地方移住クリップというのは、地方移住に興味関心のある方ならどなたでもご参加いただけるコミュニティです。そこでは平日毎日、地方移住に関する様々なトピックを配信しています。

見逃した方に向けて、先週のトピックを振り返ります。

— 3月1日から地方移住クリップが始まって、現在参加人数が500人に迫っています。

日々少しずつ増えていることからも、地方移住への関心の高さがうかがえますね。毎日の投稿への反応もいただいています。

— やはりコロナ禍の影響が大きいのでしょうか。

そうですね。いますぐ移住したいという意欲の方も増えているというデータがありますね。これについては今後取り上げていきたいと思っています。

静岡県が人気の地方移住地へ

ニュース記事:「在宅勤務に」「出社なら新幹線で」…アクセスいい人気の最も移住したい地方都市

— 冒頭の会話に関係しますが、地方移住を支援するNPO法人「ふるさと回帰支援センター」が移住先希望地アンケートで、静岡県が初のトップになりました。

新型コロナウイルスでの社会変化が大きな影響を与えた結果が出た印象です。ニュースの記載にもありますが、働き方の変化で、テレワークが増えたことで首都圏に近いところで暮らしを考え直すという方が増えているのでしょう。

— 完全にリモートワークというところはまだ多くなく、リモートと実際の出社のハイブリッドが多い中ですから、新幹線等の交通手段で移動しやすいというのがポイントになっているんですね。

そうですね。会社にやっては月に1度の出社に関しては交通費を全額出すというところもあり、私の知り合いは大分県に移住したそうです。月に1度の出社は飛行機で、その費用も勝ち取ったと言っていました。

クリエイティブ職の地方移住も加速中

ニュース記事:加速するマーケターたちの移住 北海道・美瑛町から佐藤達郎氏がプチ移住を実体験レポート!

— 地方移住への関心が高まるにつれて、どんな人が移住をしているのかという話も目にするようになってきました。

そうですね。従来は地方移住をした人というのは、地域活性化に興味があるというアクティブな層か、セミリタイアして地方暮らしという方が多いという印象だったわけですが、その具体的な姿がどんどん出てきていますね。

— クリエイティブ職も地方移住が増えているというのは意外です。東京だからこそ、みたいなところがありそうじゃないですか。

実はそうでもなくなっている印象がありますね。クリエイティブの質を上げるために地方移住を考えるという方も増えています。クリエイターとしてアイデアの質を上げたり、暮らしを丁寧にしていくというモチベーションがある方が増えているように思います。

— なるほど。生活に根ざしたクリエイティブが求められるようになっているのでしょうか。

そこまで大げさなものではないかもしれませんが、刺激がたくさんあると思っていた東京という環境こそがコモディティ化してしまい、どこにいっても何かのコピーという状況になってしまっている面も影響しているのかもしれません。

地方移住することで、不便さをはじめとしてマイナスな面も含めて、東京とは異なる複雑性の中に身を置くことで得るものがあるのではないでしょうか。

3月の地方移住”ホンネ”サロンは北海道・下川町

移住して持続可能な町に無くてはならない人になった2つのストーリーが聞けるオンラインセミナー【地方移住”ホンネ”サロン】北海道下川町編~3/25(木)20:00~

— 地方移住クリップの定期イベントである「地方移住”ホンネ”サロン」が開催されます。今回は、北海道下川町の地方移住経験者のおふたりをお招きします。

北海道の下川町が人口3000人程度の町なのですが、SDGsであったり、環境都市であったりで注目されている地域ですね。「持続可能なまちづくり」のモデルのようなところです。

— 北海道への移住というと、どんな生活なのか想像もつきません。

そうですよね。四季を通じてどんな感じなのかとか、仕事はどういったものがあるのかなど、北海道の広大なイメージを、暮らすところとして捉えるためには、リアルな話を聞きたいですよね。

— 実際の移住経験者がゲストということもあり、質問できるのも大きなメリットになりそうです。

はい。地方移住においては、正解というものがあるわけではなく、最終的には個別の正解があるだけなんですよね。しかし一方で、移住のリアルがわからないからこそ、正解を求めてしまうという心理もあると思います。

だからこそ、経験者にどう考えたのか、どう動いたのかということを聞いて参考にするのが良いと思いますね。

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