「このままでいいのかな。。」
ふと、そんな言葉が頭をよぎる瞬間はありませんか。毎日はちゃんと回っているし、大きな不満があるわけでもない。それでも、どこかに引っかかるものがある。理由ははっきりしないけれど、確かにそこにある違和感。
※この連載では、「おすそわけでつながる暮らし」を4つの視点から紹介しています
▶ 【この記事】違和感からはじまる
▶ 暮らしは本当に成り立つのか
▶ 暮らしはどうやって形になっていくのか
▶ 暮らしは何で満たされるのか
※気になる回からでも読めます
北海道下川町で移住コーディネーターをしている立花です。
これまで多くの移住検討者の方とお話ししてきましたが、こうした“言葉にならない違和感”を抱えている方は、決して少なくありません。今回ご紹介するのは、そんな感覚に向き合いながら、暮らしを少しずつ変えていった一人の方の記録です。
小さな町で、暮らしを耕してきた人
小峰博之さん。
東京で育ち、ごく普通の少年時代を過ごしました。
学生時代は往復5時間かけて進学校へ通い、その後も新聞配達やマックでアルバイトをしながら、自分の生きる道を探し続けます。そして27年前、たどり着いたのが北海道・下川町でした。移住後は、起業や新聞記者として地域と関わりながら、今は、どさんこ馬とともに暮らしています。生まれながらにして特別な人だったわけではありません。ただ、場所を変え、その土地で、静かに、自分の生き方を耕してきた人です。
「効率」ではなく、「手間」の中にある豊かさ
はじめから理想の暮らしがあったわけではありません。思い通りにいかないことや、うまくいかない日々を重ねながら、少しずつ、自分にとって心地よい暮らしを探していく。その中で見えてきたのが、お金に頼りきらない生活。周囲の人たちとの関係性で回る日常。“効率”ではなく、“手間”の中にある豊かさでした。こうした暮らしは、遠い世界の話ではありません。ただ、外から見ただけでは、その実感まではなかなか伝わらないのも事実です。
実際に移住相談の中でも、「本当に成り立つのだろうか」という声をいただくことは少なくありません。だからこそ、この連載には意味があると感じています。住まい、働き方、食、そして馬との暮らし。ささやかな日々の積み重ねから、「どう生きるか」の輪郭が見えてきます。
これは成功談でも、正解でもありません。ただ、もし今、自分の暮らしに少しでも違和感があるのなら。その感覚を、そのままにしないためのヒントが、きっとこの中にあります。小峰さんの日々は、noteで丁寧に綴られています。一人称は、なんと「拙者」。照れ隠しのようなその語り口の奥には、雪国で生きる覚悟と、暮らしを自分の手に取り戻してきた実践があります。
まずは、はじまりのエピソードから。
EP.1 都市を離れて下川にたどり着くまで
※この連載では、「おすそわけでつながる暮らし」を4つの視点から紹介しています
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