歴史が色濃く残る一方で、新しいカフェや雑貨店も多く、街歩きが楽しいことでも有名な尾道。しかし、目抜き通りである商店街から一歩小路(しょうじ)に入ると、狭い路地ならではの風情が漂っています。秘密めいた空間に飛んでいくような、浮御堂小路に入ってみましょう。

 

とある老舗中華そば店の横を曲がると、浮御堂小路と呼ばれる路地に入ります。

その歴史は古く平安初期。海沿いに水観音が現れたことから、小さなお堂が建てられたそうです。そのお堂が海の中に浮いたように見えたことが、その名の由来だとか。

尾道に残る、一番古い小路とも言われています。中華そばの、おいしそうな匂いが小路まで広がっています。1日では食べきれない「おいしい」がたくさんあるのも、尾道の魅力。

だからきっと、何度も通いたくなるのです。

上を見上げると軒を連ねる家々の屋根。差し込む太陽の位置によって、光の表情が幾度となく変わり、カメラを持って訪ねるのもいいでしょう。

続き(SETOUCHI+記事)はこちら

SETOUCHI+  2022年2月21日
TEXT&PHOTO/大須賀あい 写真提供/尾道商會 奥 忠直