初回1品、無料。地域の特産品を「おとりよせ」切り口でPR

おとりよせネットの特徴は、読者からモニター審査員を募り、生活者である審査員の目線で商品を紹介していることだ。これにより、サイト訪問者は、審査員による口コミレポートや生活者目線の写真、オリジナル項目による星評価をたよりに商品を見つけ、選ぶことができる。実際の購買は事業者の自社サイトやECサイトで行うが、おとりよせネットを入り口にすることで良質な判断材料が提供され、購買意欲が喚起されるしかけだ。おとりよせネットでは、サイト上で年間を通じてエントリー商品を募集している。

年に1度の「ベストお取り寄せ大賞」では、おとりよせネットでおすすめの品を紹介している「おとりよせの達人（食の専門家）」に加え、メディア特別審査員が最終審査に参加し、年間で優れたお取り寄せ商品を決定し、表彰している。これにより、受賞するとTVや雑誌、Yahoo!ニュースや個人ブログなどのメディア露出が増加。過去の受賞ショップの中には、受賞月の総売上が前年の5倍、年間30件だった注文が年間3000件に伸長した事例もあるという。

こうした成功事例を、地域のブランディングや地域産品の販売促進に活用したのが、和歌山県とのコラボレーションで実施された「プレミア和歌山　お取り寄せグランプリ！」だ。

おとりよせネット運営会社のアイランド株式会社は、東京（渋谷区）でキッチン付イベントスペースを運営している。ここにおとりよせネットの読者20名を招待し、和歌山県産品の試食審査会を開催した。スイーツ、グルメ、ドリンク、梅干しの部門ごとの金銀銅賞と、総合グランプリ、準グランプリを選出。
新聞やWEBで計39のメディアに取り上げられ、プレミア和歌山ネットストアの売り上げも伸びた

「プレミア和歌山　お取り寄せグランプリ!」試食審査会の様子

「プレミア和歌山　お取り寄せグランプリ！」は特別企画だが、冒頭で紹介したとおり、おとりよせネットへの掲載とモニター審査は、初回１商品に限り無料。これぞという特産品を持ちながら、モニター調査やメディア露出の機会がないという地域事業者は、利用してみてはいかがだろうか。