「自然の近くで子どもをのびのびと育てたい。でも、通勤や買い物の便利さも大事にしたい」 「地方移住に憧れるけれど、子育ての現実や家計を考えると、理想だけでは決められない」
そんな子育て世代にとって、移住先選びは「理想と現実のバランス」をどう取るかが最大のテーマです。必要なのは、自然環境の豊かさだけでなく、親の働き方や日々の生活費、子どもの将来の選択肢まで含めて、暮らしの全体像が無理なく描けること。その意味で、鹿児島県いちき串木野市(いちきくしきのし)は、子育て世代にとって非常にバランスの良い「ちょうどいいまち」として注目を集めています。
鹿児島県の西側、東シナ海と霊峰冠岳(かんむりだけ)を含む山々に囲まれた人口約2万5,000人のこのまちは、年間平均気温19.3度と温暖で過ごしやすい気候が特徴です。まぐろの遠洋漁業や「さつまあげ(つけあげ)」発祥の地として知られる「食のまち」でありながら、鹿児島市中心部へのアクセスにも恵まれています。

では、なぜいちき串木野市が、子育て世代の移住先としてこれほどまでに相性が良いのでしょうか。移住者の「リアルな声」も交えながら、その理由を5つに絞ってご紹介します。

理由1 【働き方】鹿児島市へ通いやすく、キャリアを無理なく継続できる利便性

子育て世代の移住において「どこで、どう働くか」は、やはり第一に考えるべき暮らしの根幹を支える問題です。いちき串木野市の大きな魅力は、地方の落ち着いた生活環境を手に入れながら、都市部でのキャリアも無理なく継続できる点にあります。
市内には「市来駅」「神村学園前駅」「串木野駅」の3つのJR駅と、2つの高速道路インターチェンジが存在します。
市来駅から鹿児島中央駅まで約30分
市来ICから鹿児島ICまで約35分
実際に、こちらのインタビューでその経験を伺った上迫田さんは、いちき串木野市から鹿児島市内の中心地・天文館へ通勤されていて、「車で行くより早く、時間が読みやすい」とも語っています。

在住者の平均通勤時間が15.4分というデータが示す通り、市内での移動はもちろん、JRでの鹿児島市内への通勤時間も適度な長さでストレスがなく、動画を見たり勉強や情報収集の時間にしたりと「貴重な自分の時間」にちょうどいいくらいです。賑やかな鹿児島市内で働き、家に帰れば自然豊かな穏やかな環境でゆったり暮らすことができる。生活環境を変えながらも、無理なく仕事を続けつつ、ゆったりとした環境で暮らせるのは、子育て世代にとって大きな安心材料です。

理由2 【お金】「3つの無償化」や最大300万円の補助金などの手厚い支援

移住の検討で必ず壁になるのが「お金」のこと。いちき串木野市は、住まいと日常の育児コストの両面から、家計を強力にバックアップする制度が具体的に整っています。
まず、日々の生活を支えるのが【3つの無償化】です。


・市内小中学校の給食が無償
・子どもの医療費が18歳まで無償
・0歳から5歳までの保育料が完全無償

毎月の固定費がこれだけ抑えられるのは、生活設計において絶大なメリットです。また、出産時には「未来の宝子育て支援金」として最大10万円の祝金も支給されます。

さらに「住まい」の支援も圧倒的です。市内で住宅を新築・取得する場合、最大300万円を支給する「定住促進補助制度」を用意。また、18歳以下の子どもがいる世帯を対象とした「定住促進子育て団地」では家賃の減額助成も行われており、初期費用からランニングコストまで手厚いサポートが受けられます。

理由3 【安心】充実の保育施設と、小児科事情のリアル

子育てで本当に心強いのは「困ったときに頼れる場所や人がいること」です。 市内には認可保育施設等が9ヶ所(保育園7、認定こども園2)あり、受け入れ体制が整っています。また、年齢別に分かれた「子育て支援センター」では、月齢の近いママ友と悩みを共有でき、孤独になりがちな育児を地域全体で見守る風土があります。

