和歌山県が、2018年4月から企画している起業・就農、就労の体験プログラムが

「わかやま しごと・暮らし体験」です。

利用者が希望する事業者のもとで「しごと」を体験しながら、

周辺地域の先輩移住者や地域住民の方との交流を通じて「くらし」の体験を行い、

移住後の生活をイメージすることができます。体験費は無料です。その“体験先”をご紹介します。

熊野古道ワイナリープロジェクト

住所:和歌山県田辺市上野641
事業内容:ジャム製造・ブドウ等農業

 

和歌山県上富田町に住むイタリア人シェフ、ダル・ジョバンニさん、水野さんご夫婦は「熊野古道ワイナリープロジェクト」として田辺市上野でブドウ栽培に取り組んでいます。

レストランやホテルでシェフをしながら、自分で使う食材を作りたいと、畑で野菜や果物を栽培しオリジナルソース造りをしていたジョバンニさん。

出身地のイタリアヴェローナのような、イタリアのオリジナル性を活かしたワイナリー創設を目指し、ホテルのシェフを辞め、ブドウ栽培に本腰を据えています。

今回体験できる内容

畑のある場所は小高い山腹で、南西向きの傾斜地。「ワイン用のブドウ栽培に適しているのでは」と考え、これまで8品種計400本の苗木を植えて育てています。

また、ジョバンニさんの作る「バルサミコソース」は日本野菜ソムリエ協会の調味料選手権で優秀賞を受賞したこともあるほどの評価を受けていますが、それは和歌山県の畑で取れるブルーベリーやラズベリーを主とした果実と、イタリア産のバルサミコ酢を掛け合わせて生まれています。

この体験では、ジョバンニさんと共に、畑での農作業を中心にお仕事のお手伝いします。

移住のきっかけ

ジョヴァンニさんは、イタリア・ヴェローナ生まれ。イタリア本国のレストランで修業後。2013年に初来日。京都で店舗を構えた後、惚れ込んだ和歌山へ移住。

パスタハウスのオーナーシェフや、ホテルの料理長をしながら、野菜を栽培するなかで、本格的に農業に取り組みたいと、田辺市上野の山腹に耕作放棄された約6千平方メートルの梅畑と家屋、梅の倉庫を購入。地域の人たちに協力してもらいながら、1年かけて開墾しました。

畑の前にある10年近く空き家だった古民家も自分たちの手で改修し、今年ゲストハウスも開業、体験者はそこで宿泊可能です。

体験スケジュール

1日目(13:00~17:00)
1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認
2.仕事の説明/工房案内
3.畑仕事のお手伝い
・農作業
・ぶどう作り
※実際の作業をお手伝いいただきます。上記は一例です。

2日目(9:00~17:00)
1.畑仕事のお手伝い
・ティジェッラパン作り
・ぶどう作り
※実際の作業をお手伝いいただきます。上記は一例です。

3日目(9:00~15:00)
1.畑仕事のお手伝い
・農作業
・ぶどう作り
※実際の作業をお手伝いいただきます。上記は一例です。
2.最後のまとめ
・体験の感想、質疑応答

補足事項

最少催行人数:1名
宿 泊 場 所 :熊野古道ワイナリープロジェクトゲストハウス
宿泊先住所:和歌山県田辺市上野641

体験経費

参加費:無料
宿泊費:5,000円/泊まで補助あり
※初回の体験のみ適用
食費:実費負担
交通費(自宅~集合場所):実費負担

体験者の声

皆様の生活のなかにすんなり迎え入れていただき、一緒にいろいろな体験をさせていただきました。
その時間のなかで自分にできることや居場所を見つけた方のお話が聞けて興味深く楽しかったです。
このようなしごとやくらしの体験ができる機会があること、とても有難く皆様に感謝しています。
また参加したいです。(40代・兵庫県在住)
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ゲストハウスのお手伝い、ヤギの乳搾り、ヤギ小屋の掃除、麦の収穫など、どれも初めての経験でした。朝はニワトリと山羊の鳴き声が聞こえ、辺りは緑の山々、都会で生活していると体験出来ないスローライフが体験出来て良かったです。ありがとうございました。(40代・大阪府在住)
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私はこれまで都会で生活してきて、自然の中で暮らした経験はありませんでした。ヤギがいたりブドウ栽培をしていたり、かなり貴重な体験をさせていただきました。料理も素晴らしくて、和歌山にもイタリアにも興味が湧きました。今回はあまり観光はできなかったので、今度はしっかり時間を作って和歌山を観光したいと思います。
移住支援のようなものを和歌山県がやっているとのことで、最終日にその人たちの話も聞くことができました。年齢も若く、都会に住んでいたけど田舎に興味があって移住した人たちで、そういう人の話を聞くことができたのも大変参考になった点です。
3日間とても充実して、貴重な体験をさせていただけてとても感謝しています。ありがとうございました。(20代・神奈川県在住)
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ヤギのお世話など、普段なら全く出来ない貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。感謝申し上げます。
動物のお世話は毎日のことなので本当に大変なお仕事だと思います。お体に気を付けてこれからも頑張ってください。(40代以上・埼玉県在住)
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