宮崎県都農町について

都農町(つのちょう)があるのは、宮崎県のほぼ中央部。九州の太平洋側に位置し、海と山の幸に恵まれた場所です。東に日向灘、西に尾鈴の山並みが連なる丘陵台地にあり、一次産業が盛んで、一次産品をつかった加工品はふるさと納税の返礼品として大人気です。

都農町は「農の都」とも呼ばれ、温暖で日照時間が長く恵まれた自然環境から、野菜や果物、畜産物、水産物など豊富な食材を楽しむことができます。ぶどう、トマト、和牛、ふぐなど、数々の名産品があり、中でも「都農ワイン」は国内外のコンクールでも多くの賞を受賞し世界的に認められた品質。また、全国和牛能力共進会で内閣総理大臣賞3連覇を果たした宮崎牛、県のブランド品に認定された「金ふぐ」など、たくさんの名物があります。まさしく町名そのままに「食の都」と言える場所なのです。

町の歴史は古く、神武天皇の時代までさかのぼります。古文書にも「都農」の名前が記され、町内には宮崎有数のパワースポット・都農神社が鎮座。神武天皇が国土平安・航海安全・武運長久を祈願した地と伝わっています。2020年は、都農町にとって記念すべき年で、8月に町制100周年を迎えました。

また、都農町は「ふるさと納税」で全国寄付額2位という実績があり、2016~2018年には、3年連続で「ふるさと納税大賞」(楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー)を受賞。うなぎや畜産加工品、農産物、ワインなど、都農町の特色を活かした様々な返礼品が支持されています。さらに、都農町では地元を盛り上げるため「レシピ開発」などの新しい取り組みも積極的に着手し、自治体と事業者が“官民一体”となり二人三脚で事業を進めています。

そして、2013年にオープンした「道の駅つの」。ここは県内トップクラスの人気を誇る観光スポットで、都農の野菜や果物、海の幸はもちろん、特産品やお土産を購入することができます。実は2010年、町政90周年のタイミングで口蹄疫の被害を受け、都農町は“存続の危機”とも言える事態に陥りました。その危機を救ったのが、道の駅。この場所を拠点に農業の6次産業化・町民雇用を進め、町民所得、ならびに税収を増やす施策を打ちました。結果、「道の駅つの」は毎年集客数を伸ばし続け、現在年間約70万人の方が訪れています。

にっぽんA級(永久)グルメのまち連合、九州唯一の自治体

都農町は、島根県邑南町・島根県西ノ島町・福井県小浜市・北海道鹿部町とともに、「にっぽんA級(永久)グルメのまち連合」を立ち上げた、九州唯一の自治体です。同連合の「本当に美味しいものは地域にあって、その美味しさを本当に知っているのは地域の人で、彼らが誇りをもってつくる食はA級であり、永久に残さなければならない」という理念に深く共感し、立ち上げに参画しています。東京都内にも共同の活動拠点があり、情報発信や人材募集・育成に5自治体で取り組むことで「A級(永久)グルメのまち」のブランドを高め、全国に発信する取り組みを進めています。

募集背景とミッション

長い歴史を誇るこの町の「次の100年」、健康で豊かな農の都ををつくっていくために、地域おこし協力隊の募集をしています。求めることは、町に「新しい風」を吹かせること。外から見た都農町の魅力を町民に伝え、これまで内部では生まれなかった考え方・物事の見方を元に、新しいことを提案してほしいと思っています。みなさんが地域に入り込むことにより、都農町のまちづくりに“ワクワク感”が生まれることを期待しています。

「食」にまつわる仕事は、生産・畜養・調理・提供・加工など多岐にわたります。「食を通じて成し遂げたい目標」がある方に、是非お越しいただきたいと考えています。技術や資格の有無は問いません。それよりも、チャレンジ精神・情熱がある方を積極的に採用したいと思っています。

 

働く魅力

「食」に関わることであれば、受け入れ側として柔軟に対応しています。例えば「トマトに関することをしたい」という方がいた時、必ずしも都農でつくられている品種にこだわる必要はありません。これまで無かった品種を、新たな都農の名産とすべく活動することも可能です。

