ワーケーション自治体協議会及び総務省が、(一社)日本経済団体連合会、(公社)日本観光振興協会と連携して実施する官民参加型のワーケーションツアー「ワーケーション・コレクティブインパクト2022」を本県において開催しました。
本プログラムでは、「Web3.0(ウェブスリー)時代のデジタル関係人口の創出」をテーマに、ワーケーション拠点の視察と、県内の関係人口創出事例をヒントとしたワークショップ等を行いました。

ワーケーション・コレクティブインパクトについて】

ワーケーション自治体協議会(WAJ)と総務省が、テレワーク・ワーケーションの一層の普及を促進することを目的として、(一社)日本経済団体連合会、(公社)日本観光振興協会等と連携して開催する官民参加型のワーケーションツアー。

令和4年度は6地域が選定された(福井県、北海道、長野県、宮崎県日向市、鳥取県、和歌山県)。

主催等

・主催  ワーケーション自治体協議会、総務省、鳥取県
・共催  (一社)日本経済団体連合会、(公社)日本観光振興協会、(一社)日本テレワーク協会

テーマ

Web3.0時代のデジタル関係人口の創出

概要

・企業人材が場所や業種に捉われず関わることが可能なWeb3.0時代に、ブロックチェーン技術の活用を基盤とするNFT(非代替性トークン)やメタバース等のコンテンツ利用も視野にいれ、都市部企業と鳥取との関わり創出の可能性を探る。
・プログラムでは、Web3.0の基本知識と、都市部と鳥取との距離を超えたつながりの事例をヒントに、2つを掛け合わせた新たな「デジタル関係人口」のアイデアを創発するワークショップを実施。

日程

令和4年11月16日(水)から18日(金)まで(2泊3日)

【スケジュール】

11月16日(水)(SAND BOX TOTTORI)

13時40分  講義「ワーケーションについて」

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関西大学社会学部 松下慶太教授

14時    講義「Web3.0について」

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アローサル・テクノロジー(株)佐藤拓哉代表取締役
15時10分   事例発表「鳥取砂丘月面化プロジェクトと二拠点企業経営」

(株)amulapo 田中克明代表取締役

19時00分   夜の鳥取砂丘で月面探査体験

11月17日(木)(TORICO)

10時00分   テレワーク
13時00分  事例発表

「地域内の関係人口創出」
コワーキングスペースTORICO 貝本正紀代表

「オンライン関係人口未来ラボ」
北栄町 岡本圭司副町長

「複業」

(一社)WorkDesignLab 伊藤俊徳氏
14時20分  ワークショップ「デジタル関係人口創出におけるWeb3.0活用」

11月18日(金)(サインインコワーキングオフィス)

10時00分  最終アウトプット・審査・表彰
12時00分  終了

参加者

10名(中央省庁職員、経団連加盟企業社員、自治体職員等)

プログラムの様子

プログラムの様子をNHK鳥取放送局の番組「いろドリ」において報道していただきました。

アーカイブ動画もご覧いただけます。

関西大学社会学部松下慶太教授による講義

「ワーケーションについて」

松下慶太教授講義

アローサル・テクノロジー(株)佐藤拓哉代表取締役による講義

「Web3.0について」

佐藤拓哉代表取締役講義

(株)amulapo 田中克明代表取締役による事例発表

「鳥取砂丘月面化プロジェクトと二拠点企業経営」

田中克明代表取締役事例発表

夜の鳥取砂丘で月面探査体験

月面探査体験

SAND BOX TOTTORIのカフェにて交流会

交流会

交流会

交流会

コワーキングスペースTORICO 貝本正紀代表による事例発表

「地域内の関係人口創出」

貝本正紀代表

北栄町 岡本圭司副町長による事例発表

「オンライン関係人口未来ラボ」

鳥取県北栄町 岡本圭司副町長

(一社)WorkDesignLab 伊藤俊徳氏による事例発表

「複業」

ワークデザインラボ 伊藤俊徳氏

日本海を見ながらワーク

TORICOでテレワーク

ワークショップの様子

ワークショップ

ワークショップ

チーム「iテレ96ch」の最終アウトプット

最終アウトプット

チーム「ちいクラ×Web3.0in鳥取」の最終アウトプット

最終アウトプット

チーム「一期八重」の最終アウトプット

最終アウトプット

審査員の皆さん

審査員の皆さん

経済産業省大臣官房 Web3.0政策推進室の方に審査員としておいでいただきました。

審査員

チーム「ちいクラ×Web3.0in鳥取」が優秀賞を獲得

表彰

優秀賞獲得チーム「ちいクラ×Web3.0in鳥取」の永岡さん、菊地さん、伊東さんと

鳥取県ふるさと人口政策課森田関係人口推進室長

優勝チーム

優秀賞の最終アウトプット

優秀賞を獲得されたチーム「ちいクラ×Web3.0in鳥取」の最終アウトプットはこちらです。

最終アウトプット (pdf:961KB)

審査員講評

関西大学社会学部 教授 松下慶太氏

どの提案もweb3の要素と地域ならではの要素が組み合わさる付加価値が示され、また実現可能性も高いものでした。多様なメンバーそれぞれのスキルや知識がうまく反映されていたのではないでしょうか。これまでややもすると多かった観光中心のワーケーションから課題解決や価値創造のためのワーケーションのひとつの成果だと思います!

アローサル・テクノロジー株式会社 代表取締役 佐藤拓哉氏

短い企画時間の中で、実現可能性のある企画が出てきて驚きました。また、考えもしなかったWeb3ならではのインセンティブに関するアイディアもあり、私自身大変勉強になりました。
個人的には、これらの内容をブラッシュアップして、実際に鳥取県をはじめとする自治体が、具体的なプロジェクトチームを発足することを祈っています。大変実りのある3日間でした。いつでもご支援させて頂きます。

鳥取県ふるさと人口政策課関係人口推進室 室長 森田雅典

Web3.0、ワーケーションに関する講義や事例発表を参考にしながら、当県の現状や施策についてもしっかりとリサーチいただき、各チームとも、デジタル関係人口による観光振興や地域活性化、課題解決を図るための革新的かつ独創的なアイデアが詰まった企画となっていて、当県への思いのこもった素晴らしいものでした。