめ、地方における豊かな働き方や暮らし方を提案し、地域全体が活性化するきっかけづくりに取り組んでいます。

会社名  株式会社澤村
本 社  滋賀県高島市勝野1108番地3
創 業  1950年
代表者  澤村 幸一郎
資本金  50,000,000円(グループ全体)
従業員  130名(グループ全体)2022年5月時点
https://www.sawamura-shiga.co.jp/

独自の取り組み

■イノベーター×地域創生
きっかけ創造大学
学生たちと地方創生のきっかけを考えるオープンスクール

■暮らしを楽しむマルシェ
SAWAMURAマルシェ
地元の方を中心に第二回は約1027名が来場。集客を超えて地域のゆたかさづくりに

■家づくりからライフスタイルづくりに
旧本社をリノベーションした雑貨店 HAARU
企業の価値観を伝えるアンテナショップ