また、生産から加工、また「都農ワイン」とのマリアージュを想定した食品づくりなど、「食」にまつわる可能性は無限大。いろんな選択肢がありますので、明確な目標がある方にとってチャレンジしやすい環境です。

A級グルメ連合同士の連携

島根県邑南町・島根県西ノ島町・福井県小浜市・北海道鹿部町との連携により、
都農町での地域おこし協力隊を終えた後にさらなる学習に励むため、
A級グルメ連合の他自治体で地域おこし協力隊に参加することも可能です。

担当者からのメッセージ

2020年、都農町は町制100年の記念すべき年。「次の100年」へのスタートを切ったタイミングです。まちづくり、特に「食」に興味がある方がいたら、ぜひ都農町へ。一緒に新しい未来をつくってほしいです。この町を、「食」を通じて盛り上げていただける方ぜひお待ちしております。

募集要項

委嘱形態・期間
・地域おこし協力隊員として、応募のあった者の中から選考を行い採用が決定した者を都農町長が委嘱します。
ただし、町との雇用関係はありません。
・委嘱期間は、採用の日から令和4年3月31日までを委嘱期間とします。
(次年度から年度ごとに委嘱することとなり、最長3年間です)
・隊員としてふさわしくないと判断した場合は、委嘱期間中であってもその職を解くことがで
きるものとします。

募集期間
2021年3月15日まで

活動概要
・食を通したまちづくりに関する業務
・町内に既存する食関係事業継承や育成等に関する業務

勤務時間等
・平日の8時30分から17時15分までを目安とします。
・1月につき20日の活動を目安とします。
・活動時間等については、季節や活動内容により変動いたします。

募集人数
1名

委託料
月額200,000円(期末手当あり)
※時間外手当、退職手当等は支給しません

待遇
・受入団体にて社会保険に加入します。
・活動期間中は、都農町内の住居費や研修等への参加費・旅費等を予算の範囲内で支給します
(転居費用や生活備品、光熱水費等は個人負担となります。また、必ず火災保険に加入していただきますが、こちらも同様に個人負担となります。)
・その他、協力隊の活動と認められた活動に要する経費は予算の範囲内で支給します。
※活動以外での自家用車等は、隊員がご準備ください。

求める条件(応募資格)
・地域おこしの支援活動や長期にわたって都農ワインに関わる活動に従事していく意欲のある方
・次の①②いずれかに該当する方
① 総務省が公表する「特別交付税措置に係る地域要件確認表」に基づき3大都市圏、政令指定都市または地方都市など(条件不利地域を除く)に住民票を有し、採用後都農町内に生活拠点を移し、住民票を異動できる方 ※宮崎県内でも申込可能な市町村はございます。詳しくはお問合せください。

② 他地域で地域おこし協力隊に一定期間(2年以上)従事し、かつ解嘱から1年以内の方で、採用後都農町内に生活拠点を移し、住民票を異動できる方
・採用予定日までに普通自動車運転免許(AT限定可)を取得されている方、もしくは取得見込の方
・一般的なパソコン操作(Word、Excel、インターネット等)ができる方
・地方公務員法第16条に規定する欠格条項に該当しない方
・自治会に加入して自治会などの地域活動に参加できる方
・その他業務の遂行に関し、必要な資格や技能、経験を有する方

選考フロー

1、第1次選考(書類審査)お問合せ後、提出書類についてご案内いたします
まずはお気軽にお問合せください。

2、第2次選考(面接審査)
面接会場は都農町役場を予定しています。
※面接会場への旅費等は応募者負担となります。
※面接の際、面接者からの質問のほか、第1次選考で提出いただいたレポートをもとにプレゼンテーション(5分程度)を行っていただきます。

3、最終選考結果
第2次選考終了後、速やかに合否を通知いたします。

※提出書類はお返ししませんので、あらかじめご了承ください。

お問合せ先

〒889-1201
宮崎県児湯郡都農町大字川北4831番地2
一般財団法人つの未来まちづくり推進機構 担当:猪股
TEL 0983-32-1270(平日9時~17時)
FAX 0983-32-1280
お問合せの際にはネイティブメディアを見たとお伝えください。

(写真・情報提供:都農町役場まちづくり課)

 


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