和歌山県が、2018年4月から企画している起業・就農、就労の体験プログラムが
利用者が希望する事業者のもとで「しごと」を体験しながら、
周辺地域の先輩移住者や地域住民の方との交流を通じて「くらし」の体験を行い、
移住後の生活をイメージすることができます。体験費は無料です。その“体験先”をご紹介します。
和歌山県漁業協同組合連合会
事業者名:和歌山県漁業協同組合連合会 住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地7丁目12 事業内容:勝浦地方卸売市場運営の他、漁業資材、鮮魚などの販売
メッセージ
那智勝浦町にある勝浦港は、はえ縄漁法による生マグロの水揚げ日本一の漁港です。
「生マグロ」とは、加熱していないマグロではなく、水揚げされてから一度も凍らせていないマグロを指します。水分やうま味成分が素材外に出ないため、しっとりとした食感と濃厚なうま味が味わえるのが特徴です。
和歌山県漁業協同組合連合会(漁連)は、漁業を支える立場として、市場運営の他、指導事業(環境保全、資源管理型漁業の推進)、購買事業(燃油、漁業資材などの販売)、販売事業(鮮魚などの販売)に取り組んでいます。
今回体験できる内容
勝浦漁港では、脂がのった品質の良いまぐろが、市場が休みとなる土曜日を除きほぼ毎日水揚げされます。最も多いのは12~5月前後とのこと。水揚げされるのはクロマグロ、メバチマグロ、キハダマグロ、ビンナガマグロ(トンボ)の4種類。
当日は、午前5時に市場に来てもらい、市場責任者太田さんと共に、市場の仕事をお手伝いしていただきます。
入札は、午前7時から始まり、水揚げされたまぐろがなくなるまで行われますが、すべての仕事はお昼前に完了する予定です。
仕事のこだわり
50社ほどの仲卸業者によって行われる「入札」は取引の重要なハイライト。
仲卸業者は、競りにかけられた魚の品質を瞬時に判断して、屋号と魚体番号、1kgあたりの希望購入価格を札に書きこみ、市場の担当者に渡します。そこで最高価格をつけた業者がそのマグロを競り落とすことができるしくみです。
みんな、より良い品を、より安く買いつけることを目指しているため、入札はまさに真剣勝負。その場所を取り仕切るのが漁連の大切な仕事です。
補足事項
宿 泊 場 所 :Why Kumano
宿泊先住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地5丁目1−3 2F
その他:紀伊勝浦駅前のため公共交通機関での参加も可能です。
体験経費
参加費:無料
宿泊費:4,000円/泊
※5,000円/泊まで補助あり。初回の体験のみ適用
食費:実費負担
交通費(自宅~集合場所):実費負担