【大分の窓】ぼくたちはどこで生きるか
「地方」という言葉は一体いつからあるのだろうか。 ぼくは、「地方」は政治の言葉であって、ぼくらの言葉ではないと思う。 [...]
「地方」という言葉は一体いつからあるのだろうか。 ぼくは、「地方」は政治の言葉であって、ぼくらの言葉ではないと思う。 [...]
人間には記述できる情報と記述できない情報があって、その見分けは結構むずかしい。 例えば自転車。初めて自転車に乗る人が自転車の乗り方の説明書などをつぶさに読み込んだとしてもいきなり乗りこなすことはまずできないだろう。 [...]
大分はのどかな街だ。 東京やニューヨークなどの巨大な都市と比べて人口もずっと少なく、当然人口密度も小さい。だから街を歩いていて、時間の流れがゆったりしていると感じる。 [...]
2017年の秋。ぼくの乗っている飛行機は、シャルル・ド・ゴール空港に降り立った。まだ夜が明ける前だった。 パリへ行くことを決めたのは1ヶ月前、大分の屋根裏というバーで。ぼくと、女の子と、カモシカ書店の岩尾さんと3人で並んでカウンターに座っていた。岩尾さんはぼくに投げかける。「きみにはいま、なにがある?」ひどく頭を抱えてしまった。お金もない、地位もない、名誉もない。だとしたら、いま、隣りに座っている女の子と一緒にパリへ行く決断しか残っていない。女の子は自らの夢に近づくため、パリへ行くと決めていた。ぼくとその女の子は、一緒に長い時間を共有していたから、しばらく2人が会えないことがどういうことか、ぼくはわかっていた。 [...]
「あれ、今日ズッキュンで来てないんだ。」 1人でいる時や、他の友達と遊びに行っている時、よくこうやって言われるようになった。ありがたいことに、ズッキュンゴリラの活動を認知してもらえるようになって来て、嬉しいな。でもね、なんかモヤモヤしてるんだ。 [...]
どの街にも、きっと猫はいる。猫は人間ばかりいる街に生きている、(自然状態に比べると)数少ない動物のひとつだ。 都市やその郊外といった場所で、多くの人は時計に象徴される客観的かつ均質的な時間を生きている。○○時に出勤(登校)する。これからの予定表がある。○○時に誰かと会う(授業を受ける)。○○時から○○時まで休憩し、○○時に退勤(下校)する。そういったことだ。 [...]
「故郷」という文字を目にしたり、言葉を耳にしたりしたとき、あなたがいちばん最初に思い浮かべる場所や人、物はなんだろうか。 ぼくは大分市で生まれ育った。小学校中学校高校と、いずれも家から10分15分の距離。行くと必ず誰かに会うファストフード店やファミレス。ぼくはいまのところ、人生のほとんどをそれらの場所で過ごしたことになるが、「ここが故郷だ」という意識はあまりない。 [...]
2020年2月9日(日)13時より、大分県庁新館において、『関係人口サミットin大分』が開催されました。(このサミットは、2018年度から大分県事業として行っている関係人口創出型広報事業「大分で会いましょう。」プロジェクトの一環として開催されました。) サミット当日には、大分県内をはじめ全国から、定員をはるかに超える約200人もの方が来場。「関係人口」に関わる活動や研究を行う8名の登壇者を中心に、それぞれの体験や想いを語りながら、‟関係人口”について多くのヒントやキーワード、具体例を話し合う場となりました。 [...]
くわしくはこちら。 佐伯市観光協会のオフィシャルサイトです。 [...]
大分市中心部という街に「住んで」いる1人の若者として、「街」との出会いや、それからの変化について書きたいと思う。 高校を卒業してから、アルバイトをしている書店が市街地にあることもあって、僕は街(大分市中心部)によく出かけるようになった。 [...]