牟岐町の地域おこし協力隊・石橋山河さん

2021年、地域おこし協力隊として東京から徳島県南部『みなみ阿波』の牟岐町に単身移住してきた一人の青年がいます。現在27歳の石橋山河さんは、東京育ちの都会っ子ですが、テレビ番組の『ザ!鉄腕!DASH!!』を見て田舎暮らしにずっと憧れを持っていたのだそう。

「子どもの頃によくキャンプに連れていってもらっていたのもあって、自然が好きだったんですよね。それと『鉄腕ダッシュ』の影響もあって、いつかは田舎暮らしをしたいと思っていたんです。でも都会での社会経験もしたかったので、大学卒業後はとりあえず東京の広告代理店に就職しました」

就職活動をしていたときから、地域おこし協力隊の制度は知っていたという石橋さん。東京での就職後も、田舎への移住のために地域おこし協力隊の募集情報を調べていた、といいます。

釣りができる移住地を探して牟岐町へ

「大学のときに友だちと海釣りにいって、初めてルアーフィッシングをしたんですよ。そのときに、すごく大きな魚がかかったのですが、ラインが切れてバラしてしまったんですよ。『逃がした魚は大きい』っていうやつですが、それが悔しくて、そこから釣りにはまっていきました」

釣りが趣味だったことから、地域おこし協力隊として移住するなら釣りができる場所がいい、ということで縁もゆかりも無かった牟岐町に辿り着いたのだそうです。

今では仕事前の早朝に釣りをして、昼休みにも軽く釣りをして、仕事終わりにまた釣りをするという、釣り好きの人には羨ましすぎる田舎暮らしを満喫している石橋さん。

「単純に釣りができる場所というと他にもあったのですが、牟岐町の地域おこし協力隊の仕事内容が僕にぴったりだったんですよね。『みなみ阿波観光局』での勤務で、主な業務はYouTubeチャンネル『みぎアゲTV』にアップする観光ネタの動画制作でした。僕も東京時代から釣りネタのYouTubeチャンネル『チャンネルさんくん』をやっていて、動画編集は好きだったので、釣りの面でも仕事の面でも牟岐町への移住がベストな選択肢だったんです」

『みぎアゲTV』の動画では、観光ツアーの動画や、海・山・川のアクティビティの動画など、様々なコンテンツを撮影し、編集までこなしています。ときには石橋さん自身が動画の出演者となることも。それらの動画を見るだけで牟岐町での田舎暮らしのとっても楽しそうな雰囲気が伝わってきます。

牟岐町には自分のやりたいことがありすぎて時間が足りない

そんな石橋さんは、牟岐町の良さをこう話します。

「海と山と川の距離が近いのが僕にとってはすごく良いことです。海釣りができるのはもちろんですが、暑い時期には山にいって渓流釣りもできますから。最近はサーフィンにもはまっています。他にも、近くの離島に行って磯釣りをしたりスキンダイビングをしたり。牟岐町には僕のやりたいことがありすぎて、時間が足りないんですよね(笑)」

また、石橋さんが東京で釣りをしていたときはただ釣るだけで魚を食べてはいなかったそうですが、牟岐町に移住して、食事もかなり変わったようです。

「東京時代は川でシーバス釣りをしたりしていましたが、あまり水がきれいでなかったこともあって、釣った魚を食べたりはしていませんでした。でも牟岐町に移住した今では、自分が釣った魚を晩ごはんで食べるのが最高の楽しみです。それと、仕事や釣りから帰ってくると、家のポストに野菜が入っていたりするんですよ。それも美味しくいただいて、僕も釣ってきた魚をご近所さんに配ったりしています」

東京では考えられない近所付き合いも、田舎暮らしならでは魅力のひとつですね。
そして最後に石橋さんから、田舎への移住を検討している同年代の人への一言メッセージ。

「牟岐町で一緒に釣りとサーフィンをしましょう!」


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