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富良野に移住を考えている人から「冬の運転って大丈夫?」と、慣れない雪道運転を心配する声を聞く事がよくあります。

正直に結論を言うと

「油断はするな!地元の人でも滑るときは滑る!」

という、不安を煽るような答えになってしまい申し訳ない気持ちもしますが…、これが包み隠さない正直な答えです。

逆にちゃんと準備をしておけばそこまで神経質になる必要もありません。

今回は雪道運転&長距離ドライブを楽しんできた時の実例を紹介しながら解説をしていきます。

 

道路の設計が本州と違う

道路脇にある矢羽根。冬の運転には欠かせません。

 

冒頭の通り、冬の道路は滑ります。

しかし、富良野では道路が滑る割にはスリップ事故の発生件数は少なく、死亡事故に関してはほとんど発生していません。

(参考:http://www.furano-syo.police.pref.hokkaido.lg.jp/kakuka/05_koutuu/502_jiko/502_jiko.html

この背景にはドライバー側に「滑って当然」という気持ちがある事と、道路の設計が本州と違う事が考えれられます。

北海道の道路には写真のような矢羽根(正式名称:固定式視線誘導柱)が設置されており、吹雪で視界が悪い時でも道路の境界がわかるようになっています。

また、道路自体も広いため、ちょっと滑ったぐらいでは路肩に落ちたり標識や電柱にぶつかる事はありません。

除雪も定期的に行われているので、国道を走る分には特にストレスを感じる事もなし。

本当に危ないな…と言う日は、みんな低速運転になるのでゆっくり走っていても誰も怒りません(笑)

逆に冬場は札幌や旭川の街中の方がスリップしやすく、用事があって都市部に出ると「富良野の方が運転しやすいな…。」と思う事も多いです。

 

とは言え油断は禁物

普段から車に積んである冬装備の一例です。

 

大事な事なので繰り返しますが、富良野および北海道の冬道運転は滑る事が当たり前です。

そのため、スタッドレスタイヤの着用は義務。

車内にもスリップ時に備えた用意をしておく事が一般的です。

最低でもスコップと牽引ロープは積んでおきましょう。

うっかり滑って片輪が落ちたぐらいなら、通りがかりの親切な人が引っ張り上げてくれる事もあります。

その他にも、タイヤチェーンやスノーヘルパーがあるとさらに良いでしょう。

遠出をする際には、寝袋や携帯トイレ、食料と飲み物もあるといざという時に安心です。

それ以上に、スピードを控えて安全運転に徹するのが一番ですが(笑)

 

実際に冬の峠道を走ってみた

強風は吹いていましたが道路自体は問題なく快適なドライブでした。

 

この日は冬の狩勝峠を越えて帯広まで車で移動。

結論から言えば、全く問題はなく快適なドライブが楽しめました(笑)

多少は滑るところもありましたが、道中は概ね順調。

問題がなかった要因を振り返って考えてみると

  • 滑りやすい時間帯(早朝&夕方)は避けて運転した。
  • スピードは控えた(概ね制限速度)
  • 移動時間を多めに見積もって余裕ある計画で運転した。

当たり前…と言えば、当たり前の話ですが、上記を守るだけで事故の大半は防げます。

加えて、何かが起きた時に備えて、車内には写真の通りの備品が積んでありました。

 

自信がないときは運転しない

日が暮れたので狩勝峠を避けて道東道で帰宅。

 

これも大事な点ですが、「危ないな…。」と思ったときは無理に運転をしない事も大切です。

この時は、音更町(おとふけちょう)で用事を済まし、富良野に戻る途中。

日が暮れてしまった上に、天気予報を見ると狩勝峠周辺は吹雪の様子。

そんな時は迷わず高速道路(道東道)を使い、危ない峠道をスルーします。

富良野の日常生活でも、吹雪いた時や放射冷却で明らかに路面凍結をしている時は、外出を控える人が多いです。

スリップ事故に関わってしまう人の多くは、上記のような危ない日に「急いでいた!」という人がほとんど。

筆者自身もスリップして路肩の雪山に突っ込んだ経験はありますが、スコップを積んでいたために事なきを得た事があります。(やはり、仕事で急いでいた時)

移住直後の冬道運転は不安が大きいとは思いますが、相応の心構えと準備があればそこまで神経質になる必要はありません。

(慣れてきた時が一番怖いとも言いますが…。)

 

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