和歌山県移住定住推進課と、全国各地の住民とともに地域の魅力を発掘・発信する合同会社イーストタイムズは、「わかやま暮らし」の発信により、共感者の移住を促す「移住者情報発信力強化プロジェクト」の3年目の取り組みを開始し、7月27日より、9月開講の『ローカル情報発信Lab. in 和歌山 2021』参加者の募集を開始しました。
『ローカル情報発信Lab. in 和歌山』とは、県内のU・Iターン者を中心とする住民の方々が、SNSの情報発信力を身につけ自分の暮らす地域の「わかやま暮らし」の魅力を発信することで、「移住者が移住者を呼ぶ」仕組みをつくる取り組みです。過去2年間で延べ161名のラボ研究生・聴講生が参加しました。今年は、過去2年間好評だった取材体験のフィールドワークに加え、文章・写真・動画といった各発信領域のプロによる指導を受ける3つの専門フォローアップコースをオンラインで用意しました。全カリキュラムがオンラインで受講可能になり、全県から参加ができます。
受講者は、コース終了後もローカル情報発信プラットフォーム「ローカリティ!」のレポーターとして活動でき、継続的な情報発信に繋がります。

●『ローカル情報発信Lab. in 和歌山 2021』お申し込みはこちらから
https://theeasttimes.wixsite.com/lab2021

2年間で延べ161名の移住者らが参加し、「わかやま暮らし」の魅力を発信

「移住者情報発信力強化プロジェクト」は、和歌山県移住定住推進課が令和元年度から行っている事業です。本プロジェクトは、県内のU・Iターン者らを対象に、SNSによる情報発信のスキルを身につけ、地元住民が知る「わかやま暮らし」の魅力の発掘・発信を行なうことで、県内外で和歌山ファンを創出し、関係人口を増加や移住定住に繋げるプロジェクトです。

過去2年の開催で、ラボ参加者は、ローカルの魅力を効果的にSNSで発信する取材の仕方や発信の方法を学び、県内各地で取材体験のフィールドワークを行いました。1年目は和歌山市、田辺市、2年目は、和歌山市、田辺市、紀の川市、海南市、田辺市(本宮)、那智勝浦町で取材体験を行いました。これまで延べ161名が参加し、ラボ修了後も、各自がSNSで情報発信を継続しています。
(昨年度のスクーリングの様子)

オンラインとオフラインを融合したカリキュラムで「わかやま暮らし」のムーブメントを全県、そして県外へ

今年度は、昨年度のコロナ禍での実践を経て、全カリキュラムをオンラインで受講することも可能になりました。このことにより、フィールドワークの現地参加ができない方も含め、全県的な参加が可能になりました。
今年度の「ローカル情報発信Lab.」は、全県の参加者が一堂に会するオンライン開講式から始まり、3回の取材体験フィールドワークを経て、最後に受講生が発掘した「わかやま暮らし」の魅力を、市民の方々に発表するイベント『わかやま魅力Fes.』をラボの集大成として開催します。オンラインの専門フォローアップコースも新たに設置。文章・写真・動画について専門家の指導を受けながらスキルアップができます。
講師は、全国で住民による地域の魅力発掘発信ワークショップを行う合同会社イーストタイムズのメンバー。新聞社、テレビ局、インターネットニュース、雑誌等の報道・メディア記者が、取材の方法や写真の撮り方などをレクチャーします。

【オンライン開講式】
オンライン開講式では、全県から集まった受講生が互いに自己紹介し、「魅力の掘り起こしと取材の仕方」を座学で学びます。
●学べること:SNS時代に効果的なローカルの魅力の発掘発信方法。地域の魅力的な人に取材をする方法。誤報のない校閲方法など。

【取材体験フィールドワーク】
ラボ受講生は、県内各地で、街歩きをしながら、地域の魅力ある人々に取材体験を行います。今年度の取材体験フィールドワークは、9月から11月にかけて和歌山市、湯浅町、橋本市、田辺市、串本町、美浜町で開催し、受講生は毎月1回、自分の希望するフィールドワークに参加します。取材の結果は、フォローアップ担当講師らとともにSNSの投稿に仕上げ、毎回発表します。
●学べること:日常の中での魅力の発掘方法、人の魅力を引き出す取材方法、引き出した魅力を投稿に仕上げる発信方法。

【専門分野別オンラインフォローアップ】
受講者は、ライターコース・写真コース・動画コースから、自分の学びたい分野を選び、オンラインで受講します。専門家の担当講師による約4ヶ月のフォローアップを通して、スキルアップを図ります。

●ライターコース
講師は元テレビ局記者。文章による魅力の発掘・発信のフレームワークおよび取材の仕方、「見出し」の取り方を学び、実践を通した体系的な情報発信手法を学びます。

●写真コース
講師はフォトグラファー。写真の基礎知識から、構図の作り方など、SNSでの発信を前提とした講義を中心に、自分が伝えたいことを写真を通して表現する手法を学びます。

●動画コース
講師は動画クリエイター。動画撮影の基礎知識から、動画ならではの構図の作り方、編集の仕方など、SNSや動画配信サイトでの発信を前提とした映像表現の手法を学びます。

【わかやま魅力Fes.】
ラボの集大成として、受講生もそうでない方々も誰もが参加できる「わかやま暮らし」のフェスティバル。私の大好きな「わかやま暮らし」を語り合おう。受講者の作ったSNS投稿の年間グランプリも決定します!

