和歌山県が、2018年4月から企画している起業・就農、就労の体験プログラムが
利用者が希望する事業者のもとで「しごと」を体験しながら、
周辺地域の先輩移住者や地域住民の方との交流を通じて「くらし」の体験を行い、
移住後の生活をイメージすることができます。体験費は無料です。その“体験先”をご紹介します。
Annpanto.アンパント
住所:和歌山県田辺市長野1737-1 事業内容:ベーカリー&カフェ
田辺市の市街地から車を走らせること30分。みかん畑が連なる山道を進んでいった先にあるのが、ベーカリー&カフェ「アンパント」です。
「天気のいい日は白浜や田辺湾まで見えるんですよ」。そう話すのは、兵庫県と大阪でパン講師を務めつつ、2016年にアンパントを開業した田口明世さん。
田口さんがつくるパンは、無添加素材で一級品の小麦やバターを贅沢に仕様しているのが特徴で、どれも素材にこだわったパンばかり。子供にも安心して食べられるパンと、口コミで評判が広がり、今では遠方から足を運ばれるお客様も多いそうです。
今回体験できる内容
アンパントで提供するパンは、その日、粉から作られる正真正銘のできたてのパンです。前日のうちに生地を作ることはしないので、田口さんの朝は早く、4時ごろから作業が始まります。お店がオープンする10時前には、焼き上がりのパンの香りがお店に充満し、お昼前にはすべて売り切れるときもあるとか。
今回は3日間にかけて田口さんのパン作りに同席をしていただきます。(体験者のスタート時間は希望に合わせて調整可能です)
日々表情の変わる景色を見ながら、ゆっくりと時間の流れる場所で、ひとつひとつ丁寧にパンを焼く。そんな田口さんのスタイルを一緒に体験します。
仕事のこだわり
もともと兵庫と大阪でパン教室の講師として働いていた田口さん。田辺市内のカルチャーセンターでもパン講師をすることが決まり、道具を置くスペースを探すなかで、今の物件に出会い一目惚れ。庭からの景色が美しく、倉庫にしておくのはもったいないと、移り住みパン屋をはじめました。
一人暮らしの高齢の方が多い地域にあるため、誰かに会いに「アンパント」へ来る方も多いそうです。「パン」をきっかけに、人と人とが繋がっていく。そんな地域の拠点になりつつあります。
自然に囲まれた場所への移住を考えつつ「パン作り」や「場作り」に興味がある方にとっておススメの体験です。
体験スケジュール
1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ/やりたいことや目的の確認
2.アンパントの仕事の説明/見学
-仕事の流れ/パンについて
3.お仕事のお手伝い
・簡単なパン作り/作業の補助/カフェの補助
※具体的な体験作業は当日の状況で異なります。
2日目(8:00~14:00)時間調整可
1.お仕事のお手伝い
・簡単なパン作り/作業の補助/カフェの補助
※具体的な体験作業は当日の状況で異なります。
※田口さんは4時〜
3日目(8:00~17:00)時間調整可
1.お仕事のお手伝い
・簡単なパン作り/作業の補助/カフェの補助
※具体的な体験作業は当日の状況で異なります。
2.体験のまとめ(感想/印象に残ったこと/質疑応答/田口さんから一言)
補足事項
最少催行人数:1名
宿 泊 場 所 :長野ゲストハウス
宿泊先場所:和歌山県田辺市長野2318
体験経費
参加費:無料
宿泊費:5,000円/泊まで補助あり
※初回の体験のみ適用
食費:実費負担
交通費(自宅~集合場所):実費負担
体験者の声
実際に3日間過ごし、お住まいの移住者の方々から直々にお話を伺えたことで、今まで観光だけでは気付かなかった様々な魅力を知ることが出来ました。
ずっと憧れだったパン屋さんのお仕事を体験させて頂き、パン屋としての業務・経営に関して親身に教えて下さり、本当に仕事とは思えないほど夢のような、そして非常に学ぶ事が多い濃密な時間を過ごすことができました。訪問では、観光だけでは知ることが出来ない和歌山の魅力を沢山教えて頂きました。間違いなく、今後のための大きな一歩を踏み出せたと強く感じた3日間でした。
最初から最後まで、何から何までお気遣い・サポート頂き本当に感謝しております。ありがとうございました。(20代・大阪府在住)
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今回参加させて頂き本当にありがとうございました。何かお手伝いできればいいなという思いと、パン作りについて何か学ばせていただければ、と思い参加させていただきました。
田口さんは本当に気さくな方で、何か伝えられらことはなんでもというスタンスでいてくださったので、分からないこと、聞きたいことは、何でも質問して本当に遠慮なくリラックスして、でも意欲的に何をするのも楽しくて楽しくて、最高の3日間でした。厚かましく朝早くから行かせてもらったり、ズカズカ質問したり、迷惑されたかもしれません。
どうかどうか、心から感謝しているとお伝えください。またこのような企画をしていただきありがとうございます。
またどうか参加させてください。本当にありがとうございました。(40代・大阪府在住)
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