地域おこし協力隊は、都市から地方に移住し、​その土地で様々な地域協力活動を行いながら定住・定着を図ることを目指した総務省の制度で、多くの自治体が制度を活用しています。
下川町でも積極的に制度を活用し、現在6名の方が地域おこし協力隊として活動していますが、一概に協力隊といってもその活動内容は多岐にわたります。

例えば、起業することを目的とした地域おこし協力隊である「シモカワベアーズ」や、地域の教育に取り組む 「教育コーディネーター」、小中学校でPCを活用した授業の支援を行う「ICT支援員」など、様々な分野で活躍しています。

今回の報告会はそんな下川町の地域おこし協力隊が、今どのような活動をしているのかや、事業にかける想いを多くの方に 知っていただくオープンな場です。オンライン&オフライン同時開催にて行います!

そもそも、下川町ってどんな町?

概要

下川町の規模は東京23区と同程度で9割が森で占められています。
基幹産業は林業・林産業・農業・酪農です。

3,200人という少ない人口の8割が半径1kmの市街地に暮らしており、その範囲に主要な施設やスーパー・飲食店がそろっていて、不便のない暮らしを送ることができます。普段は車を使わずに暮らすことも可能。

また、町民同士もすぐに歩いて遊びに行ける距離に住んでいるので、飲みに行っても終電や終バスを気にせず盛り上がることも多いです。

季節・自然を楽しむ町民性や、移住者が多く新しい挑戦に寛容な町の雰囲気も相まって、町民同士が仲良く、半年前に移住してきた私も「大人になっても友達ができるんだな」と実感しています。

また、スキージャンプ競技の一流選手を多く輩出し、先般引退した岡部孝信選手を初め、伊東大貴選手、伊藤有希選手、そしてレジェンド葛西紀明選手の出身地。
町内に無料のスキー場や、スキージャンプ場もあり、町外から「スキージャンプ留学」に来る学生もいます。

どんな暮らしができるの?

4m下まで見える名寄川上流。釣りや川遊びで遊びます。

春(4~5月)ー
雪が完全にとけるのはGW前。町民が自由に入れる森がいくつもあるから、雪が残る森に入っては山菜を採り、山菜パーティをしたり、家の庭ではジンギスカンが始まります。どこからともなくジンギスカンのいい香りが漂ってくると「お!ジンギスカンだな。うちらもやろうか!」となるのがこの季節。

夏(6~8月)ー
暑い日は+30℃まで上がりますが湿度が低くカラっとしていて、窓をあければクーラーはいりません。春から夏にかけて天気は多少不安定ですが、梅雨はないので住宅も傷みにくく洗濯物が翌日まで乾かないことはごく稀にしかありません。町内を流れる名寄川で魚釣りや遊ぶにはもってこいの季節です!

冬は空気中や地面が太陽/月明かりに照らされ、ふわふわの雪で光ります。

秋(9~10月)ー
日本でほぼ最初の紅葉がみられます。森にはきれいに乾燥したドライフラワーが落ちているから、家にお持ち帰りして飾るのも乙です。キノコも豊富なので、秋の味覚には事欠きません。台風は滅多に来ないから、安心してキャンプなどのアウトドアが楽しめます。

冬(11~3月)ー
年に1度ほど-30℃まで冷え込むことがあります。1~2月の厳寒期の積雪は少ないため、雪かきや車の運転も、初心者でも問題ないという声も聞きます。日本一の雪質ともいわれるふわふわキラキラの雪で、ウインタースポーツはもちろんのこと、近年は自作の雪板(雪の上のサーフィン)で雪原を滑る遊びが流行っています。家の中は分厚い断熱材で覆われているから、ぽかぽか快適です!冬を待ちに待っている町民も数多くいます。

どんな地域おこし協力隊が活動してるの?

下川町には7名の地域おこし協力隊が活動しています。

そのうち、6名が登壇してどのような活動をしているか、頑張っていることや困っていることなどを発表します。

下川町民に対しての報告会がメインになるので、オンライン・オフライン同時開催ですが、
その分、リアルな声も聞けるイベントです。

登壇者:起業型地域おこし協力隊「シモカワベアーズ」

「シモカワベアーズ」は、起業することをミッションとした地域おこし協力隊です。
「スキを仕事に」を切り口に、やりたいことをカタチにしようとする起業家を募集しており、今年で5年目になります。
現在3名がシモカワベアーズとして活動しています。どれもワクワクするような事業ばかりです。

▼塚本あずささん(写真右)

2019年度ベアーズに着任。イギリスでアロマセラピーの資格を取り、帰国後は表参道のリラクゼーションサロンに勤務。その間に漢方の資格を取得。町の健康サポートのための漢方事業を準備中。

▼大石陽介さん(写真左)

2020年度ベアーズ着任。ファミリーで移住し、しもかわをまるごとフィールドにしたおもてなしの宿、そしてぐるっとつなぐオーダーメイドトリップを組み合わせた事業に向け、絶賛準備中。

▼安部晋平さん(写真中央)

2021年ベアーズ着任。ニュージーランドの映画館で働きながら、運営方法を学び、下川町で映画館を作ることが目標。

登壇者:教育委員会(ミッション型)

▼本間莉恵さん(写真左)

2019年度着任。地域の教育に取り組む 「教育コーディネーター」として小中高校と連携した取り組みを行っている。

▼切岸智紀さん(写真右)

2021年度着任。小中学校でPCを活用した授業の支援を行う「ICT支援員」として活動中

イベント内容

開催概要

日時:7/17(土) 15:30~21:00

開催方法:zoom(下川町民の方はコモレビにて直接聞くこともできます。)

タイムスケジュール

15:30 オープニング・趣旨説明
15:40 起業型地域おこし協力隊:安部さん発表
16:10 起業型地域おこし協力隊:大石さん発表
16:40 休憩
16:45 起業型地域おこし協力隊:塚本さん発表
17:15 ミッション型地域おこし協力隊:本間さん・切岸さん発表
17:45 クロージング

地域おこし協力隊の発表内容

現在の取り組み内容や、事業にかける想い、これからの展望、ご協力をお願いしたいコトなどをお話ししていただきます。ベアーズや協力隊に興味のある方や、コラボしてみたい、など考えている方はぜひお越しください。
また、「シモカワベアーズ」については、今年度も募集予定ですので、ベアーズの活動がどんなものか知りたい方、応募を検討している方もぜひご参加ください。

こんな方にオススメ

・シモカワベアーズ・協力隊の活動に興味がある

・2022年度のシモカワベアーズに応募したい

・下川町のことが知りたい

・地域おこし協力隊の活動はどんなことをやるか知りたい

・シモカワベアーズや、協力隊とコラボしてみたい

参加方法

以下より参加申し込みいただいた方へ、参加URLをご連絡いたします。