「森のようちえん まるたんぼう」は、園舎を持たない、森の中で活動する幼稚園。
智頭町は鳥取県南東部に位置し町面積の９３％を山林が占める山村です。森での暮らし、子育てのため、智頭町に移住した西村早栄子さん。
西村さんは、その山村の環境をいかした幼児教育に取り組んでいます。
その名は「森のようちえん まるたんぼう」
自然の中で過ごし、豊かな人間性を養う森のようちえん。園舎を持たない幼稚園での子育てを通して、移住してくるみなさんの支援をしています。そして、自分の子どもを入園させたいと全国からここ鳥取にやってきています。
「智頭町に惚れ込んで移住してきた者として、ここが子育ての環境として素晴らしいという気持ちでいるので、同じ思いの方が増えてきているのはすごく嬉しいです。」
日々の活動で心がけていることはありますか？
大人は子どもたちを見守るだけ、という方針です。
子どもたちは、既に「自分で成長していく力」を持っていると信じて、大人が主導したり準備したりするのではなく、基本的に子どもたちが森の中でその時その時に何がしたいか何を思っているか、そういう気持ちに寄り添う保育を行っています。
智頭町内の１４か所の森を毎日移動しながら活動する森のようちえんの子どもたち。大自然の中で育つ子どもたちはどんな変化があるのでしょうか。
森の中での活動は大変なことも多いので、人に対して優しい子が多いです。
「子育てをする上で、手間のかかる生活、少し不便な生活の方が子どもは良く育つのではないかという夫との共通理解もあり、逆に不便さは大歓迎、むしろそれを求めて引っ越してきた。」と嬉しそうに話す西村さん。
「一歩外に出れば、憧れていた森に囲まれた風景があって、その風景が四季折々どんどん美しくなって、そういう環境の中で今、子どもを育てていられる満足感というのは、何物にも代え難い。本当にここに来て良かった・・・その一言です。」
緑豊かなのんびりとした山村の中で、お母さんがリラックスしながら気持ちよく子育てができれば、それは子どもにとってもきっと良い、お母さんにとっても良い子育てにつながるのでは。大人がどういった気持ちで子育てにかかわるかがすごく大事な気がする。と、子育てに対する想いを語ってくださいました。
こういう田舎で子育てしたいなと思われている方へメッセージをお願いします！
思い切って飛び込んでみられることをオススメします！！
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