2019年6月29日、日本各地で活動する地域おこし協力隊の経験やノウハウを共有する目的で、全国9箇所をオンラインで結んだ初のカンファレンス「全国よりあい」が開催され、全部でおよそ150名の地域おこし協力隊員が参加しました。

「自分の活動している地域をなんとかしたい。」日々、そうした思いで活動する全国で約5,000人の地域おこし協力隊員にとって、他の地域ではどういう課題でどう取り組んでいるかを知ることは大変重要です。この情報共有については、これまでも様々な取り組みが行われ、試行錯誤が続いて来ました。

宮崎県日南市の地域おこし協力隊員でもある杉本恭佑さんを中心とするチームは、その経験から、地域おこし協力隊の課題を大きく2つの点で捉えています。
ひとつは、その活動や経験・ノウハウの共有が、まだまだ十分ではないということ。もう一つは、隊員を迎える自治体側の受け入れ体制によって、そのパフォーマンスが大きく変わってくるということです。
こうした課題を、20代の若い感性と高い問題意識で真正面から捉え、隊員同士や、隊員と自治体の架け橋になろうという志で始まったのが、この「全国よりあい」でした。(※参考;杉本恭佑さんのnoteより)
その考えから、全国9箇所をオンラインで同時に結んでカンファレンスを実施するというチャレンジを実行。イベントの冒頭で音声の乱れなどのトラブルはあったものの、スタッフの落ち着いた対応でそれも乗り切り、参加者にとっては非常に満足度の高いカンファレンスになりました。

イベントのポイント

  • 全国9箇所を同時に結ぶ、全国初の取り組み
  • 高度でチャレンジングな取り組みを実行する登壇者の質の高さ
  • 地域おこし協力隊が有機的に連携する可能性を強く感じさせた成果

会場の様子

メイン会場は、東京駅にほど近いTRAVEL HUB MIX。全国から集まった地域おこし協力隊員およびそのOBOGを含めて、、およそ30名ほどが集まりました。





会場は雰囲気もよく、居心地いい空間。地域系のイベントにはうってつけでした。




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