首都圏からのアクセスも良いことから、東京からの転入者数が増加傾向にある茨城県。2020年度はテレワーク移住の支援を積極的に行い、コロナをきっかけに仕事と暮らしを見つめなおしたいと考える人から注目を集めています。昨年11月・12月には「働く、暮らす」を考える機会を提供する1泊2日のテレワーク体験ツアーを開催し、各自治体の施策として子育て世帯の住宅取得助成金や空き家のリフォーム助成金、テレワーク移住促進助成金など多くの支援も行っています。

特にテレワーク体験ツアーは首都圏在住者の方からの参加が多く、仕事と暮らしについて深く考えるきっかけになったと、盛況に終わりました。自分だけの仕事と暮らしを探しに行くこの旅は、茨城県と市町村が連携して来年度以降も行う予定です。どのような魅力のあるツアーなのか紹介しますので、テレワーク移住を考える方は今後の参考にしてみてください。

茨城県で開催する テレワーク1泊2日体験ツアー

今回のテレワーク体験ツアーは昨年11月、12月に大子町、笠間市と茨城県が連携して開催しました。首都圏からの参加希望者が多く、「働くことや暮らしについて考えなおしたい」「都内の仕事と地方での暮らし両方を実現したい」「地域に根付いた事業を考えてみたい」など、様々な目的を持った方が参加しています。

地方でのテレワークに興味があっても、現地までのアクセスや地域の雰囲気、仕事場所、インターネット環境など、実際に訪れてみないと分からないことも多いのが現状です。体験ツアーでは、地域のテレワーク環境を案内してもらいながら、働く人や実際に移住した方からリアルな声を聞けることが大きな魅力となっています。ここからは大子町、笠間市のツアーをより詳細に紹介いたします。

【大子町】「温泉、食べ物、人の温かさ」都会の喧騒から離れた大自然の中でテレワークと交流を楽しむ

大子町(だいごまち)は、2020年11月12日からの2日間でテレワークツアーを開催しました。これまで大子町では働く場所が少ないことが課題でしたが、テレワークの普及により仕事を持って大子町にきてもらえる可能性が高まったので、今回の取り組みを始めています。

大子町は日本三名瀑の国名勝「袋田の滝」を始め、登山人気の「男体山」、鮎釣りのメッカ「久慈川」、県内唯一の温泉地など自然の多い観光地として人気があります。テレワークができる地域づくりに力を入れることで、より多くの人に来てもらえるようにするため、今回のツアー開催にいたりました。

ツアー当日は、「奥久慈茶の里公園」の茶室で茶道体験とテレワークを実践。オフの時間には駅前商店街散策、「藤田観光りんご園」でのリンゴ狩り、街に暮らす人々との交流、自然を全身で感じることができるEバイクツーリングなど大子町の自然と安定したWi-Fi環境を活かしながら、仕事時間(オン)とリラックス時間(オフ)の両方を充実させる大子町のテレワークツアーを楽しんでもらえました。

宿泊施設は里山の雰囲気の中にあるLahar-Guesthouse(ラーハ・ゲストハウス)。県内有数の温泉地域でもある大子町の温泉を楽しむことができ、Wi-Fi環境も整備された施設で、自然に囲まれながらテレワークに取り組んでもらいました。また、ゲストハウスオーナーや地域おこし協力隊として移住した地元の人たちとのバーベキュー交流会も開催。仕事や町のことなど多くの話題で交流を深め、地域の魅力を存分に満喫できたと参加者からは好評でした。

(引用)
大子町1泊2日テレワークツアーレポート
https://iju-ibaraki.jp/telework_daigo_report/

大子町でツアーを担当した大子町まちづくり課の貝さん、大子町の元地域おこし協力隊の菊池さんはツアーについて「大子町に来るのは初めての方が大半でしたが、自然や食べものはもちろん、地域の人たちが温かく、交流できたのがよかったと言ってもらえました。ツアー後には、3泊4日でワーケーションに来られた方もいましたし、大子町を二つ目の生活や活動の拠点として考えられたら最高ですとの声もいただきました。今後はこれまで以上に町内の交通やテレワーク環境を整備して、多くの人に大子町の魅力を知ってほしいです」と手ごたえと課題の両方を語っています。

【笠間市】笠間の人と自然と文化を満喫!伝統工芸品やアート作品、地域の人の暮らしに触れながらテレワークを実践

笠間市では2020年12月18日からの2日間で開催となりました。茨城県の中央部に位置する笠間市は、日本三大稲荷の一つに数えられる笠間稲荷神社があることでも知られています。また、伝統的工芸品「笠間焼」を代表に芸術が盛んなことから、地域の芸術文化に興味を持った人たちが、例年多く訪れています。

笠間市は県外の人にとって良い意味で敷居が低く、首都圏との二拠点居住や地方移住をされている方が多いことも特徴です。そんな笠間市に興味がある、もしくは既にファンとなっている人たちが、より地域に深く関わってもらえる機会を提供できればという思いから今回のテレワーク体験ツアーの開催にいたりました。

ツアー当日はカフェや工芸品のギャラリーが集まる通り「ギャラリーロード」の一画にある旧ギャラリーをコワーキングとして活用する「OUT WORK IROHA」で笠間市の紹介。その後は自転車でギャラリーロードを走りながらギャラリーで様々な作家の作品を手に取って見たり、カフェでゆっくり楽しんでもらえました。笠間市は笠間焼を始め、工芸品やアート作品が身近なところにあるのが魅力の一つでもあります。笠間の街にはアートがたくさんちりばめられ、ギャラリーも多くてとてもおしゃれと評判です。

また、地元の「磯蔵酒造」や「穂垂ル里山農場」、関東地区初の本格的な滞在型都市農園「笠間クラインガルテン」の見学や「桧佐陶工房」での笠間焼づくり体験で、地域の人たちと交流も楽しんでもらえました。

宿泊施設は関東平野を一望しながら、清潔感と爽やかさのあるテントやキャビンを持つ「ETOWA KASAMA」。Wi-Fi環境完備のテレワークスポットで、ETOWA KASAMAのライトアップを楽しみながら、盛況に終わりました。

(引用)
笠間市1泊2日テレワークツアーレポート記事
https://iju-ibaraki.jp/telework_kasama_report/

笠間市でツアーを担当した笠間市企画政策課 北野さんは、「今回のツアーを通じて、笠間市で一緒に仕事をすることに現実感が湧いたと言ってもらえたことが印象に残っています。改めて笠間の人、芸術文化都市としての魅力は強みであると思いましたので、ギャラリーをコワーキング施設として活用するなど、笠間市ならでの魅力を活かした地域づくりを今後も継続していきたいです」と振り返ってくれました。

首都圏からのワーケーションや2拠点生活、テレワーク移住に興味のある方は茨城県へ

都内からのアクセスが良く、各地域に特色のある茨城県。2020年度はコロナの影響でテレワークツアーが中止になった地域もあったものの、大子町や笠間市でのツアーは無事開催でき、一歩一歩着実に新たな魅力をつくり出しています。2021年度はさらにテレワークにスポットをあてたツアーや施策を進めていく方針とのこと。今後の茨城県に注目です。場所を選ばなくても仕事ができるようになりつつある今の時代、今後の暮らしや働き方について考えるために、テレワーク移住を推進する茨城県に訪れてみてはどうでしょうか?

今後の茨城県テレワーク移住体験ツアーや支援策は、いばらき移住定住ポータルサイト『Re:BARAKI』で情報更新予定

いばらき移住定住ポータルサイト Re:BARAKI
https://iju-ibaraki.jp/