いちき串木野市は、鹿児島県の西側にあり、海と山に囲まれた自然豊かな街です。 新鮮なまぐろをはじめ、海の幸を楽しむことができ、農作物も豊かで「食のまち」として注目されています。 温かい気候と地元の人々の暖かさが心地よく、穏やかな生活を求める方にぴったりの場所です。 また、3つのJR駅と、2つの高速インターチェンジがあり、都市部へのアクセスも良好。 歴史と文化が息づくこのまちは、新しい生活を始めるのにも優しい環境が整っています。 そんな、いちき串木野市に移住した方にお話を伺っています。

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2025年4月に家族7人でいちき串木野市に移住した、森満麻里子さんへのインタビュー。

前編では、移住の決め手や子どもたちの学校のことについて伺いました。前編はこちら

後編では、森満家の鹿児島県いちき串木野市での生活についてお話しいただきました。

新鮮な魚が並ぶ直売所や豊富なつけあげは魅力的!ー森満家の食卓事情

「日常の買い物はすべて車移動なので、困ることは全然ないですね」と森満さん。
市内のスーパーはもちろん、隣接する市のスーパーに行くこともあります。
7人分の献立を毎日考えて作るのは大仕事。どうしているのか伺うと――

「ChatGPTを使っています。
人数や予算、嫌いな食べ物を入力すると献立を提案してくれるんですよ。」

と、最新の技術を上手に取り入れているそうです。

また、冷蔵庫も大家族仕様の大型タイプに買い替え、基本的に週1回のまとめ買いでやりくりできているとのこと。買い物の際にはカゴを3つ抱えてレジに並ぶこともあるそうで、「レジの方にちょっと申し訳なくなります(笑)」と買い物中のエピソードを教えてくれました。

700Lの冷蔵庫。7人×1週間分の食材がここにストックされています

スーパーだけでなく、いちき串木野市の物産館に立ち寄ることも。魚が新鮮で安いことや、つけあげの美味しさがお気に入りだそう。
外食はファミリーレストランや全国チェーンのうどん店など、子ども連れでも気軽に入れるお店が中心。鹿児島市内に比べて混雑が少ないため、「入りやすい」と感じているといいます。
さらに、お肉屋さんのお惣菜やお弁当屋さんなどでテイクアウトをして自宅で食べることも。「今日は作りたくない」という日にも、選べるお店があるのは心強く、あと1品欲しいときにもありがたい存在になっています。

子育て世代が気になる“小児科事情”

子育てをしていると気になるのが“医療体制”。
いちき串木野市には小児科専門の病院がなく、小学生くらいであれば一般の内科で診てもらえますが、小さな子どもを育てる家庭にとって小児科は欠かせない存在です。
森満さんは、子どもの体調がすぐれないときには日置市にある「鹿児島こども病院」を利用することもあります。車で30分弱かかりますが、土日も診てもらえるため安心感があるそうです。けれど、大きな発熱等でなければ、近くの耳鼻科や内科を利用しているのだとか。

「幼稚園、学校の耳鼻科担当医の先生が子どもさんの対応がすごくお上手なので、熱がない限りほぼお世話になっています。小児専門医だけでなく、そうしたかかりつけにできる病院を見つけておくことが大切かなと思っています。」と、森満さん。

幼少期の経験から生まれた「専業主婦」という選択

5人のお子さんを育てる森満さんは、「子どもが生まれたら専業主婦でいたい」という気持ちを、ずっと持ち続けていました。その背景には幼少期の経験が大きく影響しています。
「専業主婦の方が多い時代だったように思いますが、母はフルタイムで仕事をしていました。両親共働きだったおかげで受けた恩恵は大きいですが、子どもの頃は正直、寂しさを感じることもありました。 母が『あなたの時に育休を取らなかったことを後悔してるの。育休を取っていれば、あなたの”はじめての瞬間”をもっとそばで見てあげられていたんだろうなって。』その言葉を聞いて、母の分までと言うのもおこがましいんですが、子どもたちが必要としてくれるうちは、近くで子どもたちのことを見ていたいなと思ったんですよね」と経緯を振り返ります。森満さんの近くで、のびのびと元気に過ごしている子どもたちの姿を見ながらこのことばを聞くと、説得力が増しました。
森満さんの夫も家事や子育てに協力的で、育児休暇を取得し、一緒に家事を担った時期もありました。

「献立をChatGPTに作ってもらうアイデアも、実は夫の発案なんです。笑」と森満さん。
お互いの得意なことを活かし合いながら子育てをする、森満さんご夫婦のチームワークが伝わってきます。

もちろん、仕事を続けることで、経済的な安心や子育てとのバランスが取れるという人もいるかと思います。森満さんも経済的な不安は正直あると言いますが、それよりもいまの子どもたち、家族との時間を優先する選択を取りました。
森満家の日常は、子どもたちの声でにぎやかです。

「夜は子どもと一緒に寝落ちして、気づいたら深夜3時に目が覚めて“まあ、いいか”ってそのまま朝まで寝てしまうことも多いですね。笑」
と話しながら笑顔を見せます。“子どもたちのことを一番近くで見守っていて、子どもたちのことが大好き!”そんな気持ちが伝わってくる笑顔でした。

「今朝は6時に起きたよ!」「私の方が早かった」など、子どもたちが次々と自分たちのことを教えてくれて、わちゃわちゃ…。そんな子どもたちに囲まれて、森満さんは本当に幸せそうに見えました。

移住者へのアドバイス

最後に、これからいちき串木野市への移住を考える方に向けて、こんな言葉をいただきました。

「ここでの暮らしは、自然や人の温かさに魅力を感じる人にはとてもおすすめです。
行事などのコミュニティ活動が活発なので、あまりそうした経験のない方は驚くかもしれません。」

森満さんの暮らしぶりからは、大家族ならではの工夫と、田舎ならではのルールや習慣を知ることができました。
森満さんは「これから移住を考える人は、求人やパートの情報、地域のルールやコミュニティ活動などについて情報収集しておくと、より安心かもしれませんね」とアドバイスをくれました。

子どもを育てながら移住をして、移住先の文化に歩み寄る森満さんの姿は、移住を検討している同世代の方にとっても参考になるはずです。