一方で、子育て中の家族が気になるのが、やはり”医療体制”。 実は、いちき串木野市内には小児科専門の病院がありません。しかしこちらの記事にあるように、先輩移住者たちはこの環境を上手に乗り越えています。

小さな子どもの急な体調不良や休日の対応は、車で30分弱の隣市(日置市・薩摩川内市)にある「小児科専門医」を利用し、日常的な風邪などは、子どもの対応に慣れた市内の耳鼻科や内科を「かかりつけ医」にする。
このように、「どんなときに、どこを頼ればいいか」という具体的な解決策を知っておくことで、移住後の不安を大きく減らすことができます。

理由4 【体験】「庭が海」の日常の自然が、たくましい子どもを育てる

いちき串木野市では、自然が“休日にわざわざ行くレジャー”ではなく、日常の延長線上にあります。
海沿いの羽島(はしま)地区に移住したご家庭の日常は、まさに驚きの連続です。家の前にある船着き場が遊び場で、子どもたちは服のまま海へダイブ。自分でアジやカマスを釣り上げ、それがその日の夕食に並びます。温暖な気候を活かし、庭でバナナを育てて収穫するという南国のような暮らしも夢ではありません。
また、夏に『海辺で遊ぼう』という授業があり、釣り竿を持って海と親しむ時間を過ごす小学校もあります。自然が「見るもの」ではなく、「遊ぶもの」「学ぶもの」「食べるもの」として生活に溶け込んでいる環境は、子どもたちの好奇心を刺激し、一生モノの豊かな原体験となります。

また近所のスーパーに行けば、安くて新鮮な地元産の魚や特産品が並び、「食のまち」ならではの恩恵を毎日受けられるのも嬉しいポイントです。海に面した自然豊かな地域だからこその、豊かな食生活は、育ち盛りの子どもたちにとってもかけがえのない環境だといえるでしょう。

理由5 【教育】英語教育から奨学金まで。子どもたちの未来をサポート

子育て世代の移住は、今の暮らしだけでなく、子どもたちが成長した「その先」の選択肢も重要です。
いちき串木野市は、かつて薩摩藩の留学生(薩摩スチューデント)が英国へ旅立った歴史的背景から、「英語のまちづくり」に力を入れています。小中学生を対象に、英検受験料の補助や、マンツーマンのオンライン英会話を実施し、世界に目を向ける教育環境を整備。 また、生後6ヶ月を迎える子どもに絵本をプレゼントする「ブックスタート」など、幼少期から感性を磨く取り組みも行われています。
さらに注目すべきは、「薩摩スチューデント奨学プログラム」です。これは、市で育った子どもたちが勉学に励み、将来いちき串木野市に戻って活躍することを後押しする制度で、子どもの進学費用の不安を和らげてくれます。 またスポーツ面でも、サッカーや野球で全国大会に出場する強豪校(神村学園など)や地域のクラブ活動が盛んで、子どもの個性や才能を伸ばす土壌がしっかり整っています。

まずは「お試し住宅」で、現地の空気を体感してみませんか?

通勤の利便性、住宅や家計を支える強力な制度、待機児童ゼロの安心感、海と山に囲まれた日常、そして将来の教育サポート。いちき串木野市には、便利さだけでも、自然だけでもない、「子育て世代の現実」に必要な要素がバランスよく揃っています。
「子どもにどんな環境で育ってほしいか」 「自分たちはどんな働き方、暮らし方をしたいか」
そう考え始めたとき、いちき串木野市は間違いなく有力な候補になるはずです。 少しでも興味を持たれた方は、まずは現地の空気を体感してみることをおすすめします。市では、移住検討者向けに1泊2,000円から利用できる「お試し住宅」を用意しています。市街地の暮らしを体験できる施設と、海のすぐ近くの施設の2種類から選ぶことができます。

まちの空気、人の温かさ、そしてスーパーに並ぶ魚の安さを、ぜひその目で確かめてみてください。 詳しい支援制度や住まいの情報、お試し住宅の申し込みについては、移住ポータルサイト「いちきくしきのい〜くらしナビ」をぜひチェックしてみてください。