京都府福知山市は、少子化等により統廃合が進む小学校の利活用を進める目的で、IT企業のTIS株式会社と株式会社博報堂が共同開発した発想支援クラウドサービス「AIブレストスパーク」を利用し、廃校の活用アイデアをAIと考える全国初のワークショップを9月6日(月)・7日(火)に福知山市内で開催します。それに伴い、福知山公立大学生、福知山市職員とともに参加する、廃校への進出可能性のある事業者を募集します。
 本ワークショップは、2021年7月開催「福知山廃校マッチングバスツアー」に続く、京都銀行、京都北都信用金庫との連携による廃校活用の連続事業「廃校リノベーションバージョンアッププログラム」の第2弾です。

■AIブレストスパークとは?
「AIブレストスパーク」とは、株式会社博報堂支援のもと東証一部上場のIT企業であるTIS株式会社が2019年に開発した、発想支援クラウドサービスです。博報堂が実践しているアイデアを生み出すコツをAI(人工知能)に搭載したもので、誰もがそのノウハウを実践できるように設計されており、「言葉をランダムに結合して新しい概念を無数に生成する」「他人アタマで考える」などの機能があります。

■概要 ー地域アイデアワークショップー
〇名称
 「地域アイデアワークショップ」
〇テーマ
 福知山の魅力を発見し、その魅力を高めるためのアイデアを、廃校活用に向けて自由に考える。
〇日時
 1日目:2021年9月6日 (月) 13:00~18:00
 2日目:2021年9月7日 (火) 13:00~18:00
〇会場 
 1日目:市民交流プラザふくちやま 3階 市民交流スペース (福知山市駅前町400)
 2日目:京都銀行 福知山支店 2階 会議室 (福知山市末広町1丁目21)
〇参加者
 廃校への進出可能性のある事業者、福知山公立大学生、福知山市職員
〇プログラム
 1日目:オリエンテーション、座学、グループワーク        ※終了後、宿題あり
 2日目:グループワーク、発表、フィードバック大会、振り返り
〇ファシリテーター
 株式会社博報堂、TIS株式会社、株式会社そもそも
〇主催
 福知山市、株式会社京都銀行
〇協力
 京都北都信用金庫

■参加企業募集 ー地域アイデアワークショップー
【対 象 者】 廃校等への進出可能性のある企業  
【参加条件】1日目と2日目の両日への参加ができること
【定  員】 15名(先着順)               
【参 加 費】無料
【申込方法】 2021年8月31日(火)までに、Email(kankoutiiki@kyotobank.co.jp)
     またはFAX(075-371-9307)にて「京都銀行 公務・地域連携部」までお申し込みください。
      詳しくはURLへ。
【U R L】 https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/soshiki/10/38102.html

■経緯 -京都府福知山市の廃校活用-
 全国的に少子化等により学校の統廃合が進むなか、福知山市では、2012年度から2020年度までに16校が閉校しています。
 福知山市では、民間事業者による廃校の活用を進めており、既に3つの廃校での取り組みが始まりつつあるとともに、昨年度廃校マッチングバスツアーの対象とした2つの廃校も優先交渉権者が決定しており、約1/3となる合計5つの廃校で民間事業者による活用が進んでいます。

■概要 ー取り組みの全体像ー
 福知山市では「公民連携促進に関する連携協定」を締結した地域金融機関2行(京都銀行、京都北都信用金庫)と連携し、2020年度から事業者が参加しやすいバスツアー形式で福知山市の廃校を巡る「福知山廃校マッチングバスツアー」を実施しています。今年度は、前回よりマッチングの確度を高めるため、伴走支援型の「廃校リノベーションバージョンアッププログラム」として実施し、第1弾として「福知山廃校マッチングバスツアー」を7月に実施しました。ツアーには京阪神の事業者を中心に31名の方にご参加いただき、廃校活用につながる意見や意向が確認できました。
 ※第1弾の「福知山廃校マッチングバスツアー」に関する詳細は下記リンクよりご確認いただけます。
  https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000053572.html
 今回の「地域アイデアワークショップ」は第2弾の取り組みとなり、プログラムは第5弾までを予定しています。


バスツアー 冒頭で福知山 市長が挨拶


ツアーの様子