全国30万件のお祭りがターゲットの「お祭りコンサル」

現在、日本で1年間に開催される祭りの数は30万件と言われています。一口にお祭りコンサルといっても、そのゴールはお祭りや地域によって多様です。地域の知名度をあげたい・売上を上げたいといった外向きのニーズから、町の人の絆を深めたいといった内側のニーズまであります。都道府県や市町村から移住・定住や事業創造を最終ゴールに据えた、お祭り企画の相談を受けることもあるそうです。

どのゴールを目指すにしても、お祭りを起爆剤にして、新しい変化を起こしたいという思いは共通です。オマツリジャパンは、その思いを具現化すべく、相談を受けてから約半年をかけてじっくりとプロデュースの方向性を固め、本番の運営までコミット。企画、デザイン、ブランディングから、webマーケティング、機材等の斡旋・制作、神輿担ぎ手の募集や観客動員など、お祭りの現場に合わせた支援範囲は多岐に渡ります。

こういった支援モデルは、中小企業向けコンサルティングファームのビジネスに類似点を見出すこともできます。個々の課題は多様ながらも、マクロ視点で見るとその解決策には共通点が存在し、あるお祭りのノウハウが別のお祭りに応用できるといった点は、コンサルティングが活かせる分野の持つ特徴です。しかし、オマツリジャパンが通常の中小企業向けコンサルと違うのは、初年度で支援した際の制作物やノウハウをすべて地域に残していく点にあります。

オマツリジャパンが活性化したい祭りは全国に30万件あり、一方で社員は3人しかいない。自分たちの提供できる価値を最大化するためにノウハウを地域に残して、次年度以降は地域が主体的・継続的に祭りを盛り上げられる仕組みの創造に注力しています。ここが、オマツリジャパンが、コンサルティングファームや、広告代理店の手がける興行を中心としたイベント業と異なる部分です。