元報道記者、フォトグラファー、動画製作者など多彩で専門性を持った講師陣

主講師:中野 宏一
合同会社イーストタイムズ代表社員CEO。ローカリティ!発行人兼編集主幹。
東京の全国紙編集部で3年間校閲業務に従事した後、ITベンチャー企業に入社。SNSや「拡散」の専門家として2013年参院選Twitter1,800万件「世論」分析など民間企業、マスメディア、政治に対して分析・助言を行う。2015年イーストタイムズ創業、代表に。Yahoo!系ニュース媒体でも記者として数百万人に読まれるヒット記事を連発。ローカリティ!スクールや、JTB「ローカル魅力発掘発信ワークショップ」講師などを通じ、全国で1,800人以上の市民記者を育成している。

フォローアップ担当講師:森 将太(ライターコース担当)
ローカリティ!編集長。2011年4月NHKに入局。報道記者として、和歌山局・福岡局・京都局で主に災害・科学文化・行政の取材に携わる。

フォローアップ担当講師:佐藤 元樹(写真コース担当)
2011年日本写真芸術専門学校卒業後、フォトグラファーとして、雑誌「経済界」で数々の著名な経営者のインタビューを撮影。

フォローアップ担当講師:相沢 由介(動画コース担当)
ジャーナリストとして、地域の人々やその営みを取材。ドキュメンタリーメディア「インフォーカス」を創刊し、編集長を務める。

ローカル情報発信メディア『ローカリティ!』へのレポーター登録で、カリキュラム終了後も情報発信が継続可能

カリキュラム終了後も情報発信を継続したい受講生は、合同会社イーストタイムズが運営するローカル情報発信メディア『ローカリティ!』のレポーターとして登録することができ、コース終了後もさらなるスキルアップを図りつつ、「わかやま暮らし」の魅力を継続的に発信することができます。
ローカリティ!:https://thelocality.net/

ローカル情報発信Lab. in 和歌山2021 詳細

【受講対象者】
▶ラボ研究生(※20名募集)
・U/Iターンの方が対象
・フィールドワーク第1回~第3回の各回1回ずつ、最低3回以上の参加が必須 ※ただし、オンライン参加/後日の動画聴講も可
・4ヶ月間の各専門コース別オンラインフォローアップ講座の受講および講師による課題添削、個別フォローアップを実施

▶聴講生(※各回10名程度募集)
・U/Iターンの方以外の方も含め対象
・フィールドワークは全6回のうち1回~参加が可能
・4ヶ月間の各専門コース別オンラインフォローアップ講座の聴講のみ可
※定員を上回る応募があった場合は、先着順となります。

【日程】
▶オンライン開講式・座学:「魅力の掘り起こしと取材の仕方」
9月11日(土)14:00〜17:00

▶フィールドワーク「まち歩きで『街の魅力』『人の魅力』を発掘・発信してみよう」
●第1回
田辺市「秋津野ガルテン」
9月25日(土)14:00〜17:00

和歌山市「男女共生推進センター」
9月26日(日)14:00〜17:00

●第2回
湯浅町「湯浅町総合センター」
10月23日(土)14:00〜17:00

串本町「串本町役場(古座分庁舎)」
10月24日(日)14:00〜17:00

●第3回
美浜町「三尾公民館」
11月27日(土)14:00〜17:00

橋本市「高野口地区公民館」
11月28日(日)14:00〜17:00

▶最終回:『わかやま魅力Fes.』(受講生が発掘したわかやま暮らしの魅力発表会)<_strong>
会場:オンライン
2021年12月(予定)

【申込方法】
以下のフォームでお申し込みください。
『ローカル情報発信Lab. in 和歌山 2021』お申し込みはこちらから
https://theeasttimes.wixsite.com/lab2021

【運営事務局・合同会社イーストタイムズについて】
東日本大震災後の東北を報道するため、2015年に元新聞記者らが宮城県仙台市で立ち上げた戦略的な情報発信を行う会社。地域や企業のブランディングやプロモーションを企画・立案・実施し、ファンづくりや関係性構築を行っている。「現場の住民がニュースの書き方を知れば、もっと地域の魅力が発信されるのでは」という仮説のもと、全国の自治体で、誰もが地元の魅力を全国トップの特ダネにする方法を学ぶ、住民参加型ワークショップを開催している。